大型犬は小型犬に比べると食費も掛かりますし、治療費も高額になりがち。そんな大型犬は何かとお金がかかるイメージですが、ペット保険にも同じことが言えるのでしょうか。そこで今回は、大型犬のペット保険の選び方やポイント、おすすめのペット保険について解説していきたいと思います。

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大型犬は保険料が高い?


小型犬と大型犬の保険料も、当然ながら食費や治療費と同じように大型犬のほうが保険料が高いというイメージが強くないでしょうか。

それもそのはず、小型犬の1日の給餌量と大型犬の給餌量を比べると雲泥の差ですので、当然ながら食費は大型犬のほうがお金がかかることがわかります。また、飼育していくにあたって、洋服やリード、おやつなど、何かと大型犬の方が商品の価格も高いので、大型犬のほうが飼育費用は高くつくでしょう。

しかし、治療費に関してはどうでしょうか。当然ながら大型犬のほうが治療費も高く付きそうというイメージがありますが、調べてみると実際には大型犬と小型犬でも治療費の差や犬種による違いが見えてきました。そこでまずは、大型犬の治療費と、小型犬の治療費を比較してみましょう。

大型犬と小型犬の平均診療費

ペット保険のシェアNo.1で知られる「アニコム損保」が公開している、ペット保険の診療費や保険請求のデータをまとめた「家庭どうぶつ白書2017」のデータに基づいて考えていきたいと思います。

また、本記事では大型犬の代表として「ゴールデン・レトリバー」、小型犬の代表として「トイ・プードル」を例にとって解説していきたいと思います。

家庭どうぶつ白書2017のデータによると、年間診療費の平均金額がゴールデン・レトリバーは91,849円、対してトイ・プードルは56,447円という結果になりました。

ただし、トイ・プードルに関しては調査対象の20犬種中でも3番目に低い金額。小型犬の中で最も平均金額が高かったのが「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」の113,528円という金額でした。

このことから、大型犬・小型犬に関わらず、診療費の違いはサイズではなく犬種によるということがわかります。しかしながら、やはり大型犬のほうが全体的に治療費は高いという事も言えるかもしれません。

0歳で5万円を超える診療費


では、今度は診療費の年齢によるデータを見てみたいと思います。

トイ・プードルの診療費平均が5万円を超えてくるのが、おおよそ5歳あたりから。20犬種平均ですと3歳を超える辺りで5万円の診療費平均となりますが、ゴールデン・レトリバーはすでに0歳の時点で診療費平均が5万円を超えるというデータが見られます。

また、このデータによると6歳の平均診療費が120,000円、10歳になると160,000円、12歳になると200,000円というデータになっています。対してトイ・プードルの平均診療費が最も高くなるのが12歳で、150,000円という結果になっています。

では次に、調査対象の20犬種の中の大型犬2犬種である「ゴールデン・レトリバー」と「ラブラドール・レトリバー」の請求割合について見ていきたいと思います。

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皮膚疾患の割合が70%以上

同じ大型犬でも気をつけなければならない疾患は違ってきますが、大型犬の代表としてゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーの疾患について見ていきましょう。

ゴールデン・レトリバーの最も多かった請求割合は「皮膚疾患」の36.6%。次いで「耳の疾患」の34.2%と、皮膚と耳の疾患で70%以上を締めるという結果に。

対してラブラドール・レトリバーの最も多かった請求割合は「耳の疾患」の29.4%、「皮膚疾患」の28.4%と、こちらも皮膚と耳の疾患だけで50%以上を超える結果となりました。

前述の通り、この2犬種だけでは大型犬の統計を取れるわけではありませんが、非常に極端な請求割合であることがわかりました。この結果から懸念されることは、皮膚疾患も耳の疾患も、症状がひどくなければ通院治療がメインとなるということです。

大型犬は皮膚疾患に注意

皮膚疾患に関しては通院治療も数回に及ぶ可能性が高いので、手術を行わなくても治療費が意外とかさむ可能性が高いと言うことが予想されます。

そのため、大型犬のペット保険を選ぶ時には、高額な治療費に備えることも大事ですが、通院治療に備えたプランが良いということが言えるでしょう。ペット保険にも色々な会社、色々なプランがあります。

そのなかでも保険料を重視するのか、プラン内容を重視するのかと考えも分かれるところですが、できるだけ無駄をはぶいた、保険料もリーズナブルな保険を選べるようにしたいところ。

こう考えると、大型犬のペット保険を選ぶ際にポイントとなるのが、「保険料」「通院補償」「手術補償」に加え、年間の補償額です。

1歳の保険料と7歳の保険料の違い


大型犬の保険料についてですが、最も安いプランで保険料だけを見た時に、1歳の保険料と7歳の保険料ではこれくらいの差が発生するという事を覚えておきましょう。例として、調べた中で一番安かったペット保険、一番高かったペット保険を比較してみました。

【1歳】
FPC(フリーペット保険 50%):月々 1,590円(年
プリズムコール(オレンジプランⅡ):月々 5,240円

【7歳】
FPC(フリーペット保険):月々 2,390円
アイペット(うちの子50%プラン):月々 6,360円

保険会社によって保険料もさまざまですが、思ったよりも安い保険があるのだということもわかりますね。また、1歳の時点では保険料が安くとも、高齢になってくると保険料が一気に上がってくるペット保険もありますので、一時だけではなく年齢を重ねた時の保険料もしっかりと確認するようにしましょう。

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プロ目線からみた大型犬に適したペット保険

大型犬のペット保険を選ぶ際に注意しておきたいのが、年間の利用回数についてです。ペット保険の中には「年間20回まで」「年間2回まで」といったように、手術補償や通院補償の請求回数に制限を設けている保険会社があります。

特に、通院補償に回数制限が付けられていると、皮膚疾患の心配がある大型犬ですと年間に何回病院に通い、治療も何回行われるかもわからないところ。数回で収まれば良いですが、再発を繰り返してしまうと年間20回程度というのは、少々不安が残るところではあります。

保険料や補償内容も大事ですが、いざ利用したときのことを考え、こまめに動物病院で診察や治療を受けても心配のないような保険を選ぶと良いでしょう。

まとめ

大型犬におすすめなペット保険のポイントについて解説してきました。ペット保険を選ぶポイントにも色々ありますが、上記で説明しなかった中には「免責金額」が発生する保険もありますので、実際に利用することになった時の事を考えてペット保険を選ぶようにしましょう。

大型犬は手術費用も高額になりがちですが、だからといって手術補償ばかりに気を取られてはいけません。基本は「フルカバー補償」のプランがおすすめですが、保険料に気を取られて「手術のみ」といった限定的なプランを選ぶのは危険かもしれません。

説明してきたとおり、大型犬は治療費も高額になる場合がありますが、通院治療が必要になる割合が非常に高いということがわかりました。ですので、大型犬は通院補償をメインにペット保険を選ぶほうがベストだと言えるでしょう。

様々なペット保険がありますが、サービス内容等も含め、愛犬に適したペット保険を選べるよう、今回の取り上げたポイントを参考にして、色々な保険を見比べてみてくださいね。

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