アメリカにある、ウサギのブリーダー協会「ARBA」に登録されているウサギの品種は、なんと48種類にも登ります。サイズやカラーなど、その個性も様々ですが、その内、日本でもたまに見かけるような品種についてご紹介してみます。

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ウサギってどんな動物?

今やペットの代表格と言っても過言ではない「うさぎ」。若い方から年配の方までが気軽に変えるペットとして、幅広い世代に愛されている動物です。そんなうさぎですが、耳がピンと立っている品種もいれば、耳が垂れている品種もいたりと、実は色々な種類がいるんです。

また、耳だけではなく、毛の長さや、毛の質が違う種類もいます。その数、なんと48種類ものうさぎの品種が存在するんです。
この様々なウサギの品種を認定している、アメリカの団体「ARBA」とは一体どんな団体なのでしょうか。

「ARBA」ってなに?

アメリカのイリノイ州 ブルーミントンに本社を置く、アメリカのウサギのブリーダー協会「ARBA(American Rabbit Breeders Association)」。ARBA主催のラビットショーも開催され、うさぎをブリーディングしている方たちにとって、このARBAに出陳・入賞することは、非常に権威のあることでもあり、目指すべきところなのです。
また、このARBAで認定しているうさぎの品種は48種類に登り、それぞれのうさぎに「体重」や「色」といった特徴に関して厳しく定められています。

ARBAで認められている品種のうさぎには、ARBAから発行される血統証が付けられ、「名前」「カラー」「イヤーナンバー」「賞歴」の項目で、両親からの3世代に渡って確認することができます。
また、その子ウサギも生後6ヶ月以上経っていれば、有料にはなりますがARBAに登録することができます。

このように、様々な特徴をもつ品種が世界にはたくさんいます。ここからは、ARBAに公認されている、日本でも人気の高い品種についてご紹介していきたいと思います。

もこもこで愛らしい容姿の「アメリカンファジーロップ」

アメリカ原産の「アメリカンファジーロップ」。もふもふとした印象のたれ耳のウサギで、小型のロップ種で知られる「ホーランドロップイヤー」と、長毛種のうさぎで知られる「フレンチアンゴラ」を掛け合わせ、作出された品種です。

「アメファジ」と略される程に人気の品種でもあり、見た目はホーランドロップイヤーで、もこもことしたアンゴラ譲りの毛並みが非常にかわいい、ファンも多いウサギです。

立ち耳のもこもこうさぎ「ジャージーウーリー」

アメリカンファジーロップが、ホーランドロップイヤーとフレンチアンゴラの改良品種なら、この「ジャージーウーリー」は、「ネザーランドドワーフ」と「フレンチアンゴラ」の改良品種です。アメリカンファジーロップがたれ耳なのに対し、ネザーランドドワーフを血統に持つジャージーウーリーは、立ち耳のもこもこしたウサギとして人気が高い品種。

また、手触りも非常によく、性格もおっとりした子が多いのが特徴です。アメファジと共に、もこもこの代表格として非常に人気も高く、日本でも有名な品種の一つでもあります。

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美しい手触りが自慢の「ミニレッキス」

ペットショップでも、比較的見かけることもある「ミニレッキス」。このうさぎの特徴は、とても手触りの良い毛並みが自慢です。艶もあるその毛並みは「ビロード」のようと評されますが、本当に手触りの良い毛質をしたうさぎです。

また、性格も穏やかな個体も多く、遊ぶことも大好きな子が多いです。個体差はあるものの、気軽に触らせてくれる子も多いので、慣れさせてしませば抱っこをすることも嫌がらない位に慣れる子が多いです。

独特のツートンカラーが特徴の「ダッチ」

非常に変わった白と黒のツートンカラーが特徴的なウサギの「ダッチ」。ミニウサギ等でもたまに見ることができますが、こちらは血統書付きの純血種です。白黒であることから、「パンダウサギ」とも呼ばれる事も。

ただし、「パンダ」や犬の「ダルメシアン」のように白黒がたくさんあるわけではなく、後ろ半分が黒、前半分が白、額から鼻にかけて白で、目の周りは黒といったように、ダッチとしてのカラーが明確に決められています。

10kgを超える大型品種「フレミッシュジャイアント」

その名前の通り、うさぎとは思えない程にとても大きい品種の「フレミッシュジャイアント」。世界最大種のうさぎとしても知られ、平均体重でも7kg前後、さらに10kgを超える子もいます。

もともとは食用のうさぎとして繁殖されていた事もあり、このように大きな体になるように品種改良されてきました。体調も1m程度になる子もおり、飼う際には食費や場所の確保が大変な品種でもありますので、誰でもは飼えないでしょう。

まとめ

このように、実に様々な特徴を持ったウサギが、まだまだたくさん存在しており、世界中のウサギファンの注目を集めているのです。今回紹介した品種に関しては、ペットショップでも見かけることがある品種も多く、タイミングが合えば、もしかしたら飼うこともできるかもしれません。(フレミッシュジャイアントは、また話が別ではありますが・・)

ペットとしてのうさぎの代表格「ネザーランドドワーフ」「ホーランドロップイヤー」「ミニウサギ」以外にも、こんなにたくさんの品種がいますので、これからうさぎを飼いたいなと考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。

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