猫のペット保険を選ぶ際には補償内容も大事にはなりますが、やはり保険料の安さも大事な要素となります。そこでおすすめしたいのが、今回ご紹介する「ペッツベスト」のペット保険です。
ペッツベストは保険料も安く、新規加入年齢も16歳までと他のペット保険と比べても高めなのが特徴です。では、具体的にペッツベストの特徴について解説していきたいと思います。
ペッツベストとは?
ペット保険会社には「損害保険会社」と「少額短期保険会社」の2つがあります。近年では少額短期保険会社もたくさん登場してきていますが、今回ご紹介する「ペッツベスト」も少額短期保険会社の一つです。
少額短期保険会社のメリットとしては保険料の安さが第一に挙げられますが、デメリットとしては万が一保険会社が破綻するような事態になれば、保険も消失してしまう可能性があるのです。
とはいえ、ペット保険自体が掛け捨ての保険であり、全く保険が無くなるといった事態もそうそうあることではないので、近年では少額短期保険会社が人気を集めている状況です。
損害保険会社で代表的なのは、ペット保険会社の中でも特に有名な「アニコム損害保険株式会社」。大きな会社で保険を掛ける安心感もありますが、保険料の高さが最大のネックとなるでしょう。
ペッツベストの加入条件
保険料で選ぶのであれば断然、少額短期保険会社という選択になりますが、近年の保険内容では損害保険会社との差も少なくなってきています。そのため、補償内容も充実し、保険料も安いという内容のペット保険会社が多く、ペッツベストに関しても同じことが言えるでしょう。
中でも、ペッツベストの特徴となるのが新規加入年齢の高さ。例としてアニコム損害保険の新規加入年齢は「7歳11ヶ月」まで。他のペット保険会社に関しても同じくらいか、高くとも10歳までといった保険会社がほとんどなのですが、ペッツベストに関しては16歳11ヶ月まで新規加入OKという条件になっています。
他のペット保険会社は新規加入年齢までに加入さえすれば、更新は終身となっているケースがほとんどなのですが、ペッツベストのデメリットとしては更新に関しても16歳11ヶ月までとなっているので、17歳以降は保険が掛けられない状態になってしまうため、注意が必要となります。
保険料は3種類の補償割合から選択
ペッツベストのペット保険は2種類の「医療保険」と、1種類の「傷害保険」の、計3種類のプランから選択できます。
医療保険では2プランとも「通院・入院・手術」に備えた内容のペット保険となっており、それぞれ80%の補償内容となります。プランは「ファーストプラン」「ベーシックプラン」と2種類ありますが、違いに関しては支払限度額の違いによって保険料が変わっています。2種類のうち、最も内容が充実しているのがファーストプランとなります。
また、傷害保険では「事故」に特化した内容のペット保険となっており、突然の事故やケガに対応した補償内容となっています。病気に関しては補償外となりますので、あくまでもケガを始めとした事故に対してのペット保険となります。
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若年齢の猫は「アクシデントプラン」がおすすめ
自宅内で飼育しているものの、やんちゃな歳頃の猫は色々な事に挑戦したり、危ない目に遭うことも少なくありません。そんなやんちゃな猫におすすめしたいのが「アクシデントプラン」です。
前述の通り、アクシデントプランは「傷害保険」となっており、病気ではなく事故などでの怪我に対して補償されるペット保険ですので、自宅内で骨折や脱臼などの怪我をしてしまった時に保険が下りる事となります。
1つの怪我に対して25万円まで、年間50万円を限度額として治療費の80%が補償されますので、急な怪我にも十分に対応できる補償内容となっています。
免責金額に関しては7,500円となっていますが、ある程度の怪我をしてしまうと簡単に1万円は超えるので、特に問題はないでしょう。保険料も全年齢一律で、年間の保険料が7,010円となっていますので、加入もしやすいかと思います。
「ベーシックプラン」と「ファーストプラン」を比較
医療保険である「ベーシックプラン」と「ファーストプラン」。保険料にも違いがありますが、補償内容に関してはファーストプランのほうが充実の内容となっています。
例えば、ファーストプランは年間の支払限度額が100万円(1つの事故に対しては50万円)なのに対し、ベーシックプランは50万円(1つの事故に対しては25万円)と大きな違いがあります。
また、免責金額に関してはファーストプランが7,500円なのに対し、ベーシックプランは2万円となっていますので、ベーシックプランはあくまでも保険料を最大限に抑えて、大きな怪我や病気に備える保険となっています。
ファーストプランに関しては、ベーシックプランよりも保険料は高いですが、補償内容もしっかりしており、日頃から保険も利用しやすい内容となっているので、毎日安心して飼育していきたいという方にはおすすめです。
ペッツベストの保険料
では具体的に保険料について見ていきましょう。例として1歳の猫と、15歳の猫の保険料を比較してみましょう。
【猫 1歳】
ファーストプラン:月払 2,300円(年払 26,230円)
ベーシックプラン:月払 1,330円(年払 15,140円)
【猫 15歳】
ファーストプラン:月払 3,160円(年払 36,070円)
ベーシックプラン:月払 1,820円(年払 20,820円)
以上のような保険料となっています。
保険料だけで見れば、断然ベーシックプランを選択したくなりますが、ネックとなるのが免責金額の違いです。前述の通り、ベーシックプランの免責金額は2万円とやや高めですので、2万円を超える病気や怪我でなければ、ペット保険に加入している意味もなくなってしまいます。
万が一の備えとして考えるのであればベーシックプランを、日頃の保険と考えるのであればファーストプランを選択するのが良いでしょう。
プロ目線から見たペッツベスト
ペット保険の多くは年齢を重ねるごとに保険料も高くなるのが一般的。一方、ペッツベストに関しても保険料は高くなりますが、他のペット保険と比べると、値上がり率はぐっと低く設定されているのです。
例えば、アイペット損害保険株式会社の「うちの子 70%プラン」で
0歳:月々2,990円(年払 34,780円)
7歳:月々7,830円(年払 91,220円)
という値上がりに。
ペッツベストのファーストプランに関しては、
0歳:月々 2,210円(年払 25,220円)
7歳:月々2,600円(年払 29,760円)
16歳:月々3,220円(年払 36,820円)
と、保険料の値上がりも非常に緩やかです。
補償内容など及ばない点はあるにしろ、ペッツベストは他の少額短期保険会社や損害保険会社と比較しても、価格の上がり方が緩やかであるため、継続しやすいペット保険と言えるでしょう。
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まとめ
猫は「尿路結石」や「毛球症」といった病気や、家庭内で起きる怪我なども想定されますので、日頃のちょっとしたトラブルに備えておく事が大事です。猫は大きなトラブルというよりかは、ちょっとしたトラブルに陥りやすいので、こまめに動物病院に行けるような準備をしておくと安心です。
そのためには、「通院」にも対応したペット保険を選ぶ事が必須と言えます。また、症状によっては治療費もそこまでかからないケースもありますので、ペッツベストであれば免責金額の低い「ファーストプラン」をおすすめします。
保険料も安く、最低限の補償をしっかりと備えることができるペッツベストのペット保険。いつでも動物病院に行けるよう、ペット保険に加入して日頃から備えておくようにしましょう。
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