ペット保険の「PS保険」は他のペット保険会社と比べても、保険料の安さで際だっている保険の一つです。また、PS保険は「免責金額」のないペット保険ですので、実際に保険を利用する際にも、自己負担が発生する可能性も少ないと言えます。今回はPS保険の補償内容や、猫の保険でポイントにしておきたい部分について解説していきたいと思います。

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PS保険とは?


ペット保険の「PS保険」は業界トップクラスとなるリーズナブルな保険料が特徴のペット保険で、最高補償額も110万円と、業界トップクラスの補償金額のプランも備えています。

また、猫は通院治療が多くなりがちな病気を引き起こしやすいのですが、通院治療の際にデメリットとなるのが「免責金額」です。免責金額に関しては後述しますが、場合によっては治療費よりも免責金額の方が高く付いてしまう場合があるため、保険加入しているメリットも失われる場合があります。

PS保険にはこの免責金額がありませんので、特に金額を気にせずに動物病院に通うこともでき、病気の早期発見・早期治療に繋げることも出来るのです。そこでまずは、猫に多く見られる病気について解説していきたいと思います。

猫の2大疾病とは?

猫が最も気をつけなければいけないのが「泌尿器系疾患」です。泌尿器系疾患の中でも、猫の2大疾病とも言われているのが「猫下部尿路疾患」と「腎不全」です。

これらの病気は猫にとって特に注意が必要な病気で、アニコム損保が発表している「家庭どうぶつ白書2017」のデータでも、猫が保険請求した疾患割合で13.4%と、1番多い割合の疾患となっています。

また、2番目に多かった疾患では9.5%で「消化器疾患」、3番目に多かった疾患が「皮膚疾患」の8.3%という結果になったことがわかりました。

特に1番割合の多かった泌尿器系疾患は、4歳の時点で約12%もの割合で請求されており、8歳では14%代に、10歳では15%ほどの割合で保険請求されているため、泌尿器系疾患は年齢を重ねるごとにリスクが増えていっていることを示しています。

猫下部尿路疾患とは?

泌尿器系疾患の中でも特に注意が必要と説明した「猫下部尿路疾患」は、別称で「F.L.U.T.D」とも呼ばれる病気です。キャットフードのパッケージ等でも見かけたことがあるのではないでしょうか。

この下部尿路疾患とは「尿路結石」や「膀胱炎」、「尿道閉塞」など、主に猫の排尿に関連する疾患の総称で、この中でも特に多いと考えられているのが尿路結石です。

猫は元から尿路結石が発生しやすい動物ですが、食事の管理をしっかり行うことで予防することは出来ます。逆に食事の管理が疎かになると、どんな猫でも尿路結石が生成される可能性があり、特に4歳を迎える頃になると蓄積された結石が悪さをし始めます。

尿路結石は事前に予防でき、万が一発症した場合も軽度であれば通院治療や自宅でのケアで十分に回復させることは出来ますが、結石の種類や重症になることで手術が必要になる場合もあります。

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腎不全とは?


猫の2大疾病のひとつ、「腎不全」は、猫の腎臓の機能が十分に働かなくなってしまったり、完全に活動が停止してしまうことで引き起こされる危険な病気です。

腎臓は猫の体内に流れる血液を「ろ過」するための大事な臓器の一つで、腎臓で濾過された血液は、再びきれいになって体内を巡り、濾過された「老廃物」は尿として外へと排泄されていきます。

腎不全はこのろ過を行っている腎臓機能が低下してしまうことで引き起こされる病気で、結果、体内には老廃物がまわることとなり、猫の健康な状態を維持することができなくなってしまうのです。

場合によっては命を落としてしまう可能性もあるため、猫にとって後発してしまう腎不全は特に気をつけたい病気の一つとなっているのです。

猫は通院補償が大事

猫が特に注意しなければならない泌尿器系疾患の2つの病気ですが、症状が軽いようであれば、多くは「通院治療」となる場合が多いです。症状にもよりますが、手術が必要となるのは重度である場合で、軽症であれば自宅でケアすることも可能な病気ではあります。

カギとなるのは早期発見・早期治療ということになりますが、1回の治療で1万円前後ほどの治療費が発生すれば、なんども動物病院に通うのも大変になったりもします。特に尿路疾患は尿の状態(ph値)が安定しなければ解決することも出来ませんので、場合によっては通院治療も数回に渡る可能性があるでしょう。

また、腎不全に関しても初期段階では通院治療となり、いかにケアを上手にしていくかが重症を引き起こさないポイントになります。

免責金額とは

このように、猫は通院治療が多くなりがちな動物ですが、何度も通わなくてはならない通院治療で、毎回のように数万円の治療費が発生すれば、飼い主さんにとってもダメージは大きいものになるでしょう。

そこで頼りたいのがペット保険ですが、ペット保険の中には「免責金額」が発生するペット保険も存在します。免責金額とは、保険に加入していても、保険料を受け取る際に自己負担分として支払いが発生する設定のことです。

免責金額は自己負担分として補償される金額の他に支払わなくてはならないものですが、免責金額があることで保険料を安くしているというメリットもあります。とはいえ、いざ保険を利用する際には自己負担0円に収めてしまいたいものです。

PS保険の保険料について

前述の通り、PS保険はこの免責金額が発生しないペット保険ですので、猫にとってもおすすめと言えるペット保険です。また、PS保険は保険料に関してもリーズナブルなペット保険ですので、毎月の家計を圧迫せずに、愛猫の健康を守ることが出来ます。

PS保険には「50%補償プラン」「70%補償プラン」「100%補償プラン」の3つのプランがあり、それぞれ保険料が変わってきます。補償範囲に関してはフルカバー補償となっていますので、通院・入院・手術と全てに対応することが可能です。

PS保険は保険料の支払い方によっても保険料が変わってくるのですが、中でも最もお得なのがクレジットカード払いの「年払い」の場合です。以下、この方法での保険料となります。

【1歳】
50%補償プラン:15,230円(月々 実質1,269円)
70%補償プラン:22,500円(月々 実質1,875円)
100%補償プラン:28,120円(月々 実質2,343円)

【5歳】
50%補償プラン:18,180円(月々 実質1,515円)
70%補償プラン:25,090円(月々 実質2,091円)
100%補償プラン:31,840(月々 実質2,653円)

【8歳】
50%補償プラン:24,570円(月々 実質2,048円)
70%補償プラン:29,930円(月々 実質2,494円)
100%補償プラン:40,390円(月々 実質3,366円)

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プロ目線から見たPS保険のポイント


PS保険の強みとなるのが、翌年度の契約更新の際に、前年度の保険利用回数や保険利用金額に関係なく更新が行えるという点です。

一般的なペット保険ですと、契約更新の際には前年度の保険利用内容を加味した上で更新内容がまとめられます。また、年齢による保険料のアップも加わるため、前年度に保険を結構使ってしまった場合には、翌年の保険料も年齢による保険料のアップ以上に保険料が上がってしまうことも。

PS保険に関してはこうした、前年度の保険利用に関係なく、年齢による保険料アップ分しか保険料が上がりませんので、たくさん使ってしまった場合にも安心です。

あまりに保険料が上がってしまうと、年齢が若ければ保険の乗り換えも考えるところですが、高齢になるとそう簡単に解約もできませんので、前年度の内容を引き継がないと言うのは安心材料の一つにもなるでしょう。

まとめ

免責金額もなく、保険料も安いPS保険。猫のペット保険で迷った時には選択肢の一つになるのではないでしょうか。保険料で選んでいくと、PS保険は他には負けない保険料となっていますので、比較するのであれば通院補償について比較していくと良いでしょう。

猫は通院補償が必須ですので、プラスαで手術補償が充実していれば怖いものはありません。PS保険はフルカバー補償となっていますので、こうした部分にも強みはありますが、念の為、色々な保険と比較することをおすすめします。

特にペット保険に初めて加入するときはどんな保険が良いか迷いがちです。保険料ばかりに気を取られず、補償内容については十分に検討するようにしましょう。中でも最も大事なのが通院補償ということを忘れず、愛猫に最適な保険を選んであげてくださいね。

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