話題の天然素材「ユーグレナ」を使用したドッグフード「ユーグレナ・ファームのDog food」。非常に豊富な栄養素と、消化吸収にも優れる素材ですが、ユーグレナとはどのような素材なのでしょうか。今回はユーグレナとドッグフードに関して解説します。

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「ユーグレナ」とは?

「ミドリムシ」の名称でも知られる「ユーグレナ」。ユーグレナとはミドリムシの学名で、人間用のサプリメントとしても知られる微生物です。なぜ、このユーグレナが注目されているのか。それは、ユーグレナが持つ不思議な特徴にあります。

ユーグレナは、動物と植物の両方の特徴を持っている、生物学上でも大変珍しい微生物で、ユーグレナに含まれる栄養素は、なんと59種類!肉から摂取できる栄養素と、植物から摂取することができる栄養素、それぞれの栄養素を一度に摂取することができるという事なのです。

一般的には動物と植物の特徴を持つことはありませんが、この不思議な微生物ユーグレナには、通常の考えをひっくり返すような特徴を持っているのです。

ユーグレナは「ミドリムシ」?

ユーグレナは「ミドリムシ」という名称ですが、「ムシ」といっても昆虫の虫ではなく、ユーグレナはワカメや昆布等と同じ藻類なのです。

ユーグレナは体長約0.05mmという小さな微生物ですが、わずかな量でバランスの良い栄養素を摂取できる自然素材として注目を集めています。特にサプリメントとして注目を浴びている他、ミドリムシの油が「石油」に変わる燃料としても注目されているなど、その不思議な能力にこれからも注目の微生物なんです。

そんなユーグレナを使用したのが、今回ご紹介する「ユーグレナ・ファームのDog food」です。ユーグレナ・ファームのDog foodは、厳選された国内産原材料にこだわり、更に豊富な栄養素を持つユーグレナを配合したドッグフードで、「ドライタイプ」と「スープタイプ」の2つのラインナップが展開されています。

では、どんな内容なのかを詳しく見てみましょう。

59種の栄養素

ユーグレナ・ファームのDog foodに使用されるユーグレナは、「石垣産」のユーグレナ。沖縄県石垣島はユーグレナを生産するために、非常に適した環境なのだそうです。そんな常夏育ちのユーグレナに含まれる栄養素は、前述の通り59種類の様々な栄養素。

【ビタミン(14種)】
α−カロテン、β−カロテン、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK1、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸

【ミネラル(9種)】
マンガン、銅、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、ナトリウム

【アミノ酸(18種)】
バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、グリシン、セリン、シスチン

【不飽和脂肪酸(11種)】
DHA、EPA、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサジエン酸、ジホモr-リノレン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、

【その他の特殊成分(7種)】
パラミロン、クロロフィル、ルテイン、ゼキアサンチン、GABA、スペルミジン、プトレッシン

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バランスの良さがおすすめの理由


ユーグレナに含まれる栄養素には聞いたことがあるような名前も数多く見られると思いますが、通常ならば、肉や魚、野菜などを食べることで摂取できる栄養素だらけです。これらの栄養素がユーグレナにすべて含まれているとは驚きですよね。

ビタミンはどれか一つだけ摂取しても思うような効果を得ることは難しく、他の栄養素と組み合わさることで本来の力を発揮します。そのため、栄養はバランス良く摂取しなければ意味がありません。

その点においても、様々な栄養素を含むユーグレナは、非常に効率よく栄養素を摂取出来るということが分かります。また、食物アレルギー等で思うように食材から栄養を摂取できない犬も多いことから、ユーグレナはそうした食材を食べずとも栄養を摂取できるのもポイントです。

肥満にも効果あり?

ユーグレナのもう一つの特徴となるのが「パラミロン」という成分。このパラミロンはユーグレナのみが持つ特殊な成分で、表面にはたくさんの穴が空いており、悪玉コレステロールなどの余分な物質を穴に取り込み、体外へと排出させる働きをする成分が含まれます。
これにより、食事を摂る際にも余分な成分を吸着させるため、肥満体質の犬などにも良い効果を与えるのです。

そして、ユーグレナ・ファームのDog foodは栄養素が豊富なだけが特徴ではなく、その栄養素を体に吸収させるのにも非常に高い効果を発揮します。通常、植物などから栄養を吸収する際には「細胞壁」と呼ばれるものがあるため、早く吸収することが難しいのですが、ユーグレナは細胞壁を持っていないために、非常にスムーズに体へと栄養が吸収されていくのも大きな特徴です。

ドッグフードのラインナップ

ユーグレナのドッグフードは「ベーシックタイプ」と骨や関節のサポート成分をプラスしている「サポートタイプ」の2タイプに加えて、それぞれ「ツナ」「チキン」の2種類からフレーバーを取り揃えています。

共通しているのは酸化防止剤や防カビ剤の不使用、油脂の吹付けによる味付けや香料を不使用という点です。国産のドッグフードに関しては実はこうした加工を行っているドッグフードが多いため、本当に愛犬にとって健康なドッグフードであるかどうかも疑問が残るところ。

海外産のドッグフード(一部ではありますが)が多く売れている理由には、こうした内容も充実していながら犬の健康にも配慮しているプレミアムフードが多いためです。

ユーグレナのドッグフードに関してはこうした点においても安心のおけるドッグフードですので、愛犬にも安心して与えることが出来そうです。

ベーシックタイプの原材料について

ユーグレナのドッグフードのひとつ「ベーシックタイプ」は、幼犬から老犬まで与え続けることができるオールステージ対応のドッグフード。原材料に関しては国産の原材料にこだわった内容となっており、産地や生産者が特定できる厳選された素材をふんだんに利用しています。

もう一つの機能性タイプと比べると、価格差もやや安価になっていますので、まずはユーグレナの効果を試してみたいと考えている場合には、ベーシックタイプがおすすめとなるでしょう。

【ユーグレナ ベーシックタイプ チキン原材料】
鶏肉、小麦粉、大麦、ビール酵母、米ぬか、鰹節、玄米、乾燥卵黄、ユーグレナグラシリス、はと麦、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、昆布、ミネラル類(牛骨カルシウム、卵殻カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)

【ユーグレナ ベーシックタイプ ツナ 原材料】
まぐろ、小麦粉、大麦、ビール酵母、米ぬか、鰹節、玄米、乾燥卵黄、ユーグレナグラシリス、はと麦、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、昆布、ミネラル類(卵殻カルシウム、牛骨カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)

機能性タイプの原材料について


機能性タイプはベーシックタイプの内容に加えて、「N-アセチルグルコサミン」と「卵黄ペプチド」を配合。

N-アセチルグルコサミンは、通常のグルコサミンの約3倍もの効果が期待できる成分で、主に骨や関節に対して良い効果を期待できるものとなっています。
また、卵黄ペプチドに関しても骨の健康維持に最適な成分となっていますので、特に成長期の幼犬や健康維持をしたい犬、老犬にも最適なものとなっています。

【ユーグレナ ベーシックタイプ 機能性チキン原材料】
鶏肉、大麦、玄米、ビール酵母、米ぬか、鰹節、乾燥卵黄、ユーグレナグラシリス、はと麦、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、昆布、N-アセチルグルコサミン、卵黄ペプチド、ミネラル類(牛骨カルシウム、卵殻カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)

【ユーグレナ ベーシックタイプ 機能性ツナ原材料】
まぐろ、大麦、玄米、ビール酵母、米ぬか、鰹節、乾燥卵黄、ユーグレナグラシリス、はと麦、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、昆布、N-アセチルグルコサミン、卵黄ペプチド、ミネラル類(卵殻カルシウム、牛骨カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)

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肥満犬はツナがおすすめ


2種のタイプの原材料を見てみると、第一主原料には動物性タンパク質がしっかりと使われており、かぼちゃやさつまいもといった栄養豊富な原材料も使用されているので、内容的にも満足の行くものとなっています。

また、保存料や着色料などの合成添加物は使われていませんので、健康面に関しても安心です。なにより、ユーグレナが配合されているので、バランス良く栄養を摂取できるというのが何より大きなポイントとなります。

成分に関してはチキンの脂質が11%、ツナが7.5%と高蛋白低脂質の内容となっているので、肥満気味の愛犬にはツナがおすすめと言えそうです。ユーグレナの効果ばかりに期待せず、まずはしっかりと愛犬の健康管理・体重管理を行うことが大事ですので、適切なタイプを選択するようにしましょう。

※以上、全て2018年5月時点での情報になります。製品の内容に関しては変更になっている場合もあります。

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