多種多様な製品ラインナップを誇るペットフードメーカー「ロイヤルカナン」。フランス原産のロイヤルカナンは、どのような理念でペットフードを開発しているのでしょうか。今回はロイヤルカナンの商品ラインナップと合わせて紹介して行きたいと思います。

スポンサーリンク

プレミアムフードの代表でもある「ロイヤルカナン」

ペットショップなどでもお馴染みの「ロイヤルカナン」。たくさんの種類が揃っているので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また、ロイヤルカナンの特徴といえば、「猫種別」「ライフステージ別」などの細かい種類分けで、まさにかゆいところに手が届くような商品ラインナップが挙げられるでしょう。その数も、数百種類を越えるということですから驚きですね。

今では、プレミアムフードと言えばロイヤルカナンの名が必ず上がるほどに、プレミアムフードの代表格として知られており、実際にロイヤルカナンユーザーの方も多いのではないでしょうか。選ばれる理由には、年齢やサイズだけではなく、より細かで的確なフード設計であることがあげられるでしょう。

ロイヤルカナンの誕生と理念

ロイヤルカナンは、1968年にフランスの1人の獣医師によって誕生しました。「皮膚病を患う犬たちを、薬を使わずに食事で健康にしてあげたい」という思いから誕生したロイヤルカナン。

こうした考えから行き着いたのは年齢や品種だけではなく、猫のサイズ、ライフステージ(成長段階)、健康状態など、同じ「猫」であっても様々な特徴を持っているため、必要となる栄養バランスも1頭ずつ異なるということでした。

「原材料ではなく栄養素こそが重要」という理念からもわかるとおり、50種類余りで構成される栄養素は、栄養学的にバランスのとれたフードであり、必要な栄養素が消化吸収されることを重視したフード設計が研究されています。

また、こうした栄養バランスだけではなく、実際に猫がフードを食べる時の事も研究されており、「より捉えやすく、噛みやすいように、また口腔衛生にも配慮して、大きさ、食感、形が決められています。」という言葉の通り、ロイヤルカナン製品の豊富な種類それぞれに、違った形状のキブル(粒)が採用されています。

ロイヤルカナンのラインナップ

細かなラインナップに定評があるロイヤルカナンのキャットフード。そのラインナップも年々へ進化し、次々と起きる猫のトラブルに対応すべく、そのラインナップも増え続けています。

2016年現在の今では、「フィーライン ブリード ニュートリション」「フィーライン ヘルス ニュートリション」「フィーライン ケア ニュートリション」「フィーライン ヘルス ニュートリション ウェット」の4つの基本ラインナップが設定されており、ここから更に細かな製品ラインナップが取り揃えられています。

この中でも基本となるのが「フィーライン ヘルス ニュートリション」でしょうか。これは、猫のライフステージ・年齢だけではなく、長毛種・短毛種といった違いや、性質、好み等にも合わせられるようにラインナップが揃えられています。

・ベビーキャット(幼猫・母猫用)
・キトン(成長後期の子猫用)
・インドア(室内猫用)
・フィット(成猫用)
・インドア7+(室内で生活する7歳以上の猫用)
・エイジング(12歳以上の猫用)

以上のラインナップに加え、食にこだわりがある猫には「エクシジェント」シリーズ、体重維持に問題を抱える猫には「ステアライズド」シリーズが年齢別に、また室内猫用にも長毛種用の「ロングヘアー」が揃えられています。このように、様々な年代や性質・特徴に沿ったラインナップが揃っていますので、ピンポイントで愛猫用のフードが選択できるのです。

スポンサードリンク

特定7猫種それぞれに対応したフードも

ロイヤルカナンの代表とも言える「フィーライン ブリード ニュートリション」。簡単に言うと猫種別のフードという事ですが、その数も7猫種にのぼります。

・アメリカンショートヘア
・ラグドール
・シャム
・ノルウェージャンフォレストキャット
・ペルシャ、チンチラ、ヒマラヤン
・ブリティッシュショートヘアー
・メインクーン

これら猫種は、日本国内における飼育率の高い猫種だったり、トラブルを抱える事が多い猫種が名を連ねていますので、非常に高い確率で日本の飼い猫に当てはまるでしょう。もちろん、これら猫種が必要とする栄養素も違えば、骨格も違います。そのため、それぞれのキブルも違えば、栄養素も違って作られているのです。

悩み・問題を抱えた猫に対応したキャットフード

「フィーライン ケア ニュートリション」シリーズは、猫が抱えている様々な問題に対応したキャットフード。その内容も、

・ヘアボールケア(毛玉が気になる成猫用)
・ライト ウェイトケア(肥満気味の成猫用)
・ヘアー&スキンケア(美しい皮膚・被毛を保ちたい成猫用)
・オーラルケア(歯垢・歯石がきになる成猫用)
・ユリナリーケア(健康な尿を維持したい成猫用)

と、多くの猫が抱える問題に特化したラインナップが揃います。中でも、一番新しく登場した「ユリナリーケア」では、尿路疾患に悩む猫が多いため、尿路疾患にならないようにするためのフードで、尿路結石の形成を抑える効果が期待できるキャットフードです。

まとめ

キャットフードのラインナップも各社増えてきましたが、ロイヤルカナンの強みはその細部にまで行き届いた製品展開です。ここまでのラインナップが揃っていれば、愛猫にもマッチしたキャットフードが見つかるはず!気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク