ペット保険も沢山の種類がありますが、その殆どが犬猫専用のペット保険になっています。「うさぎ」も加入できるペット保険もあるにはあるのですが、実際のところ、まだまだ数社にとどまります。

そこで今回は、うさぎも加入できるペット保険と、うさぎがペット保険に加入する必要性について解説していきたいと思います。

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うさぎにペット保険は必要?


うさぎにペット保険は必要なの?と考える方もいらっしゃるかも知れませんが、犬や猫同様、ペットとしてうさぎを飼育する方も多く、鳴き声による悩みやケージ内でも飼育できるという手軽さから、うさぎユーザーも増加しています。

そんなうさぎも病気になる場合もありますので、その際には当然ながら治療費が発生してきます。そこで疑問に思うのがうさぎの治療費ではないでしょうか。実はうさぎの治療費と言っても、犬や猫と治療費に大差はないのです。

犬よりもうさぎの方が体は小さいですが、診察や点滴、手術、レントゲンなど、行なう処置は犬や猫と同じですので、体の大きさに関係なく、治療費はほぼ同じくらいと考えて良いでしょう。

もちろん、病気の種類や状態によっても金額が変わりますが、そこも犬もうさぎも変わりません。診察料ではおおよそ1000円前後ほど、レントゲンなどは5000円前後ほど、点滴や注射は2000円前後ほどとなりますが、手術を行なうとなると簡単に数万円〜数十万円の治療費が発生してきます。

場合によっては20万、30万とかかる場合もあるうさぎの治療費。そんな心配を解消してくれるのがペット保険の存在なのです。そこで今回は、うさぎも加入できるペット保険にクローズアップして、比較していきましょう。

大手ペット保険会社の「アニコム」

「アニコム損害保険株式会社」は、ペット保険の中でもシェアNo.1を誇る大手ペット保険会社です。大手ペット保険ということで、保険加入の際の安心感も違います。

そんなアニコムもうさぎが加入できるペット保険があります。うさぎの他にも、鳥やフェレットも加入対象となっていますが、これら小動物が加入できるペット保険は、2種類あるアニコムのペット保険のうち「どうぶつ健保 ふぁみりぃ」のみ。「どうぶつ健保 ぷち」は対象外となります。

どうぶつ健保 ふぁみりぃには「70%プラン」と「50%プラン」の2つのコースがあり、0歳時点での一番安いふぁみりぃ50%プランですと月々 2,460円(年払 26,820円)、70%プランでは月々 3,270円(年払 35,680円)となっています。

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「ペットライフジャパン」

「ペットライフジャパン」はペット保険会社の中でも老舗とも言えるペット保険会社。もちろん、うさぎの保険も扱っている会社となります。

ペットライフジャパンの保険内容は、治療費の55%を補償する「サポート55」、治療費の70%を補償する「プレミアム70」、掛け金が一律1,900円の「スタンダード」、掛け金が一律3,300円の「スペシャル」の4つのプランがあります。

補償内容に関してもそれぞれ変わってきますが、特徴となるのは掛け金が一律である保険を扱っているという点です。動物の種類や年齢に関わらず、一律の保険料となっていますので、年齢によって掛け金が上がっていくデメリットは解消されます。

とはいえ、掛け金が変動するプランでも、約200円ずつの値上がりですので、比較的リーズナブルな保険料と言えそうです。

「日本アニマル倶楽部 プリズムコール」

小動物に強いペット保険といえば、日本アニマル倶楽部株式会社の「プリズムコール」です。

プリズムコールは犬猫だけでなく、「うさぎ」や「フェレット」「ハリネズミ」「ハムスター」「インコ」「カメ」など、小動物からは虫類まで幅広くカバーしたペット保険です。

うさぎを対象とした保険プランは、「グリーンプランⅡ」「オレンジプランⅡ」「ブループランⅡ」「ホワイトプランⅡ」と全部で4つのプランがあり、それぞれ手術保険金や通院補償、入院保障などの保険金額が違います。

保険料については前述の「ペットライフジャパン」同様、掛け金が一律となっており、最も安いホワイトプランⅡが月々1,910円(年払 21,080円)、最も補償内容が充実しているグリーンプランⅡが月々4,230円(年払 46,560円)となっています。

保険料の金額で比較


では具体的に保険料の比較をしてみましょう。例として1歳で加入することを想定し、プランは最安のプランで比較してみましょう。

アニコム「ふぁみりぃ 50%プラン」:月々2,500円
ペットライフジャパン「サポート55」:月々 1,500円
プリズムコール「ホワイトプランⅡ」:定額 1,910円

次に、3歳になった時を仮定してみると、

アニコム「ふぁみりぃ 50%プラン」:月々3,010円
ペットライフジャパン「サポート55」:月々 1,700円
プリズムコール「ホワイトプランⅡ」:定額 1,910円

と言った保険料になります。
定額制ならではの安心感もありますが、あとは補償内容と比較して決めるのが良いでしょう。保険料は安ければ安いほど、月々の負担も軽くなりますので良いのですが、せっかく保険に加入させるのであれば、補償内容に妥協すること無く決めていきたいところです。

補償内容で比較

補償内容はペット保険を選ぶ際にも、最も重要となる部分です。実際のところ、手術となると高額の治療費が発生してきますが、確立として多いのは「通院」による治療です。そこで、通院補償に注目して各保険を比較していきたいと思います。

アニコム「ふぁみりぃ 50%プラン」:1日あたり 10,000円(年間20日まで)
ペットライフジャパン「サポート55」:1日あたり 10,000円(年間20日まで)
プリズムコール「ホワイトプランⅡ」:補償なし

このように、プランによっては通院補償が付いていないプランもありますので、注意が必要です。因みにプリズムコールで通院補償付きのプランですと、月々定額2,270円の「ブループランⅡ」が、Ⅰ日あたり3,000円(年間20日まで)といったプランになります。

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高齢うさぎでも加入できる保険はどれ?

うさぎの年齢によっては加入することが出来ない場合がありますが、各社の加入条件について見てみましょう。

まず、最も高齢でも加入できるペット保険は、日本アニマル倶楽部「プリズムコール」で、満11歳未満の高齢うさぎでも新規加入することが出来ます。

次いで「ペットライフジャパン」が満4歳まで、「アニコム」に関しては最も早く3歳11ヶ月までが新規加入となっています。

年令による比較ではプリズムコールが圧倒的という結果になりましたが、プリズムコールに関しては満11歳未満まで新規加入ができるものの、更新も満11歳未満までとなっています。ペットライフジャパンとアニコムは継続であれば、ずっと加入することは出来ますので、ケースバイケースといったところでしょう。

うさぎにおすすめのペット保険は?


それぞれの保険にメリット・デメリットがあることがわかりましたが、うさぎにとって最適なペット保険はどの保険なのでしょうか。

これは使い方によっても変わってはきますが、長期的に負担なく保険に加入するのであれば、ペットライフジャパンがおすすめかもしれません。比較的安い保険料でありながら、補償内容もしっかりとしているので、万が一の時にも安心です。

アニコムに関しては補償も充実しているのですが、保険料の高さと新規加入年齢の狭さがネックとなるでしょう。そろそろ保険を考えようかなと思う頃には、うさぎも5歳位になっており、すでにアニコムは加入できない年齢となるため、プリズムコールに加入ほかないと言った形になります。

プリズムコールは保険料も安いですが、補償内容に少々不安を覚えます。充実した補償のプランもありますが、保険料はアニコムよりも高くなってしまうため、高齢期になった時に利用するのがおすすめかもしれません。

それぞれの保険の特徴をしっかりと把握するようにし、うさぎにとって最適なペット保険を選べるようにしましょう。

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