色々なうさぎのおもちゃは売られてるけれど、どんなおもちゃが好みなのかわからない、またはおもちゃを入れたけど遊んでくれないという事が多いのが、うさぎのおもちゃです。今回は、うさぎのタイプに合わせて、遊びそうなおもちゃについて考えてみましょう。

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うさぎのおもちゃについて

うさぎのおもちゃには様々な種類があり、そのうさぎによって遊び方も違えば、好みのおもちゃも違うものです。また、おもちゃの材質は「木材」のものや「牧草」で作られた物がほとんどで、健康的にも安心な製品がほとんどです。

おもちゃのタイプには、ケージに取り付けられるものから、転がして遊ぶもの、登ったりするもの、くぐったりするもの等、実に様々なアイデアの商品が多く存在します。また、こうしたおもちゃで遊んでいる姿も、うさぎも楽しいかもしれませんが、飼い主もほっこりする瞬間でもありますよね。

と思って、おもちゃを入れたはずが、「全然遊ぼうとしていない」「おもちゃと思っていないのかな」など、飼い主にとって色々な悩みも生まれるのが、うさぎのおもちゃなんです。まずは、自分のうさぎがどういう遊びが好みかを探るところからはじめてみましょう。

「不正咬合」に気をつけましょう

おもちゃ選びの一つの基準となるのが、うさぎは「歯」が伸び続ける動物だということです。歯が伸び切ってしまい、かみ合わせがおかしくなってしまう状態を「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びますが、この不正咬合を予防するために、「かじり木」などのおもちゃや、味のついた木のおやつ等があるのです。

ペレットをあまり食べないうさぎや、2番刈りなどのやわらかめの牧草を好むような子には、万が一の考えて、固めの木のおもちゃを入れるようにすると良いかもしれません。

「破壊」が趣味のうさぎには


飼い主さんの悩みで、「飼っているうさぎがすぐにトイレを壊してしまう」といった声や、「ケージに齧りついてガチャガチャする」といった声を耳にします。こういった子は、噛む歯ごたえや、何かを噛むことが好きなうさぎなので、壊して遊べるようなおもちゃが向いているかもしれません。

こういうタイプのうさぎには、噛み心地にうるさい子もいますので、「木」や「牧草」の他にも「ヘチマ」などの素材でできたおもちゃもありますので、試してみる価値はあるかもしれませんよ。また、同時にブラッシング効果もありますので、歯もきれいになることでしょう。

もしかするとストレス?

破壊するのが好きなうさぎは、もしかすると何かしらのストレスが掛かっている可能性もあります。なにか心当たりはありませんでしょうか。

考えられるのは、ケージが置かれている場所や暑すぎる・寒すぎるといった環境によるストレス。もしくは、遊びたいのに退屈しているストレスなど、ストレスが溜まってしまっている理由も様々です。

また、食事に対するストレスもあります。好みでない牧草が入っていたりすると、牧草ごと部屋に撒き散らして、牧草入れを噛み続けるといった行動も起こすでしょう。

壊すのが単純に好きなうさぎもいますが、多くは、何かしらのストレスが掛かっているのかも知れません。その訳を見つけてあげるのは、飼い主さんの観察力にかかっています。

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食べることが趣味のうさぎには

食べることが大好きなうさぎには、やはり牧草や藁で作られたおもちゃが最適かもしれません。ケージに取り付けられるおもちゃや、ケージ内に置いておくタイプのおもちゃがありますので、探究心の強い子には置いておくタイプ、牧草入れでひたすら牧草を食べるような子には、取り付けタイプが向いているかもしれません。

牧草で編み込まれたおもちゃなので、同時に破壊して食べられるおもちゃでもあり、うさぎのストレスも食欲も満たせるおもちゃでもあります。色々な形もありますので、より興味を引きそうな形を探してみてはいかがでしょうか。

チモシーを使ったおもちゃ


前述の通り、すぐになにか食べてしまううさぎは牧草で作られたおもちゃがおすすめ。中でもチモシーを使ったおもちゃが最適でしょう。

あまり見かけることはありませんが、チモシー以外の牧草が使われたおもちゃは、カロリーの面でもあまり良いとは言えません。チモシーは栄養バランスが整っているため、牧草で作られた多くの玩具はチモシーを利用していることでしょう。

また、飼い主さん自身が手作りする場合も同じです。食いつきが良いからと言ってアルファルファのおもちゃを作ってしまっては、ソレばかりを食べてしまう可能性もあります。ですので、牧草のおもちゃを作る際にはチモシーを原料にするようにしましょう。いくらおもちゃと言っても、基本的にはおやつに近いような存在です。カロリーは考えておきましょう。

手作りの際にも木には注意

牧草で作られたおもちゃ以外にも、色々な材質のおもちゃがありますが、中でも特に多いのは木で作られたおもちゃでしょう。また、うさぎのおもちゃを手作りする際にも、木で作成したおもちゃが作りやすいでしょう。

しかし、同じ木でも何でも良いわけではありません。木にも色々な種類がありますが、木材屋で販売されているような木は防腐剤や薬品などが吹き付けられている可能性もありますし、衛生的ではありません。また、もともとの木が農薬を使って育てられている木もありますので、これも危険です。

うさぎのおもちゃを作るのであれば、完全に農薬などを使用していない事がわかっている木を使用しましょう。材質はパイン材やりんごの木、梨の木と言ったところですが、なかなか手に入れるのも難しいかも知れませんね。

登ったりすることが好きなうさぎには

運動量が多め、いつも走り回っているようなタイプのうさぎには、登ったり、壊したりできる小屋やトンネルタイプのおもちゃが向いているかもしれませんね。木のタイプと藁のタイプがありますので、高いところが好きなうさぎには木の小屋、登ったり降りたりするうさぎには藁のタイプが良いかもしれません。

また、こうしたタイプのうさぎには、足腰の衝撃を和らげるために、着地点にマットとなるような牧草や藁を敷くとより良いでしょう。

隠れるのが趣味のうさぎには

ケージ内でも暗いところに行ったり、ケージの外に出しても狭いところに入っていくようなタイプのうさぎには、トンネルタイプのおもちゃや、木の小屋や藁の小屋のおもちゃが最適かもしれません。

こういうタイプのうさぎは、ずんずんと進んでいくので、トンネルをくぐるのも大好きです。狭いところが好きなので、こういった場所をくぐっていくことでストレス解消しているのでしょうね。見ていてかわいいです。

家のタイプのおもちゃは清潔にしましょう

隠れるタイプのうさぎにおすすめな家や小屋のタイプのおもちゃですが、その場所がお気に入りになるために、うんちやおしっこをその場所でしてしまう場合も。

また、家のタイプは汚れが中にこびりつきやすいので、定期的に綺麗にしてあげなければ不衛生な状態になってしまいます。そのため、飼い主さんの手間も少々かかってしまうことでしょう。

また、木のタイプですと汚れもこびりついてしまうため、ゴシゴシと水洗いしなければ汚れも落ちません。木のタイプの玩具は噛むことで歯の伸び過ぎを防止できてよいのですが、衛生的にはあまり良いとは言えないのが難点です。家のタイプのおもちゃであれば、できるだけ洗いやすいようなタイプを選び、買い替えのしやすいようなタイプを選ぶのがポイントです。

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ケージの中にどれくらい置けるか

かわいいうさぎに何でも買ってあげたくなる気持ちはわかりますが、ケージの中が動きにくくなるほどおもちゃを設置するのは避けましょう。

何かのはずみでうさぎがケージ内で走り回ることもあります。その際に、おもちゃが多すぎると、何処かをぶつけて怪我をしてしまう恐れも出てくるでしょう。こうした事態を防ぐためにも、最低限の通路は確保するうようにし、おもちゃで通路を埋め尽くすことのないようにしましょう。

60cm幅のケージであれば、多くても2個程度ではないでしょうか。60cm幅のような狭いタイプのケージは、壁面に設置できるタイプのおもちゃもありますので、安全を確保するためにも、こういったタイプを選ぶのもひとつです。

日頃からうさぎの行動を見てみましょう


どんなおもちゃが合っているか、どんなおもちゃだと遊んでくれるかは、うさぎに与えてみないとわからない部分があります。しかし、様々なおもちゃが販売されているので、必ずあそぶおもちゃはあるはずです。

普段、うさぎがどんな行動をしているか、どんな物に興味を持っているかを観察するようにし、うさぎの好みを把握してあげるようにしましょう。大変な作業ではありますが、発見したときの喜びもひとしおですよ。

お気に入りのおもちゃができたら、ひたすらそのおもちゃで遊んでくれる、その姿もまた飼い主さんも癒やされることでしょう。もちろん、遊んでいるうさぎが一番楽しんでいると思いますので、どストライクなおもちゃを発掘する楽しみを、うさぎと共に分かち合ってみませんか?

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