ササミは、高タンパク・低脂肪でカロリーも低く、炭水化物や脂質はほとんど含まれていないため、私たちもダイエットや筋トレをする際には、欠かせない食材で知られていますよね。今回は、ササミの栄養素やササミを使ったドッグフードについて解説しましょう。

スポンサーリンク

高タンパクで低脂肪?!ササミの栄養素とは


ササミは、高タンパク・低脂肪である他に様々な栄養素があり、「ナイアシン」や「セレン」、「メチオニン」が豊富に含まれています。

ナイアシンとは、ビタミンB群の一種になりますが、約500種類もの酵素を活性化させる働きがあり、タンパク質や脂質、糖質の代謝を促したり、脳神経の働きをサポートしたり、皮膚や粘膜の炎症を防ぐ効果があります。さらには、コレステロールを抑制する働きがあることでも知られています。

セレンとはミネラルの中の一つで、抗酸化作用があるため、老化防止に役立ちます。また、免疫力を高める効果があり、ガンを抑制する働きがあったり、体内に入り込んだ有害物質と結合して、毒性を消す力もあります。愛犬が老齢期に迎える頃には摂取したい栄養素ですね。

ささみはアレルギーを抑える?

犬の必須アミノ酸の一つである「メチオニン」。メチオニンは肝機能を向上させ、血中脂肪の沈着を防ぐ効果があります。さらには、アレルギーの原因となる「ヒスタミン」を抑える働きもあります。

鶏肉に対してアレルギーを持つ場合には当てはまりませんが、他の食材や他の要因によってアレルギーを引き起こしている場合には、体質改善も兼ねてささみを与えてみると良いかもしれません。ただし、まずは少量から確認するようにして与えましょう。

しかし、ササミを使った缶詰やパウチ、おやつは沢山販売されていますが、何故かササミを使ったドッグフードはあまり販売されていないようです。
では、今回はササミを使ったドッグフードについて解説していきましょう。

ボンボンママ「無添加ささみ(鶏)ごはん」

元歌手の愛内里菜さんがプロデュースした国産無添加ドッグフード、「ボンボンママ」。愛内さんの愛犬が病気になったことがきっかけで、フード学などを学び、毎日の食事の大切さを実感してドッグフードを作ることになったようです。

国産のドッグフードと言えば、海外のものと比べても未だ安全基準が低く、粗悪なものが多い傾向にありますが、このボンボンママのドッグフードは、保存料や着色料、香料などは一切使用せず、人間でも食べられる「ヒューマングレード」の生鮮食材のみを使用しています。また、アレルギーを起こしやすいと言われる、トウモロコシや小麦、大豆は使用していません。

スポンサードリンク

ボンボンママのこだわった調理法とは

ボンボンママの「ささみごはん」は、原材料に関しては一切妥協せず、25品目もの厳選素材を使用して調理しています。

多くのペットフードメーカーが、高温高圧でドッグフードを調理しているのが現状ですが、この調理法では、熱に弱い栄養素が逃げてしまいがちです。しかし、ボンボンママのフードは、低温調理することで、食材の持つ力を壊さず、消化に良く、手作りに近いご飯を作ることできるのです。

また、高温調理すると、脂が酸化してしまいますので、酸化を防ぐために、どうしても酸化防止剤を添加しなければならないのですが、ボンボンママのフードは、低温調理していますので、酸化を抑えて、栄養素をしっかり吸収できるように作られています。

さらには、肉の含有量が66%もありますので、良質なタンパク質を豊富に摂取することができます。

犬の下痢はドッグフードが合っていない証拠?


ボンボンママのドッグフードは、自社のキッチン工場を持ち、このように調理法や原材料などもこだわりを持って作っていますので、どうしても価格は他のフードメーカーと比べても高額だと言えるでしょう。

しかし、安価で粗悪なドッグフードを食べさせ続けた結果、アレルギーを起こしたり、内臓に負担がかかって病院通いになることを考えると本末転倒にもなりかねません。

もし、愛犬がアレルギーを起こしやすかったり、お腹を壊しやすいという場合は、現在与えているドッグフードが合っていないのかもしれません。そんな時にもボンボンママのドッグフードを一度試してみる価値があるのではないでしょうか。

下痢をしやすい愛犬の場合には、約1週間ほど与え続けて様子を確認するようにしましょう。胃腸がフードに対しての消化に慣れれば、便の状態も改善されていきます。

VISIONS(ヴィジョンズ)の「チキン&フィッシュ」

ヴィジョンズのドッグフードの一番の特徴と言えば、米麹とプロバイオティクスを配合しているということでしょう。米麹には酵素が豊富に含まれており、タンパク質を分解するのにも効果もありますので、胃腸に負担をかけずに消化の働きを助けることができるのです。また、プロバイオティクスは、腸内環境を整える作用がありますので、免疫力をアップをするのにも役立つでしょう。

さらには、独自のこだわりある製法を用いて、55℃というかなりの低温で調理していますので、肉や魚のタンパク質の変性もなく、米麹やプロバイオティクスが生きたまま腸に届くなど、素材が持つ栄養素をそのまま壊さず生産しています。また、人間でも食べられるような食材を使用し、人工的な着色料や香料、保存料などは一切使用していません。

消化に良いフードは体質改善にも期待

ヴィジョンズの「チキン&フィッシュ」は、原材料には良質な生肉のササミや、その季節で獲れた新鮮な魚を使っています。

魚については、主にタラを使用し、アミノ酸のバランスを整えるために青魚を混ぜて用いていますので、良質なタンパク質を豊富に摂取することができます。また、穀物に関しては、アレルギーを起こしにくい大麦や玄米を使用しています。

米麹やプロバイオティクスを配合した、お腹に優しいヴィジョンズのドッグフード。愛犬の健康維持のためには、腸内環境を改善することは大切なことです。このフードに変えてから、お腹の調子が良くなった、毛艶が良くなったなどという口コミも多いようですよ。

消化に良いドッグフードは下痢を改善するだけでなく、腸内環境が改善されることで、被毛や皮膚、毛艶といった体質改善にも効果が期待できるものなのです。

スポンサードリンク

ささみの茹で汁を活用

ささみを茹でるときに出る「茹で汁」。このささみの茹で汁は捨てないで有効活用するようにしましょう。

茹で汁にはささみの良い香りがついており、真夏の食欲不振のときや、高齢で食欲がない場合、病後に食欲が低下しているときなど、ドッグフードに茹で汁をかけるだけで、食欲の増進に繋がります。

また、茹で汁は水分補給の役割もこなせるので、食欲が低下している時にはよい味方になってくれるものとなります。特に夏バテしている時には、思うように水も飲んでくれないという事も起こりえます。そんな時にも茹で汁を活用して、水分補給&食欲増進を行いましょう。

普段、より好みをする犬は、日頃からたまに茹で汁を与えるようにして、いざという時に備えておくようにすると良いですよ。

ささみは毎日与えても良い?


ささみは高タンパク・低脂質なとてもヘルシーな食材ですが、ささみばかりを与え続けるのは避けたほうが良いでしょう。

基本的にはささみは毎日与えても良い程の食材ではありますが、しっかりと栄養バランスを考えて与えなくてはいけません。優れた動物性蛋白質とはいえ、他の食材とのバランス、他の動物性蛋白質をローテーションに加える等しなければ、ある栄養素は過剰に、また、ある栄養素は不足になりかねません。

ですので、何事もバランスが大事ということは覚えておいたほうが良いでしょう。また、他の食材との組み合わせも大事ですが、幼犬や成犬、老犬など、必要とする栄養はそれぞれですので、状態にあった食材を組み合わせるようにしましょう。

※内容は2017年3月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

スポンサーリンク