低アレルゲンフードで知られる「森乳 スーパーゴールド」シリーズのドッグフード。「フィッシュ&ポテト」が代表的なシリーズとなりますが、今回は食物アレルギーと、フィッシュ&ポテトについて解説していきたいと思います。

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「森乳」のドッグフード

ドッグフードメーカーの「森乳サンワールド」。人間用の牛乳やヨーグルトなどのメーカーとしても知られる森永乳業グループのペットフードを手がける会社が、この森乳サンワールドです。森乳のドッグフードで代表的な物が、今回解説していく「スーパーゴールド」シリーズのドッグフードで、腸内環境に着目した製品や低アレルゲンのドッグフードを得意としたシリーズが展開されています。

また、ドッグフードだけでなく、ミルクのラインナップも豊富なので、子犬からシニア・介護の必要な犬まで、幅広く対応しています。

犬の食物アレルギー

数年前までは比較的に、ラム肉に食物アレルギーを持つ犬は少ないと考えられていましたが、年々、ラム肉に対してもアレルギーを持つ犬が増えてきており、それまで「アレルギー対応」と謳っていたラム肉を使用したドッグフードも、今ではあまり低アレルゲンのフードという認識はなくなってきています。

現在では、低アレルゲンの原材料というと「ベニソン(鹿肉)」やフィッシュ等が挙げられますが、こうした原材料でもアレルギーを持つ犬はゼロではありません。とはいえ、比較的アレルギーを持っていることが少ないのがベニソンやフィッシュであり、低アレルゲンの食材といえるでしょう。

日頃食べているフードの主原料が「チキン」や「ラム」で、皮膚が赤くなっていたり、愛犬が痒がっている場合には、もしかするとそれらの食材に食物アレルギーを持っていることも考えられますが、食物アレルギーは、病院で行うパッチテストを受けなければ、正確な食物アレルギーを引き起こしている食材を知ることは難しいです。

こうした様子が見られる場合には、まずは主原料の違うドッグフードに切り替えてみて、1〜2週間様子を見てみることが必要です。そんな場合に適しているのが、森乳の低アレルゲンフードで知られる「フィッシュ&ポテト」です。

食物アレルギーに不安がある場合には「フィッシュ&ポテト」がおすすめ

森乳スーパーゴールドの代表的なドッグフードが、「フィッシュ&ポテト」のシリーズです。近年では食物アレルギーを持つ犬が増加傾向にあるため、出来る限り食物アレルギーを引き起こさないような原材料を使用したドッグフードが求められています。フィッシュ&ポテトはこうした食物アレルギーを持つ犬のために、主原料に「魚」と「ポテト」を使用したグレインフリー(穀物不使用)の低アレルゲンフードです。

低アレルゲンフードであるため、原材料は非常に少なく絞られており、余計な原材料は排除されたドッグフードなので、もしかしたらチキンやラムにアレルギーがあるかも・・と思う際にも、試しやすいドッグフードがこのスーパーゴールドのフィッシュ&ポテトシリーズです。

原材料が少ないので、栄養面が心配と思うかもしれませんが、フィッシュ&ポテトの子犬・成犬用フードでは355Kcal、シニア用で326Kcal、体重管理用で310Kcalと、他のドッグフードと変わらないカロリーを摂取することができます。

また、カロリーだけでなく、魚は非常に優れた栄養バランスの食材としても知られます。DHAやEPAといった抗酸化作用・血管や血流の健康維持に欠かせない成分を、効率よく摂取することができ、ポテトは老化防止に効果のあるビタミンCや、タンパク質をエネルギーに変えるのに必要なビタミンB6を豊富に含む食材なので、犬にとっても非常に有効的な原材料なのです。

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「フィッシュ&ポテト プラス」

フィッシュ&ポテトのシリーズに追加された「プラス」シリーズ。「関節ケア」に配慮した「フィッシュ&ポテト プラス」と「肥満・関節ケア」に配慮した「フィッシュ&ポテト プラスライト」があります。

「プラス」は、関節の健康維持に欠かせない「グルコサミン・コンドロイチン硫酸」を配合したもので、関節ケアのサプリメントなどの様々な製品にも使用されている「緑イ貝」を使用したドッグフードです。プラスも低アレルゲンフードではありますが、「コーン油」が配合されているので、穀物アレルギーを持つ犬は、もしかするとアレルギー反応が出る場合も考えられるかもしれません。

「プラスライト」は、プラスの成分に加えて「低GI値」のドッグフード。低GIとは血糖値の上昇に関しての数値で、低GI値の少ない食材は肥満の気になる愛犬にも与えやすい食材といえるでしょう。一方、ポテトは高GIの食材としても知られており、プラスライトは、低GIの食材も使用することで、バランスの良いエネルギー吸収を実現させたドッグフードとなります。こちらも、穀物の一つである「エンドウ」を利用しているので、もしかするとアレルギー反応が出る事もあるかもしれません。

まとめ

犬の食物アレルギーは、前述の通り、病院の検査でなければ正確な「アレルギー物質」を突き止める事が難しいです。アレルギーの原因となる多くは穀物類ではありますが、同じ穀物類でもアレルギー反応が出ない場合もあるのです。パッチテストを受けていない場合であれば、今回紹介したフィッシュ&ポテト等のドッグフードを試してみる価値はあるかもしれません。

※以上、全て2016年12月時点での情報になります。内容は変更している場合がありますので、事前に確認の上ご利用ください。

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