人気犬種「トイ・プードル」に多く見られる病気は「膝蓋骨脱臼」と言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回はトイ・プードルに最適なペット保険と、重視しておきたい補償内容について解説していきたいと思います。

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人気犬種のトイ・プードル

日本でも大人気の犬種で、JKC(ジャパンケネルクラブ)の登録頭数ベースで見ても2008年から堂々の1位をキープしている犬種と言えば、今回ご紹介するトイ・プードルです。

トイ・プードルは飼育もしやすく、毛が抜けにくい犬種でもあり、なによりその愛らしい容姿が人気の秘訣となっている犬種ですが、トイ・プードルが気をつけるべき病気についても理解しておく必要があります。

また、近年ではペット保険に加入する犬も増加していますが、様々なペット保険が誕生している今、そのプランによっては的はずれな補償を付けている場合も。そこでまずは、トイ・プードルが気をつけるべき病気を理解し、トイ・プードルが必要とする補償内容について見ていきましょう。

アニコムの統計による年間診療費


ペット保険会社「アニコム損害保険株式会社」が発行している「家庭どうぶつ白書2017」のデータを参考に解説していきたいと思います。

まず注目しておきたいのがトイ・プードルの年間診療費。家庭どうぶつ白書では犬種ごとのデータが公開されていますが、「怪我や病気」のデータではなく「診療費・治療」を元にしたデータになっていますので、あくまでも「保険を利用した」タイミングでの数値となります。

この数値によると、最も診療費の多かった犬種が「ポメラニアン」の70,025円。一方、トイ・プードルに関しては4番目に多い56,447円という結果に。ちなみにアニコムに登録している数で見てみると、トイ・プードルは最も多い16,313頭、ポメラニアンは6番目の3,048頭ですので、ポメラニアンの方がより保険を利用する回数や金額が高かったと言うことがわかります。

トイ・プードルに多かった病気は?

次にトイ・プードルに多く見られた病気について見ていきましょう。

トイ・プードルが保険を利用する際に最も多かった疾患は「皮膚疾患」の20.6%。次いで「耳の疾患」の20.1%、「消化器疾患」の16.7%、「目の疾患」の11.2%、「筋骨格系疾患」の8.5%と続きます。

最も多かった皮膚疾患に関しては全体の5分の1という結果に、続く耳の疾患も5分の1と、皮膚疾患と耳の疾患を合わせると半分近くを締めるという結果が見えてきます。

近年は食物アレルギーを持つ犬も増加傾向にあることから、皮膚トラブルを抱える犬も多いですが、耳の疾患も同じように気をつけなければいけないと言うことがわかります。たれ耳の犬種で毛量も多くなりがちですので、外耳炎などには注意が必要です。

それぞれの疾患と病名について

家庭どうぶつ白書では様々な病気をひとつの「疾患」というジャンルでまとめているため、細かい病名までは判断が出来ません。

とは言え、皮膚疾患であれば「アレルギー性皮膚炎」が多く見られる病気として予想されますし、耳の疾患では「外耳炎」が挙げられるでしょう。

消化器疾患に関しては「ストルバイト結石」や「シュウ酸カルシウム結石」など結石系の病気が多いことが予想されます。また、それに伴い「膀胱炎」や「尿道炎」といった病気も多いかもしれません。

目の疾患に関しては「眼瞼内反症」や「眼瞼外反症」、「結膜炎」「角膜炎」といった病気が多いことが予想されます。

上記に挙げたような病気は、いずれの病気も比較的軽度ではありますが、ほおっておくと重症化する場合もありますので、早期発見・早期治療が最も大事な病気です。

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トイ・プードルは膝蓋骨脱臼の好発犬種?


次に、一般的にトイ・プードルに多いと言われている病気について考えてみましょう。

トイ・プードルに多いと言われる病気や怪我には、「骨折」や「膝蓋骨脱臼(パテラ)」が挙げられます。また、トイ・プードルは「レッグペルテス(大腿骨頭血性壊死症)」の好発犬種とも言われています。

一般的に気をつけるべきと考えられているこれらの骨関節系の病気ですが、先程のアニコム白書のデータでは、全体の8.5%という結果に。実際に発症してしまった場合には治療費もかさみますし、しっかりと治療を施さなければならないものですが、年間で1,300頭近くといったところ。

一方の皮膚疾患(20.6%)は約3,300頭ほどとなりますので、およそ3倍の数字となります。

トイ・プードルが備えておきたい補償とは?

では具体的に、トイ・プードルに必要となる補償内容について考えていきましょう。

こうした情報やデータで見ていくと、トイ・プードルが最も気をつけておきたい病気は「皮膚病」や「耳の病気」であり、注意が必要なのが「泌尿器系の疾患」です。また、数字だけで見ていくと「筋骨格系疾患」に関してはプラスαで備えておきたい補償であることがわかります。

「皮膚」や「耳」「泌尿器」の疾患の多くは、「通院」による治療がほとんどで、場合によっては1回の通院、長くとも数回の通院治療となり、手術や入院まで必要とするケースはかなり稀といえるでしょう。

一方、筋骨格系疾患に関しては手術が必要になる病気も多いので、病気のレベルとしてはやや重め。確率の問題になりますので、必ずしも病気にならないわけではありませんが、あくまでも重点を置く補償を考え、プラスαでどうするかを考えたほうが保険料もグッと安く抑えることが出来るでしょう。

トイ・プードルは「通院補償」が大事

ペット保険の中には「通院・入院・手術」とフルカバーで備えることが出来る保険プランと、「通院だけ」「手術だけ」といったように、一つの補償に絞った内容のペット保険が存在します。

フルカバー補償は広い範囲で補償されますので安心度も高いですが、反面、保険料は高額になりがち。また、一つの補償に絞った保険に関しては保険料もグッと抑えた内容である場合がほとんどです。

手術が必要になる病気になってしまうと、あっという間に10万円を超える治療費が発生し、30万円〜50万円程度は覚悟しておいたほうがよい場合も。そのため、高額治療に備える方も少なくはありません。

ただし、前述の通りトイ・プードルに関しては「通院治療」がメインとなる病気が多く見られるため、最も重要視しておきたい補償内容は「通院補償」と言えるでしょう。

保険料を比較

では具体的に内容等で絞った12社各社のペット保険料について見ていきましょう。例として、5歳と7歳のトイ・プードルの保険料で、プランは最安プランの保険料で比較してみましょう。

【5歳(トイ・プードル)】
最安:「PS保険 50%補償プラン」の1,730円
最高:「アニコム損保 ふぁみりぃ50%プラン」の月々3,280円

【7歳(トイ・プードル)】
最安:「ペット&ファミリー プラン50」の2,180円
最高:「アニコム損保 ふぁみりぃ50%プラン」の月々4,050円

ペット保険は補償内容も大事ですが、継続して加入することを考えると、年齢に伴う保険料の増加も視野に入れておく必要があります。なお、アニコム損保に関しては新規加入年齢が7歳までとなるため、加入年齢も意識しておく必要があります。

プロ目線からみたトイ・プードルにおすすめの保険会社


ペット保険は「年間最高補償額」を意識しがちではありますが、補償額よりも「利用回数」や「利用金額」をポイントにしておいたほうが良いでしょう。

特に、トイ・プードルのように通院で済む病気が多い場合には、こまめに動物病院に行けたほうが飼い主さんも安心でしょう。手術に対しての補償はあるにこしたことはありませんが、1日の保険限度額や年間利用限度回数が定められていては、思うように通院補償を受けることが出来ない場合も。

上記で紹介したペット保険会社では、「ペット&ファミリー」が年間補償額までであれば利用回数や限度額も定められていないのでおすすめです。一方の「アニコム損保」や「PS保険」は内容的にも充実はしているものの、限度回数などが設定されていますので、利用の仕方によってはマッチしない場合もあるでしょう。

まとめ

トイ・プードルに必要となる補償内容は「通院補償」であることがわかりました。あくまでも頻度の問題ですので、日頃からの備えでベストとなるのが通院補償であるということです。

日頃のケアも大事だけど、いざという時の高額医療に備えるのであれば「手術補償」は必須です。フルカバー補償が最も理想的ではありますが、通院回数を考えていくと、限度回数のない保険のほうが利用しやすいので、必ずしもフルカバー補償である必要はない場合もあります。

アニコム損保に関しては保険料も高めですが、会社自体の安定感やサービス内容で見ていくと抜きん出ている会社ではあるので、保険料を気にしないという方であればアニコムが最もおすすめの保険会社と言えるでしょう。

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