ペットで飼うことができる鳥といっても、実にたくさんの品種がペットとして飼われていますが、一言で鳥と言っても、小さな鳥から大きな鳥まで、バラエティに富んだ品種を選べるのも、鳥の魅力のひとつです。今回はその中でも比較的メジャーな鳥達にスポットを当てて見たいと思います。
人気の文鳥
日本ではおなじみとなっている文鳥。
かわいらしい姿と、飼いやすいサイズであることから、鳥かごも極端に大きなサイズでなくとも飼育することができ、また、鳴き声もそれほど大きくなく、マンション等でも気にすること無く飼育する事ができます。
カラーバリエーションも美しく、また比較的安価に手に入る事もポイントです。ポピュラーな「桜文鳥」や「白文鳥」、少し珍しいカラーでは「シナモン」や「シルバー」といったカラーが販売されています。価格はおおよそ2000円〜10,000円といったところです。
実は他にもカラーは存在するのですが、高価なうえ、販売されているのもあまり見かけることは無いでしょう。
また、文鳥が飼いやすい理由に、比較的丈夫である事も挙げられます。もちろん、ヒナ鳥は気を使って飼育する必要がありますが、成鳥になれば体も丈夫になり、非常に美しい姿に変化していきます。
セキセイインコは王道
セキセイインコの人気の理由は、
- カラーバリエーション
- 可愛らしい容姿
- 比較的安価で手に入る鳥
ということで、ペットの鳥の王道に君臨し続けている品種です。
セキセイインコは体も丈夫な鳥なので、初心者の方にも飼いやすい鳥でもあります。また、ヒナ鳥からも育てやすく、また手乗りにすることも容易です。そして、オス鳥に限られますが、セキセイインコの醍醐味と言えばおしゃべりをするということではないでしょうか。
また、豊富なカラーバリエーションも魅力です。
実に、5,000品種にも及ぶカラー・品種が存在するセキセイインコ。
これだけの種類がいるセキセイインコなので、必ずと言っていいほどお気に入りのセキセイインコを見つけられるでしょう。
コザクラインコ
平均の体重は約50g〜60gほどで、体長も15cm程度と、意外とセキセイインコよりも重く、体つきもガッチリしているのが特徴のコザクラインコ。
中型の鳥としてもおすすめです。
参考⇒中型の鳥をペットとして飼うなら?【コザクラインコやボタンインコ!】
「ラブバード」の愛称でも知られていますが、コザクラインコはパートナーと認めると、非常にべったりとくっついてくるインコで、片時も離れたくないといったように、パートナーに対して愛情を注ぐ鳥なんです。
自分がパートナーと認めれば、人間だろうと関係はなく、無償の愛情を注いでくるのです。
ラブバードの異名をもつ理由も、こういった性格のためから来ているわけですが、逆にパートナーを見つけると、他の相手には無関心。そのため、初めは1羽で飼っていて、飼い主にべったりだったはずが、もう1羽増えたことで、そちらとラブラブになってしまい、飼い主は置き去り・・なんてことも。
一見するとコロンとした体で、見た目もセキセイインコ程度に見えますが、コザクラインコは中型インコに分けられ、手に乗せてみるとセキセイインコよりもずっしりとしてることがわかります。
このように、コザクラインコは非常に慣れる鳥なので、初心者の方にも飼いやすい鳥でもあるでしょう。
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オカメインコも人気!
セキセイインコと同じく、オーストラリアを原産国にもつオカメインコ。
体も大きめなので大型の鳥と見られそうですが、意外に中型に分類されます。
特にイメージが強いのは、オカメインコ独特のほっぺたの赤丸が印象的では無いでしょうか。チークを付けたようなほっぺたが可愛らしいと、昔から大人気の鳥でもあります。
飼育するには若干コツが必要となり、中級者向けの鳥と言えるでしょう。
性格も非常に慣れやすい鳥で、飼い主に対しても愛情を注いでくれ、飼い主に対して様々な欲求や意思表示をしてくれます。
大型の鳥といえばヨウム
大型のインコで知られるヨウム。
参考⇒ペットとして飼える大型の鳥の種類は?【ヨウムやキバタンなど!】
体重もおおよそ400g〜500gほど、体長は30cm前後ほどのサイズになります。
また、小型・中型の鳥達に比べて、圧倒的に寿命が長いのも大型の鳥達の特徴です。
このヨウムの寿命も約50年とも言われ、ヨウムを迎え入れる際にはかなり長期間の飼育が必要となり、飼い主の身辺などもしっかりと整える必要があるでしょう。
しかし、ヨウムを始めとする大型の鳥を飼育するのには、
- 寿命の長さ
- 鳴き声の大きさ
- 食費
など、小型・中型の鳥達と比較すると、ややハードルも高くなります。
ペットで飼える鳥の種類とは?【大きさによって飼育が違う!】のまとめ
鳥は大きさはもとより、その容姿もバラエティに富んでいるので、必ずと言っていいほど好みの種類が見つかることでしょう。
カラーも地味めなカラーの鳥もいれば、カラフルな鳥もいます。
色々な鳥の種類を知ることで、自分に合った鳥はかならずいるはずです。
大型の鳥になると、気軽に飼えるというわけではありませんが、環境が整ってさえいれば飼えないこともありません。
また、長い期間、パートナーとして一緒に暮らしていけるので、しっかりとその鳥の特徴や、自然界での生活の様子を勉強するようにし、出来る限り自宅内で、ストレスの溜まらないような生活を送ってもらうようにしましょう。
犬や猫のようにコミュニケーションが取れないと思うのは大間違いです。鳥は非常に愛情深く、また飼い主の事を観察し、順応しようとする生き物です。必ずやあなたの良きパートナーとなることでしょう。気になる鳥がいるのならば、ぜひとも家族に迎え入れてみてはいかがでしょうか。
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