色々なペット保険が登場しているけど、どう違うのかがわからないという方や、とにかく大手が扱っている保険の方が安心と、ただ何となくペット保険に加入してはいないでしょうか。実はペット保険にも、大きく分けて2つの保険があるのです。

そこで今回は、ペット保険の種類と、大手保険会社「ソニー損保」が扱うペット保険の内容について解説していきたいと思います。

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日本最大手のソニー損保

人間用の保険でもお馴染みの「ソニー損保」。ソニーと言えば日本を代表する大企業で知られておりますが、このソニーの持つ会社の一つがソニー損保です。

ソニー損保の良さと言えば、やはり大企業が運営している保険会社ということもあり、先ず滅多なことでは傾かないという安心感ではないでしょうか。昨今の経済状況を見ても、ある程度大きな企業でも倒産してしまうという事も珍しい事ではない時代です。

仮に加入している保険会社が破綻してしまった場合、破綻してしまった保険会社から引き継ぐ保険会社はありますので、保険契約が無くなるということはありません。しかしながら、本来契約していた補償内容よりも減額になっていたり、保険契約の内容自体が変わってしまうということもあるのです。

損害保険と少額保険


保険会社の破綻した場合について触れてきましたが、あくまでもこれは人間用の保険の場合です。では、ペット保険となるとどうなるのでしょうか。

ペット保険はまだまだ日本でも始まったばかりと言っていい保険の一つですが、ここのところたくさんの保険会社が誕生し、様々なプランが登場してきています。しかし、ひとくくりで「ペット保険」と言っても、実は2つの保険に分けることが出来ます。

その一つが「損害保険会社」と呼ばれるものです。そしてもう一つが「少額短期保険会社」と呼ばれるものです。この2種類の「保険会社」は、同じペット保険を扱ってはいるものの、全く別の側面を持っている保険会社となるのです。

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損害保険は保護制度で守られる

この2種類の保険会社。大きな違いとしては、万が一保険会社が破綻してしまった場合に「損害保険契約者保護機構」と呼ばれる機関に保護されるかされないかの違いがあるのです。

前述では保険会社が破綻してしまった場合に、別の会社が引き受けると説明してきましたが、これは損害保険契約者保護機構が一時的に破綻してしまった保険会社の契約者を保護し、万が一引き受ける保険会社がいない場合には、そのまま損害保険契約者保護機構が保険会社となるためなのです。

一方、少額保険会社はこうした保護制度がなく、万が一倒産してしまった場合には、倒産してしまった保険会社の財産を切り崩すような形で補償していく形となります。「責任準備金」と呼ばれる資金があるため、まったく財産が無くなる事はありませんが、損害保険契約者保護機構のような保護はありませんので、少額保険会社と契約するデメリットと言えるでしょう。

とはいえ、少額保険会社のメリットとして挙げられるのは保険料の安さ。逆に、損害保険会社の保険料は、少額保険会社よりも割高である事がデメリットとしてあげられます。

ソニー損保のペット保険は?


では、ソニー損保のペット保険はどちらの保険会社になるのでしょうか。実を言うと、ソニー損保で取り扱っているペット保険は、ペット保険の中でも最大手となる「アニコム損保」の保険です。ソニー損保が代理店という形でアニコム損保のペット保険を扱っているのです。

ソニー損保も損害保険会社ですが、アニコム損保も損害保険会社ですので、前述の通り万が一の事態になっても、契約者が泣きを見るということはありません。最も、アニコム損保にしてもそうそう破綻するような保険会社ではありませんが、ソニー損保となると、もっと破綻する可能性が低いので、保険契約者としては強力な2枚看板で安心して保険に加入することが出来るでしょう。

アニコム損保のペット保険とは?

ソニー損保と契約する形ではありますが、あくまでもソニー損保は代理店という方日になりますので、実際にはソニー損保が契約の媒介を行なうだけであって、契約自体はアニコム損保との契約となります。では、具体的にアニコム損保の補償について見ていきましょう。

先ず知っておきたいのが、アニコム損保はペット保険のシェアNo.1の企業であるということ。十数社のペット保険会社がありますが、加入者数も群を抜いてアニコムが独走している形です。

そのため、どの動物病院でもアニコムの保険を利用できるだけでなく、保険金請求を窓口ですぐに精算することができるという大きなアドバンテージがあります。実は、多くのペット保険はこの窓口精算に対応しておらず、いざという時には一度、契約者が治療費を立替えなければいけないというデメリットがあるのです。

窓口精算できるので、立替えは不要

多くのペット保険は、高額な治療費であっても、一度契約者が支払いを立て替える必要があります。その後、領収書をペット保険会社へ送付し、実際に保険金がおりるのも数日〜数週間を要するというのが一般的とペット保険の流れとなります。

一方、アニコム損保の場合には窓口で保険金の精算が行なえますので、自己負担額も大幅に減らすことが可能となります。また、いちいち保険金請求をする手間も必要ありませんので、煩わしい手続きもありません。

この保険金の窓口精算は、十数社あるペット保険会社の中でも、アニコムを含めて3社にとどまります。さらに、その3社のなかでも、窓口精算に対応している動物病院数もアニコムが最も多いです。

一つは「ペット&ファミリー少額短期保険」で187病院と連携、「アイペット損害保険会社」は3,586病院と連携、アニコム損保に関しては5,863病院と連携といったように、やはりNo.1であるアニコム損保が1歩抜きん出ている形となります。

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補償範囲の違う2種類のプラン

アニコム損保の補償内容について見ていきましょう。

アニコム損保で取り扱っている保険商品は2種類。一つは、通院・入院・手術をカバーした総合補償の「どうぶつ健保 ふぁみりぃ」、もう一つが入院・手術にのみ対応した「どうぶつ健保 ぷち」です。

「どうぶつ健保 ぷち」に関しては、主に高額な医療費が発生する手術に特化した補償内容となっているため、「どうぶつ健保 ふぁみりぃ」よりも保険料が安いのが特徴になります。因みに、「どうぶつ健保 ぷち」に関しては前述でも説明した、窓口精算には対応していないペット保険となります。

「どうぶつ健保 ふぁみりぃ」は、総合的に補償が受けられるペット保険となっており、多くのサポートも付随したスタンダードなペット保険となっています。また、補償内容は2種類のプランに分かれており、保険料と必要に応じた補償内容で選べるようになっているのが特徴です。

まとめ


ペット保険の加入を考える際には、保険会社の大きさや種類、補償内容の違いや保険料金の違いが何となく見えてきたでしょうか。

ソニー損保が扱うアニコム損保の「ふぁみりぃ」は、総合的に補償することができ、保険料も最安では2,000円代で加入することが出来ますので、ペットの万が一の時のために、無理なく保険を掛けることが出来るでしょう。

保険料も安く、補償もそれなりのペット保険も多いですが、やはり契約するとなると安心感のある会社と契約をしたいもの。ソニー損保やアニコム損保であれば、そういった問題も解消されるでしょう。

ポイントとなるのは損害保険なのか、少額短期保険でもよいのか、まずは入口となるこの部分から考えてみても良いでしょう。

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