中型の鳥をペットとして飼育できる種類は様々ありますが、どのような鳥が人気なのでしょうか?中型の鳥として根強い人気のボタンインコやコザクラインコ、定番のオカメインコ、そしてアキクサインコなどがあります。

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べったりと触れ合いたいなら「コザクラインコ」

コザクラインコは、「ラブバード」とも呼ばれる、とても愛情深いインコで知られています。

一見するとコロンとした体で、見た目もセキセイインコ程度に見えますが、コザクラインコは中型インコに分けられます。

平均の体重は約50g〜60gほどで、体長も15cm程度と、意外とセキセイインコよりも重く、体つきもガッチリしているのが特徴です。

コザクラインコの人気の理由は、なんといってもその性格にあります。

コザクラインコはパートナーと認めると、非常にべったりとくっついてくるインコで、片時も離れたくないといったように、パートナーに対して愛情を注ぐ鳥なんです。

パートナーとなる相手には、コザクラインコだろうと、人間だろうと関係はありません。

自分がパートナーと認めれば、無償の愛情を注いでくるのです。

ラブバードの異名をもつ理由も、こういった性格のためから来ているわけですが、逆にパートナーを見つけると、他の相手には無関心。そのため、初めは1羽で飼っていて、飼い主にべったりだったはずが、もう1羽増えたことで、そちらとラブラブになってしまい、飼い主は置き去り・・なんてことも。

非常に慣れる鳥なので、初心者の方にも飼いやすい鳥でもあるでしょう。

根強い人気の「ボタンインコ」

ぱっと見はコザクラインコに似ていますが、特徴でもある「目」の周りのリングが印象的な、ボタンインコ。

大きさもコザクラインコと似ていますが、若干ボタンインコの方が小さめです。このボタンインコも、コザクラインコ同様にラブバードの異名を持っており、パートナーに対しては非常に愛情深いインコで知られます。

比較対象とされるコザクラインコとの違いですが、目のリングの他にも、コザクラインコは好奇心旺盛なのに対し、ボタンインコはやや神経質の子が多いようです。しかし、しっかりと慣れさせることで、飼い主大好きな鳥になり、非常に懐いてくれます。

神経質な性格からか、怖い思いをしたり気に入らない事があると、大きなくちばしで攻撃することもありますが、ゆっくりと懐かせていくことで、やがてボタンインコも警戒心を解いて慣れてきてくれます。

コザクラインコも同様になりますが、中型ともなると、かまれる力もそこそこ強いので、非常に痛いです。

慣れてしまえばこんな事にもなりませんので、まずはゆっくりと距離を縮めて、最愛のパートナーになれるように、こちらから愛情をたくさん注いであげましょう。

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大型と思いきや、中型インコの「オカメインコ」

オーストラリアを原産国にもつオカメインコ。

体も大きめなので大型の鳥と見られそうですが、意外に中型に分類されます。

特にイメージが強いのは、オカメインコ独特のほっぺたの赤丸が印象的では無いでしょうか。

チークを付けたようなほっぺたが可愛らしいと、昔から大人気の鳥でもあります。

このように、ほっぺにチークが付いているオカメインコが有名ですが、オカメインコは他にも様々なカラーが存在し、中には真っ白な「ホワイトフェイス」や薄い黄色の「ルチノー」といったカラーなど、様々なカラーのオカメインコが楽しめます。

飼育するには若干コツが必要となり、中級者向けの鳥と言えるでしょう。

特に、ヒナ鳥から育てるのにはコツが必要で、慣れてしまえばなんてことはありませんが、ある程度の知識をもって育てなければ、体の弱いオカメインコになってしまいます。

性格も非常に慣れやすい鳥で、飼い主に対しても愛情を注いでくれ、飼い主に対して様々な欲求や意思表示をしてくれます。セキセイインコ等と比べ、少々、声量も大きいので、一軒家などでの飼育に向いているかもしれません。

桃色の美しい鳥「アキクサインコ」

非常に美しい羽色で、見ているだけでも癒されるアキクサインコ。

コザクラインコやオカメインコのように、べったりとした性格ではなく、のんびりとたたずむような生活スタイルで、一緒に遊ぶというよりも、眺めていたり同じ時間をのんびりと過ごしたいといった飼い方を理想としているならば、非常に適した鳥だと思います。

また、体の大きさの割には声量も小さく、ピヨピヨと可愛らしい鳴き声でさえずるので、マンションなどでも飼育することが出来るでしょう。

こうした点も、のんびりと過ごしたい飼い主さんに最適な部分で、見た目も美しく、鳴き声も美しいアキクサインコにぞっこんになってしまう方も多いようです。

中型の鳥をペットとして飼うなら?【コザクラインコやボタンインコ!】のまとめ

まだまだたくさんの品種がいる中型の鳥種ですが、小型の鳥よりも価格が上がり、また、ペットショップなどでも見かける機会もやや少ないかもしれません。価格はもとより、その寿命も小型種よりは長くなるので、しっかりと飼育体制を整え、先の事も考えながら家族に受け入れるようにしましょう。

サイズもやや大きくなりますので、気軽な気持ちで飼ってしまうと、あとあと大変な事になってしまいます。くれぐれも動物を飼う時には、責任をもって飼育するようにし、鳥にとって最適な環境を提供できるよう、愛情を注ぐようにしてくださいね。

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