大型の鳥をペットとして飼育したい方はまず、大型の鳥の種類をチェックする必要がありますが、ペットとして飼える大型鳥はヨウムやキバタンなどあり、実に様々な種類や、大きさも様々です。今回はその中でも大型の鳥にスポットを当てて紹介して行きたいと思います。

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大型の鳥の代表格「ヨウム」

ペットショップなどでも、ひときわ目の引く鳥で、大型のインコで知られるヨウム。

中型のオカメインコと比較しても、一気に大きいサイズになります。体重もおおよそ400g〜500gほど、体長は30cm前後ほどのサイズになります。

ヨウムはよく言葉を真似する鳥としても知られ、特に有名なヨウムで知られる「アレックス」は、なんと100位上もの単語を覚え、さらには50の物体を認識し、7つの色、5つの形、6つまでの数も理解していたと言われています。

また、5才児程の知能を持っており、ただ単純に単語を離すのではなく会話をすることができ、「水を飲みたい」といったように、自分の気持ちを話す事もできました。

アレックスとまではいかないかもしれませんが、ヨウムはこのように非常に高い知能があり、飼い主さんを驚かせる事もしばしばあることでしょう。一方で、ヨウムを飼育するのには、ややハードルも高いです。

一つはヨウムの声量です。体も大きいことから、大声で鳴くときには結構な声量が発せられます。

もう一つには、その長い寿命です。

平均すると50年とも言われ、犬や猫よりも長生きするため、ヨウムを迎え入れる際には、かなり長期間の飼育が必要となり、飼い主の身辺などもしっかりと整える必要があるでしょう。

ワイルドな見た目の「コンゴウインコ」

もしかすると、ペットショップよりも動物園で見かける事の方が多いかもしれません。

  • ルリコンゴウインコ
  • ヒメコンゴウインコ

などのコンゴウインコ。

大型の鳥の中でもひときわ目立つ風貌で、また、上手に飼育することで、ジャングルのワイルドささながらの非常に美しい容姿に、圧倒されることでしょう。

圧倒されると言えば、その大きな声も特徴です。

鳴き声は非常に大きく、マンションもとより、普通の一軒家でも飼育することは難しいでしょう。しっかりとした防音設備を施さなければ、近所からの苦情も間違いなく来ると言えるほどに、とんでもなく大きな声が出ます。

パッと飼える程のサイズでもなければ、気軽に飼える程の声量でもありません。また、金額も軽く500,000円はするので、そうそう簡単には迎え入れることは無いと思いますが、コンゴウインコを迎え入れる、環境整備にも金額がかかるでしょう。

アマゾンがイメージされるワイルド系のコンゴウインコ。

簡単には飼うことはできませんが、もし興味があって、余裕もあるならば、しっかりと環境を整えて迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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冠羽がチャームポイントの「キバタン」

真っ白な体に、チャームポイントの黄色の羽の冠羽が印象的なキバタン。

キバタンももちろん大型の鳥類に分類されます。

意外にも「ヨウム」がインコ科なのに対し、キバタンは「オウム科」に属しています。

日本ではペットとして飼育している方も少ないかもしれませんが、それもそのはず、キバタンもコンゴウインコ同様に、なかなか大きな声で鳴きます。鳴き声も大きいですが、体重はヨウムよりもずっしりと重く、平均で800gほどに成長します。

非常に好奇心旺盛な性格で、とても陽気な性格をしたキバタン。

人にもよく懐き、人との交流をとても好む鳥でもあります。そんなかまってちゃんな性格が良いのか悪いのか、飼い主が他のことをしていると、大きな声で鳴き叫び、必死にアピールしてくるほどに遊び好きな鳥です。

コンゴウインコでも触れましたが、ペットとして自宅で飼育する際にはそれなりの設備、広さを必要とします。

また、寿命も平均50年ほどと言われておりますので、それなりの覚悟を持って迎え入れる必要があります。

まとめ

大型の鳥には、小型や中型の鳥にはない、触れ合って、理解し合って生活をしていくというような、まさに犬猫にも似たような体験をすることができるでしょう。大型ならではの、楽しい日々が送れることでしょう。

しかしながら、大型の鳥の寿命は非常に長く、下手をすると人間よりも長生きする場合もあるでしょう。ある程度年齢を重ねている方が、大型の鳥を飼おうとするのならば、ある程度、その後の事も考えて飼わなければいけません。

また、親戚などが引き取ってくれるからと安易に考えてはいけません。長年一緒に生活していたのに、突然他人の家に住むことになるのですから、自分に置き換えてみれば鳥の気持ちもわかることでしょう。

また、防音設備などもしっかりと施さなければ、快適な飼育環境とはいえず、近所からの苦情などによって引っ越しを余儀なくされかねません。実際に飼育するとなると、非常にハードルも高くなりますが、それ以上に返してくれる愛情もありますので、こうした条件が全て揃っているのならば、検討してみる余地はあるかもしれませんね。

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