「知育トイ」は、愛犬の知力を向上させるのにも適したおもちゃでもあり、楽しみながら頭を良くするという、非常に優れたおもちゃです。今回はどんな知育トイを選んだら良いか、どんな知育トイがあるのかをご紹介していきます。

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知育トイとは?

初めて犬を飼った時やこれから子犬を飼う時、どんなおもちゃを買ったらいいの?という方も少なくありませんね。犬のおもちゃも色々なものがあるので、どれが良いおもちゃと断定することは出来ませんが、まずは試してみてほしいのが「知育トイ」と呼ばれるジャンルのおもちゃです。
知育トイとは、その名の通り「知育」を意識したおもちゃで、遊びながら色々な事を学習することの出来るおもちゃのことを言います。知育トイであれば初めてのおもちゃとしても導入しやすいですし、友人などが子犬を飼った時などのプレゼントにも喜ばれる事でしょう。

おもちゃも色々な材質があります


犬用のおもちゃと言っても、色々な材質があるので、どんな素材のおもちゃを選んだら良いかわからないこともあるでしょう。しかし、この材質もその犬によっては好みも別れるところなんです。
知育トイにもゴムの材質のものや、ロープのものなど、色々な材質があるので、正直なところ与えてからでないと、どんな素材が好きかというのはわからないのです。
初めておもちゃを与えるのであれば、タオル地のおもちゃなどがおすすめですが、まずは、素材にこだわらず、どんなタイプの知育トイがあるかを知って、愛犬の年齢や性格に適した物を選ぶようにしてみましょう。

ロングセラートイの「KONG(コング)」

知育トイの中でも売れ筋となるのが「KONG(コング)」というおもちゃです。コングの特徴としては、天然ゴム素材でできているので、犬がちぎって食べてしまっても、一緒に糞として排出されるので安心だということです。(全部食べきるほどに食べるのは危険ですが)
また、おもちゃの中心は空洞になっているので、おやつやドッグフード等を空洞に入れることで、どのようにして取り出すかという事を考えながら、一生懸命におもちゃで遊んでくれるので、知育トイの効果としても優れているのです。
毎回同じ詰め方をしていると、犬もすぐに取り出し方を憶えるので、時には意地悪をして詰め方を変えてみましょう。詰め方さえ変えれば、取り出す難易度も上げることができますので、愛犬の成長に合わせてレベルを上げることも出来ますよ。

「KONG(コング)」は強度も抜群

コングが選ばれる理由には、こうした知育効果の他にも、おもちゃの中では頑丈な方なので壊れにくく長持ちするという事が理由にあるような気がします。
実際に私の飼っていた中型犬にもコングを与えていましたが、子犬の頃に与えたコングが、5〜6歳頃まで長持ちしていました。もちろん、よく噛む子で、端の方はちぎれていましたが、買い替えするほどのダメージではありませんでしたので、強度もバッチリです!
また、コングは年齢に合わせても硬さが選ぶことができ、サイズもXSからXLまでの5サイズ展開なので、犬の年齢や犬種によっても適したサイズを選ぶことが出来ます。どんな素材が好みかがわからない場合は、コングは無難な選択肢だと思いますよ!

子犬にオススメの「ビジーバディ」

知育トイで、色々な形にトライしたい時にはリッチェルの「ビジーバディ」がおすすめ。こちらもコング同様、おもちゃの中におやつやドッグフードを入れる知育トイとなりますが、色々な形があるので、きっと迷ってしまうことでしょう。
また、ビジーバディもコングと同じく、簡単に取り出すようになれば、難易度を調整することもできる仕組みになっているので、長く愛用することが出来るでしょう。
歯磨き効果のある物や、音の鳴るタイプ、おもちゃそのものが食べることのできるタイプなど、色々な種類がありますが、ビジーバディは主に子犬に向いているおもちゃが多いかもしれませんね。
色々なタイプを揃えて、愛犬の知育レベルを向上させるのにも最適なビジーバディ。贈り物としても喜ばれること間違いなしです。

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子犬が好きなぬいぐるみ素材もおすすめ

子犬はタオルやぬいぐるみなどの素材も大好きです。また歯が生えそろっていない頃には、固いものも噛めませんので、タオル地などの柔らかい素材のおもちゃを選ぶと良いでしょう。こうしたタオル地のぬいぐるみ等のおもちゃも知育トイとして利用することも出来ます。
商品によってはポケットが付いてあるものもありますので、このポケットにおやつなどを仕込んで、おもちゃで遊ばせるようにします。まだまだ幼犬の頃は知育も発達していないので、臭いを嗅いで探しますが、出し方までは理解できないので、よい知育トイになるでしょう。
また、こういったぬいぐるみのおもちゃには鳴き笛も付いてあるおもちゃが多いので、「どうやったら音がなるの?」と考える事も知育効果に繋がることでしょう。

頑丈がウリの知育トイ

「プラネットドッグ」の「Orbee-Tuff(オービータフ)」シリーズは、非常に頑丈な素材(オービータフ素材)で作られたおもちゃです。
このオービータフ素材、頑丈な素材ながらよく弾み、水にも浮く固いゴムのような素材で、僅かにミントの香りも付けられています。触るとなんとも気持ちのよい素材でもあります。
オービータフシリーズの「メイジー」という製品は、透明なボールの中におやつが入れられるようになっている知育トイで、ボールの中は複雑なパズルのようになっています。
ボールの穴からおやつを入れ、軽く振るとボールの中のあちこちにおやつが挟まっていくので、難易度も少し高め。おやつの姿は見えるけれど、なんで取れないの?と愛犬も考えてしまうでしょう。

やんちゃな成犬の知育トイ

おもちゃを与えてもすぐに破壊してしまうような、やんちゃな愛犬にはプラスチック素材の「バスターキューブ」がおすすめ。プラスチック製なので、なかなか破壊することも難しいでしょう。
また、おもちゃには穴が空いてあり、そこにおやつやドッグフードを仕込むと、中でカラカラと音がし、なおかつ臭いもするので、試行錯誤でおもちゃを転がしておやつを取ろうとします。
サイコロのような形なので、ある程度大きくなってきてからでなければ、転がすことも出来ませんので、こちらは子犬用と言うよりかは、歯もしっかりと生えそろった成犬用に向いているでしょう。

興味を示さない犬は音付きを試してみましょう


犬の中にはおもちゃに一切興味を示さない子もいます。こういう子は子犬の頃からおもちゃに対して興味を示すのではなく、恐らく別のものに興味を示しているのでしょう。
おもちゃに対して興味を示さないので、もしかしたらどこか変なのかもと不安になる飼い主さんもいらっしゃいますが、人間でもディズニーランドに興味がある人とない人がいるように、犬にもおもちゃが好きな犬、興味がない犬がいて当たり前なのです。
あまりおもちゃに興味を示さない犬には、音付きのおもちゃを与えてみましょう。噛んだりする遊びよりも、もしかすると「音」に対して興味があるのかもしれませんし、もし音に対しても興味が無いようであれば、また別のタイプのおもちゃを与える選択肢にもなります。

面白い音のおもちゃもたくさんあります

音付きのおもちゃには、色々な音のおもちゃがあります。一般的なのはピーッと鳴る「笛」の音のおもちゃですが、こうした笛の音のおもちゃにも高い音や低い音があります。
このほか、豚の鳴き声がするラテックストイや、牛の鳴き声のするラテックストイなどもあります。こうしたおもちゃを単に与えるのではなく、隠れた場所で音を鳴らして、捜索させるという知育の方法もおすすめですよ。
おもちゃを壊すのが好きな犬や、ただ噛み続けるのが好きな犬、音をだすのが好きな犬など、犬の好みもさまざまです。捜索するのが好きな犬もたくさんいますので、一般的な知育トイではなく、飼い主さんとともに知育を行う遊び方も、コミュニケーションがとれて良いですよ。

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おもちゃはいつまで与えるべき?

犬におもちゃを何歳まで与えるべき?と質問されたことがあります。
犬に何歳までおもちゃを与えるべきかというよりかは、遊ばなくなるまでおもちゃを与えるべきではないかと思います。
犬はおもちゃで発散したり、楽しんだりしてストレス解消の道具として利用し始めます。3歳〜4歳頃になると遊ばなくなる子も多いですが、中には老犬になっても大好きなおもちゃで遊ぶ子もたくさんいます。
犬も、このように各々でおもちゃの楽しみ方を編み出していくので、犬にとっておもちゃは生活の道具の一つとも言えるのではないでしょうか。
子犬の頃には、より頭が良くなってもらえるよう知育トイなどを与えるのがおすすめですが、成犬以降になるとストレス発散の道具としてや、留守番の時の暇つぶしの道具など、色々な用途としても利用できるのが、犬のおもちゃなのです。

子犬の頃のお気に入りのおもちゃを


必ずというわけではありませんが、子犬の頃に与えたおもちゃが、大人になってもお気に入りのおもちゃになるということが多いです。
そのおもちゃを噛むと、子供時代に帰れる気分になったり、楽しい思い出が蘇ったりしているのかもしれませんね。こういった体験も、しっかりと脳に刺激を与えられるものになっているはずです。
知育トイに限らず、成犬や老犬になっても脳に刺激を与えられる「知育」は重要です。知育トイというジャンルにこだわらず、飼い主さんと共におもちゃを「知育トイ」として遊ぶことができるよう、子犬の頃から楽しみながら遊ばせるようにしましょう。
小さい頃に楽しく遊んでいたおもちゃが、大人になった頃には専用の知育トイになっていることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。素材は与えてみなければ、好みもわからないところがありますが、おやつなどを入れることで、そのおもちゃ自体が好きになることもありますので、ぜひ試してみて下さいね!
知育トイも色々な種類があるので、簡単にクリアできるようになったら、次々と違うパターンの知育トイを与えて、愛犬を楽しませてあげましょう!

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