「日本ペットプラス少額短期保険(旧:ガーデン少額短期保険)」は毎月の保険料がワンコインで加入できる格安のペット保険を扱う保険会社。また、他の特徴として珍しい特約も揃うペット保険でもあります。
では具体的に、日本ペットプラス少額短期保険の補償内容や保険料について見てみましょう。
日本ペットプラス少額短期保険とは?
日本ペットプラス少額短期保険は、かつて「ガーデン少額短期保険株式会社」という会社名でしたが、2018年1月から新たに社名が変更、「日本ペットプラス少額短期保険株式会社」という社名となりました。
また、社名以外に変わったところはなく、補償内容に関してもガーデン少額短期保険の頃と同じ内容となります。
日本ペットプラス少額短期保険は、プランの選びやすさや保険料の安さ、特約の内容に特徴のあるペット保険会社で、猫のペット保険としてもおすすめと言える内容となっています。
プランは「プラチナプラン」「ゴールドプラン」「パールプラン」の、大きく分けて3つのプランが展開されており、それぞれに特徴を持ったペット保険となっています。では具体的な内容について見ていきましょう。
フルカバー補償なら「プラチナプラン」
日本ペットプラス少額短期保険の中でも「通院・入院・手術」とフルカバー補償となるのが「プラチナプラン」で、日額制限や回数制限もなく、日頃から利用しやすいペット保険となっています。
さらに、補償割合から3つのプランを選ぶ形となり、50%補償の「50%プラン」、70%補償の「70%プラン」、90%補償の「90%プラン」の3プランが揃います。
年間の最大支払限度額に関しては50%プランが50万まで、70%プランは70万円まで、90%プランでは90万円までが1年間で補償されることとなります。後述しますが、猫の治療費に関しては50万円もあれば、だいたいの治療費をカバーすることが出来るので、実際のところは50%プランでも十分な内容と言えます。
通院に特化した「ゴールドプラン」
「ゴールドプラン」は日額制限や回数制限なく「通院」による補償に備えることができるペット保険です。補償範囲が通院のみとなるため、手術や入院による保証はありませんが、免責金額もありませんので、気軽に通院治療に望むことができます。
というのも、「皮膚炎」や「尿路結石」などの病気は、症状の具合にもよりますが、基本的には通院で治療を行う事が多い病気。また、重篤な病気になる確率というのも決して高くはなく、むしろ通院治療が必要な病気の方が多いというのが現状です。
通院のみの補償内容で、保険料もプラチナプランよりもグッと押さえたのが、このゴールドプランなのです。ゴールドプランも50%補償の「50%プラン」、70%補償の「70%プラン」、90%補償の「90%プラン」と3つの補償割合からプランを選ぶ形となります。
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手術に特化した「パールプラン」
日本ペットプラス少額短期保険のプランの中で最も安い保険料なのが「パールプラン」です。パールプランは「手術」に特化した補償内容で、補償割合は70%のみとなっています。
日額制限はありませんが、手術に特化していることもあり、1日に使用できる回数が2回まで、年間補償額の合計は30万円までとなっています。30万までの補償額が低く感じてしまいますが、前述の通り、猫の治療費に関してはそこまで高額な補償額は必要ないかもしれません。
補償額が低い分、保険料はかなり安く抑えられていますので、大事なときにだけ保険を利用したいと考えている方に最適なペット保険となっています。猫の保険としては十分な内容かと思いますので、どの保険に加入したら良いかわからないという方は、とりあえず加入してみても良いかもしれません。
日本ペットプラス少額短期保険の保険料
では日本ペットプラス少額短期保険の保険料について見ていきましょう。例として「1歳の猫」と、新規加入年齢の制限となる「10歳の猫」という設定で、各プランの保険料で一番安いプランで見てみましょう。
【猫(1歳)】
プラチナプラン、50%プラン:月々 1,430円(年払 15,840円)
ゴールドプラン、50%プラン:月々 940円(年払 10,440円)
パールプラン、70%プラン:月々 470円(年払 5,270円)
【猫(10歳)】
プラチナプラン、50%プラン:月々 2,910円(年払 32,280円)
ゴールドプラン、50%プラン:月々 1,800円(年払 20,200円)
パールプラン、70%プラン:月々 1,170円(年払 12,950円)
「特約」も選択のポイントに
日本ペットプラス少額短期保険は、他のペット保険会社には見られない「特約」を付帯しているペット保険です。特約とは、加入する保険にセットで組み込まれている補償のひとつで、よくある特約としては「ペット賠償責任特約」等が挙げられます。
日本ペットプラス少額短期保険の特徴的な特約として挙げられるのが高度後遺障害保険金特約」という特約です。これは、愛猫が何かしらの病気や事故によってペット用車椅子が必要になった場合、補助器具を購入する代金の一部が補助されるものです。こうした器具も高額である場合がほとんどですので、助かりますね。
また、愛猫が残念ながら亡くなってしまった場合には「葬祭保険金特約」と呼ばれる特約も付帯しており、火葬代金や仏具に対して保険が支払われるという内容の特約になっています。
これらの特約のほか、「ガン手術保険金特約」「診断書費用保険金特約」といった特約も付帯しています。
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プロの目線から見た日本ペットプラスのペット保険
猫の病気に多く見られるのは「泌尿器系」の病気や「消化器系」の病気。「尿路結石」や「毛球症」といった病気が挙げられます。また、近年では猫も自宅内飼育が基本となってきていますが、自宅内では「骨折」といった怪我も見られます。
これらの病気や怪我の治療費ですが、状態にもよるものの10万円前後が一般的な治療費となります。場合によっては10万円を切る場合もありますが、それも病気の症状次第にはなります。
そのため、実際のところはあまり高額な治療費は必要ないのかもしれません。それよりも「通院」に対しての補償があったほうが日頃から動物病院を利用しやすく、病気の早期発見にも繋がるかもしれません。
重篤な病気になってしまった場合にはある程度、補償額も大きいほうが助かりますが、毎月の保険料支払い額を考えていくと、無理なくやすい保険料のプランでも良いと思います。
まとめ
日本ペットプラス少額短期保険のペット保険は、ワンコインから始められる格安のペット保険です。飼い主さんの考え方によって、必要としている補償内容も色々ですので、それぞれ必要なものを選択でき、保険料も抑えられるのは加入者としても利用しやすいですね。
猫の場合、家で飼育することがほとんどですので、先天的な疾患などがなければ、大病に見舞われるというのも稀と言えます。確率の低い重篤な病気に備えるのであれば、日頃から金額や回数を気にせずに診察を受けられるような保険を利用したほうが安心ではないでしょうか。
保険料も魅力的ですが、他のペット保険の保険料と比べても安い方の保険料にはなりますので、フルカバーできるプラチナプラン、もしくは通院に補償されるゴールドプランがおすすめのプランと言えそうです。
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