愛犬の介護には色々な問題も出てきます。そんな介護の悩みを軽減してくれるのがペティオ「zuttone」シリーズの介護用品。あらゆるシーンを想定して作られた介護に特化したブランドなので、介護を迎える前・介護中でもぜひ抑えておきたい物です。

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ペティオの「zuttone(ズットネ)」


ペット用のおもちゃやおやつ等のペット用品が揃うメーカー「ペティオ」。日本国内のペット用品メーカーの中でも1番2番を争うシェアのある、名の知れたメーカーですよね。

ペティオのペット用品には様々なラインナップが揃っていますが、その中のひとつ「zuttone(ズットネ)」は、愛犬の介護食から介護用品まで、様々な介護グッズを展開しているペティオの1ブランドです。

また、介護は老犬介護だけの問題ではなく、怪我等で思うように体が動かないような愛犬にも使用できる介護グッズなんかも展開されています。

愛犬の介護は、1日の中でも色々なシーンで大変な事が多く、犬には欠かせない散歩をケアした物、思うように排泄ができない犬の為のケア用品、愛犬の就寝中に使用するケア用品など、愛犬はもちろん飼い主さんのサポートも考えられた介護用品がたくさんあります。

管理ではなく「介助」を目的とした製品

「ずっと一緒にいようね。」の意味から取られた「zuttone」というブランド名。近年のペット介護も社会問題として取り上げられる事もありますが、これらか介護を必要とする方はもちろん、今は元気でもゆくゆくは介護が必要になることもあるので、こうしたグッズがあるんだという事を予習も兼ねて調べてみましょう。

zuttoneブランドから販売されている商品は、主に「介助」を目的としたラインナップで、介護で絶対的に必要となる栄養管理や健康管理を目的とした製品ラインナップではありません。

とはいえ、老犬介護は思いもつかないようなところで苦戦を強いられてしまったり、もうひと工夫でもっと便利になるのにといった製品が多いかもしれません。こうした問題点を、完全に「介助」という視線で製品開発されているのが、zuttoneブランドの強みとなります。

残念ながら廃盤となった総合栄養食シリーズ

老犬の介護で連想されるひとつに「食事」が挙げられるのではないでしょうか。介護食などがそうしたものに当たりますが、愛犬が要介護の状態になると、思うように食事から栄養も取ることが困難になってしまいます。

とはいえ、出来る限りは食事から栄養を取らせることも大事であり、愛犬の食欲が自発的である間は、しっかりと愛犬の食べたいタイミングで食べさせてあげることが大事です。

zuttoneのシリーズでは、以前に「スナックシリーズ」や、総合栄養食として与えることの出来る「レトルトシリーズ」が展開されていましたが、残念ながら現在は廃盤となってしまったようです。

食事の管理自体はzuttoneシリーズに限らなくとも、たくさんのシニア食が販売されているので、別のラインナップを頼ったほうが良いでしょう。

介護食で気をつけておきたいポイント

残念ながらzuttoneシリーズで介護食は販売されていませんが、介護食を与える際にポイントとしておきたいことがいくつかあります。

そのポイントとなるのは、味や風味だけではなく、水分量や愛犬の消化能力、食欲といった点です。介護食といっても、「ゼリータイプ」や液状に近いタイプなど、色々なタイプが有るのですが、愛犬の食欲や噛む力が十分にあるのであれば、すこし歯ごたえを残した介護食を選ぶようにしましょう。

噛む力があるのに、すぐに液体のタイプや柔らかすぎる物を与えていては、どんどんと顎の力も弱くなり、余計に体を弱らせてしまうことになります。噛む力に合わせて、与えるフードの「硬さ・柔らかさ」を飼い主さんが判断し、調節してあげるようにしましょう。

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熱中症対策に水分のあるものを

犬が顎を動かし、食べ物をすり潰す行動を「咀嚼行動(そしゃくこうどう)」と呼びますが、咀嚼行動は胃腸の働きを促すだけでなく、愛犬の食欲や脳などにも刺激を与えるものです。

かといってあまり固いものを与える必要はありませんが、負担にならない程度の柔らかく、噛み心地が残っているような介護食を選びましょう。イメージとしては柔らかいご飯粒といった感じでしょうか。

次に飲み込む力が弱くなってきたなと感じてきましたら、ゼリー状のものに移行し、さらに液状のものといったように使い分けましょう。また、夏場は熱中症対策として、水分を摂取させるために液状のものを適度、与えても良いかもしれません。

このように、一言で介護食と言っても色々と使い分ける必要がありますので、しっかりと愛犬の体調や行動を確認し、介護食を選んであげるようにしましょう。

介護は食べ物だけが問題ではない

寝たきりの状態になってしまうと思うように食事を摂らせる事も難しくなり、足元や口元が汚れてしまいがちですが、介護中でも与えやすい様に「持ち手」が付いた食器等もzuttoneシリーズで展開されています。

食器としても、持ちて付きの食器としても与えることが出来るので、寝たきりが予想される段階で食器に慣らせるためにも、切り替えてみるのも愛犬へのストレス軽減の一案になるかもしれません。

まれに食器が変わったり、環境が変わると食事を食べなくなる犬もいますので、これから使いそうかな?というタイミングで切り替えていくと良いかもしれませんね。食器の足には滑り止めも付いているので、まだまだ勢いのある犬にも利用することが出来ますよ。

介護でネックとなる「排泄」に関しての問題


人間も同じですが、犬も寝たきりの状態になってくると「排泄」の問題が大きくなってきます。zuttoneでは「おむつ」や「紙おむつ」の商品展開もされていますが、「おむつパンツ」「紙おむつカバー」といった、おむつをカバーしてパンツの様に履かせる物もあります。おむつを装着したパンツを履かせる状態になるので、急な排泄にも対応できるので、非常に便利なアイテムの一つでもあります。

リハビリや、運動の補助にも

zuttoneのシリーズの中でも特におすすめなのが、まだ動きたいけど思うように体を支えることのできなくなってしまった犬にも最適な「補助機能付きベスト」や「歩行補助ハーネス」です。リハビリを行いたい場合にも最適なのが、これらのラインナップです。

歩行補助ハーネスは、「前足用」「後足用」の2タイプがあり、飼い主さんが愛犬の弱っている「前足」もしくは「後ろ足」にハーネスを装着して足を釣り上げる様に支える事ができるハーネスです。

まだまだ動きたいのに思うように動けない場合には、愛犬にもストレスがかかってしまうので、こうしたハーネスで歩行を補助してあげることで、散歩にも行くことができるので、愛犬のストレス軽減や、リハビリの手助けにもなるアイテムです。

散歩の頻度や空気の入れ替えも

足腰の弱ってしまった愛犬を散歩させるのは非常に大変なことです。こうしたハーネスを利用しても、飼い主さんはやや中腰にならざるを得ませんので、飼い主さんも十分に腰に注意して散歩するようにしましょう。

介護の必要な愛犬も、その日の気分や体調によって外で歩きたい気分の時もあります。そんな時にはぜひ散歩に連れて行ってあげましょう。愛犬も寝てばかりいて、ストレスも少しずつ掛かっているはずですので、気分転換に散歩に行くのは心身共に健康的で、良い効果をもたらしてくれるでしょう。

また、歩けない愛犬も、1日数回は窓を開けて外の空気を吸わせてあげましょう。できれば太陽も浴びせてあげると喜ぶと思います。犬は外の空気が大好きなものです。人間も病室でずっと寝かされているより、たまに外の空気を吸いたくなりますよね。愛犬も同じ気持ちですので、介助だけではなく、こうしたケアも大切にしてあげましょう。

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中型犬〜大型犬の介助におすすめ

寝たきりの場合や、室内での介護で持ち上げる事が多い場合には、補助機能付きベストがおすすめ。服のように着せることができるベストで、背中の部分に取ってが付いているので、楽に愛犬の体を持ち上げ、支えることができます。

小型犬であればそんなに意識することがありませんが、中型犬や大型犬になってくると、介助の度に体を動かすのも一苦労だったりもします。また、寝返りを打たせてあげないと、床ずれが出来てしまう場合がありますので、体を定期的に起こして上げる必要もあります。

こういったシーンで活躍するのがこのベストなのです。小型犬を飼育している方はあまりピンとこないかもしれませんが、中型犬〜大型犬の介助では意外と利用するシーンが多いので、覚えておいたほうが良いかもしれません。

寝たきりの状態が増えて来た時に


愛犬の生活が寝たきりになってきた場合には、排泄や移動も問題になりますが、「床ずれ」などの2次的な問題が出てきます。こうした問題を解決するために、床ずれを防止するためのクッションや足に巻きつけるサポーターも展開されています。

また、「床ずれ予防ベッド」というアイテムは、寝返りの補助もできつつ、床ずれ予防のためにウレタンの2層構造になった弾力のあるマットも。汚れても良いように大判のタオルも付属しているので、愛犬の寝床の下に敷く事で、排泄時に汚れても安心です。

寝たきりの状態が増えて来た時に

愛犬の介護は、人間の介護同様に非常に大変なもの。こうしたアイテムを上手に利用することで、愛犬への負担軽減はもちろん、飼い主さんの介護疲れの軽減にもなりますので、ぜひとも取り入れていきたいアイテムです。まだ使用しない段階でも、こういったアイテムがあるんだということを知っておくだけでも、介護の助けになるのではと思います。

※内容は2018年6月時点での情報になります。商品名等の内容は変更している場合があります。

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