なかなか奇抜なパッケージで知られるソリッドゴールドのキャットフード。プレミアムフードとしては老舗ブランドでもあるソリッドゴールドですが、キャットフードの内容や成分、ラインナップについて見てみたいと思います。

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「Solid Gold(ソリッドゴールド)」

「Solid Gold(ソリッドゴールド)」というキャットフードを聞いたことがあるでしょうか。ソリッドゴールドは、プレミアムフードの中では比較的有名なペットフードメーカーで、30年以上の歴史がある老舗ペットフードメーカーでもあります。主にペットショップやネットショッピングで手に入れることができますが、気になって入るけど与えたことは無いという方も多いのではないでしょうか。

数年前までは白いシンプルなパッケージ(ラインナップによっては黄色や緑もありましたが)が特徴でもあったソリッドゴールドですが、輸入代理店の問題もあり、2009年より輸入代理店が「株式会社KMT」へと変更、近年ではリニューアルを機に斬新な?パッケージへと変貌を遂げました。今となっては非常にわかりやすいパッケージとなり、インパクトも大です。

ソリッドゴールドの基本理念


ソリッドゴールドの基本的な理念としては「体全体が、お互いに作用しあっている」というもので、体のパーツ一つ一つのケアではなく、それぞれのパーツが全体を支え合っているという考えに基づくものです。

ソリッドゴールドの特徴としては、「塩」「化学物質」「小麦」「コーン」「大豆」、これらは全て不使用で作られているのも一つの特徴となります。近年では穀物類による食物アレルギーも多いため、小麦やコーン、大豆といった穀物類は使用せずに作られた「グレインフリー(穀物不使用)」が主流になりつつあります。

アレルギーを持つ多くの猫は、このグレインフリーのキャットフードを選択しているので、現在では当たり前にもなりつつあるジャンルとなっています。

グレインフリーの大切さ

上記でも触れた「グレインフリー」ですが、穀物を一切使用せずにキャットフードが作られるため、主に動物性タンパク質が第一主原料となっている製品がほとんどです。

猫は本来、肉食の動物ですので、動物性タンパク質の重要性は犬以上に高いです。犬は雑食性の肉食動物。一方、猫は完全な肉食動物であり、食物繊維や炭水化物といった成分は捕食される獲物の「胃」から摂取すると考えられています。そのため、猫に必要な穀物類や食物繊維は、わずかな量でも十分と考えられます。

猫は穀物類を消化するのが苦手であり、消化にも時間を要してしまうため、無駄にエネルギーを消費してしまいかねません。こうした点においても、グレインフリーの重要さは犬以上に高いと考えられます。

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アレルギーを引き起こす可能性もある合成添加物

酸化防止剤や保存料、着色料に使用される化学物質・合成添加物は、発がん性やアレルギーを引き起こす可能性があると言われるようになりました。近年、アレルギーを持つ犬や猫が増加傾向にあるのは、こうした合成添加物による悪影響が関係しているのかもしれません。

ソリッドゴールドは、もちろんこうした化学物質・合成添加物は使用せず、天然素材による成分で作られていますので、安心なキャットフードでもあります。前述の通り、グレインフリーのフードでもあるのでアレルギーを持つ猫にもおすすめです。

そして、ソリッドゴールドの全てのドライフードには抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれる「サーモンオイル」、猫には欠かせない栄養素「タウリン」が配合されているのも大きな特徴。愛猫の健康を、豊富な栄養素でケアすることができます。

ソリッドゴールドのドライフード

ソリッドゴールドの猫用ラインナップにはドライフード、パウチ、缶詰が揃います。ドライフードは、鶏肉と魚が主原料となった「インディゴムーン」、以前からのお馴染となる「カッツフラッケン」、タラが主原料となった低脂質・低カロリーな「フィット アズア フィドル」といった3つのラインナップが揃います。

中でもソリッドゴールドのお馴染みとも言えるカッツフラッケンは、粗たんぱく質 34.0%、粗脂肪 12.0%という平均的で猫に与えやすい製品です。カッツフラッケンを中心として、活動的な猫には粗たんぱく質 42.0%、粗脂肪 20.0%の「インディゴムーン」を、太り気味な猫には粗たんぱく質 30.0%、粗脂肪 8.0%の「フィット アズア フィドル」を選択するという形になります。

フィット アズア フィドルはシニア猫には少々不向きではありますが、3ラインナップは基本的には全年齢対応となるフードではありますので、愛猫の体質や体型、食いつき等で変えてみると良いでしょう。

【ソリッドゴールド カッツフラッケン 原材料】
ラム・チキンミール・えんどう豆・玄米・豆タンパク質・オーシャンフィッシュミール・挽割り精製大麦・カノラオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥卵・天然風味料・フラックスシード・塩化コリン・タウリン・塩化カリウム・DLメチオニン・サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥チコリ根・ニンジン・パンプキン・パセリ・リンゴ・クランベリー・ブルーベリー・レタス・セロリ・サトウダイコン・クレソン・ホウレンソウ・ブロッコリー・スペアミント・アーモンドオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・セサミオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・ユッカシジゲラエキス・乾燥ケルプ・タイム・ヒラマメ・L-カルニチン・ビタミンA・ビタミンD3・ビタミンE・硫酸亜鉛・ナイアシン・硫酸第一鉄・L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)・パントテン酸カルシウム・チアミン硝酸塩・硫酸銅・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・硫酸マンガン・キレート亜鉛・葉酸・ヨウ化カルシウム・キレートマンガン・キレート銅・亜セレン酸ナトリウム・ビオチン・ビタミンB12・ローズマリーエキス・ラクトバチルスアシドフィルス・エンテロコッカスフェシウム・ラクトバチルスカゼイ

ソリッドゴールドのウェットフード

ソリッドゴールドのウェットフードシリーズでは、「サーモン&ココナッツミルク」「チキン&ココナッツミルク」「ビーフ&ココナッツミルク」「ツナ&ココナッツミルク」の4ラインナップが揃います。

全てのラインナップにココナッツミルクが使われていますが、ココナッツミルクには免疫力を高める「ラウリン酸」やたくさんのミネラル類、抗酸化作用の効果のあるビタミンEといったように、様々な優れた効果が含まれる素材でもあります。

特にウェットフードを与える際には、食欲が落ちている時のトッピングやドライフードにプラスαしたい時に利用することも多いので、こうした効果が得られつつ、嗜好性の高いウェットフードを与えることができるので、健康維持にも最適な製品でもあります。

【ソリッドゴールド サーモン&ココナッツミルク 原材料】
水(加工処理上必要な量のみ)・サーモン・ツナ・豆タンパク質・ココナッツミルク・人参・スィートポテト・乾燥卵・リン酸三カルシウム・塩・キサンタンガム・硫酸マグネシウム・塩化カリウム・タピオカでんぷん・タウリン・混合亜鉛グリシン・塩化コリン・フェロニール鉄・ビタミンE・ナイアシン・混合マンガングリシン・キレートセレン・チアミン硝酸塩・ビタミンA・ビタミンB12・混合銅グリシン・ピリドキシン塩酸塩・パントテン酸カルシウム・リボフラビン・ビオチン・ビタミンD3・葉酸・ヨウ化カリウム・メナジオン重亜硫酸ナトリウム(ビタミンK)

缶詰タイプのウェットも

ソリッドゴールドにはパウチの他にも缶詰タイプのウェットもあります。缶詰は「グルメ缶」「ブレンド ツナ缶」「サバ&ツナ缶」「タイ&ツナ缶」「イワシ&ツナ缶」の5ラインナップが揃います。こちらはパウチよりも色々なフレーバーが揃っていますので、好みにうるさい猫にも与えやすい缶詰となっています。

缶詰タイプもパウチタイプのウェットフードと同様に、既存のキャットフードにトッピングして与えることも出来るので、食いつきが落ちている時や夏場の体力消耗時などにも、安心して与えることが出来るでしょう。

主原料そのままを原材料としているので、新鮮さも違います。食いつきも良いでしょうから、ここぞという時に利用しても良いでしょう。

フードの切り替え方とは?

いかがでしたでしょうか。ソリッドゴールドが安全なキャットフードで、バランスの取れたキャットフードだということがお分かりいただけたかと思いますが、キャットフードを切り替える際には、少し注意が必要となります。

といっても、これはソリッドゴールドに限られた話ではありませんが、キャットフードを新しく切り替える際には、1週間〜2週間ほどの期間をかけて、徐々に切り替えるようにしましょう。

その理由には、食の好みにうるさい猫が突然フードを切り替えてしまうと、両方のフードも食べなくなってしまうということもあるからです。また、消化する際にも、新しいフードの消化になれないために、下痢をしてしまったりということもあるのです。

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下痢や嘔吐してしまったら


突然、新しいキャットフードに切り替えると、猫の胃腸がびっくりしてしまい、下痢や嘔吐をしてしまう場合もあります。これは、猫の体にキャットフードが合っていないのではなく、飼い主さんの切替ミスという見方の方が強いです。

初日は10%程度から混ぜ始め、1日おきに混ぜる量を増やしていくようにして、徐々に切り替えるのが、キャットフードの切り替え方の正しい方法です。時間をかけて行わなければ、猫の胃腸も驚いてしまい、嘔吐や下痢をしてしまうのです。

いくらよいキャットフードを与えても、突然切り替えてしまい、飼い主さんが勘違いして別のフードを探し出すというのもよくあることなのですが、実際のところは切り替え方をミスってしまったためという方が、キャットフードが体質にあっていない確立よりも高いといえるでしょう。

まとめ

ソリッドゴールドは、食物アレルギーを持つ猫にも与えることの出来るグレインフリーのキャットフードで、健康志向の高いキャットフードであると言えるでしょう。使用されている素材に関しても、米国農務省認定の肉、米農務省規格の1級、または2級の穀類や天然の魚が使用され、肉副産物も一切使用されていません。

安価なキャットフードではこれらの規格外である、決して安全・安心とは言えないような素材が使用されていますので、ソリッドゴールドのようなキャットフードを与えることで安心や安全が保証されるだけでなく、高品質な栄養も摂取することが出来るでしょう。

※内容は2017年4月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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