人気犬種の一つ「パピヨン」は比較的病気の少ない犬種と言われていますが、そんなパピヨンだからこそ油断は禁物。また、実は皮膚疾患にも注意が必要な犬種でもあります。今回はそんなパピヨンに最適なペット保険の選び方について解説していきたいと思います。

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病気の少ないパピヨン


かのマリー・アントワネットも愛したと言われる犬種で、綺麗な飾り毛が印象的な「パピヨン」。

パピヨンは一見華奢な容姿で、病気や怪我の多そうな犬種に見えるかもしれませんが、実は遺伝的な疾患の少ない犬種と言われています。ただし、それはあくまでも先天的疾患があまり見られないというだけで、後天的な疾患が少ないということではありません。

小型犬であるパピヨンは他の犬種と同様に、主に小型犬に多く見られる病気を発症する場合もあり、その活発な正確から怪我をするケースも少なくありません。そんなパピヨンだからこそ、ペット保険は大事な備えとなるものです。

そこでまずは、パピヨンが気をつけるべき病気や怪我、パピヨンに多く見られる保険請求の内容について調べてみました。

パピヨンの年間診療費はどのくらい?

ペット保険最大手とも言える「アニコム損害保険株式会社」が毎年公開している「家庭どうぶつ白書2017」のデータによると、パピヨンの年間診療費の平均額は73,889円という結果に。ランキング掲載の全20犬種中、13番目に多い請求額でした。

中でも最も年間診療費が高かったのが「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」の113,528円、最も低かったのが「混血種」の50,383円でした。こうして並べてみると、パピヨンはそこまで診療費がかかる犬種ではないということがわかります。

しかし、人気犬種の「チワワ」は60,194円、「ポメラニアン」は70,025円、「トイ・プードル」は56,447円と、同じように人気のある犬種でもパピヨンよりも診療費が低いのが実情でした。

最も多い請求内容は「皮膚疾患」

では次に、パピヨンの請求割合について見ていきましょう。

中でも最も多く請求されたのが「皮膚疾患」の16.8%、次いで15.8%の「消化器疾患」という結果になりました。パピヨンは華奢な手足でありながら、非常に活発な犬種ですので「骨折」や「膝蓋骨脱臼」などの病気も心配されますが、意外にも「筋骨格系疾患」は3番目となる10.5%という請求割合でした。

皮膚疾患の内訳までは見られませんが、犬全体における請求割合でも皮膚疾患は群を抜いて多い23.7%という割合です。

2割以上の犬が皮膚疾患に悩まされていることがわかりますが、この数値からみると、パピヨンでも皮膚疾患が最も多い請求内容ながら、全体数としてはそれほどでもないといったことがわかります。

通院回数制限のない保険がおすすめ

上記の結果を見てみると、パピヨンが最も気をつけなければならない疾患は「皮膚疾患」であり、同じくらい気をつけなければならないのが「消化器疾患」、ある程度注意が必要であるのが「筋骨格系疾患」であることがわかります。

このデータでは、具体的な病名まではわかりませんが、皮膚疾患に関しては「アレルギー性皮膚炎」や「細菌性」の皮膚炎などが代表的です。ただし、皮膚疾患に関してはよほどの重症でなければ、手術が必要となるケースも稀と言えます。

そのほとんどが通院治療で済ませることは出来ますので、ペット保険を選ぶ際には通院補償が大事になってきます。

しかし、年間の通院回数に制限を設けている保険会社もありますので、できるだけこうした回数の制限が無い保険や、日額の請求額に限度額を設けていないペット保険を選択するのがベターと言えます。

消化器疾患もやや注意が必要


皮膚疾患に次いで請求割合の多かった「消化器疾患」に関しては、手術が必要になる病気もやや多いです。

消化器疾患の中で手術が必要になる疾患は「ヘルニア」や「胃腸炎」「胃捻転」などの胃腸障害が挙げられます。これら消化器疾患は、下痢などの軽度の症状であれば要観察となりますが、「膵炎」などの大きな病気になってくると、結果として手術が必要になるケースも予想されます。

こうしたことから、パピヨンは通院補償も重要なポイントですが、手術補償は削るべきではないことがわかります。早期発見が行えれば通院治療で済む病気も多いですが、重症化してくると命にかかわるような病気も消化器疾患には多いので、手術補償は外せない補償なのです。

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パピヨンはフルカバー補償タイプが理想的

近年では実に様々なペット保険が登場してきています。また、各社色々な補償プランを販売しており、より細かな補償内容でペット保険を選ぶことが出来るようになってきています。

一般的な保険プランとしては「通院・入院・手術」とあらゆる事態にも備えることの出来るフルカバー補償のプランです。内容としては最も充実したプランになっていますが、保険料はやや高め。そんな保険料をもっと安く提供しているのが、補償内容を限定的にしたプランです。

補償範囲を限定的にしたプランには「手術のみ」や「通院のみ」といったように、いずれかの補償範囲だけに絞ったプランとなっているので、その分保険料も低く提供されています。

しかし、パピヨンの保険と考えると前述の通り、通院・手術ともに減らしたくはない補償になりますので、パピヨンに関してはフルカバー補償のプランを選択するのがおすすめと言えます。

ヘルニアは補償の対象外

消化器疾患でも触れてきた「ヘルニア」という病気。ヘルニアにも「鼠径ヘルニア」や「臍ヘルニア」「横隔膜ヘルニア」など、様々なヘルニアが存在します。また、神経系の疾患にあたる「椎間板ヘルニア」は中でも最も有名なヘルニアではないでしょうか。

しかし、このヘルニアに関してはペット保険各社によっても考え方が変わるため、一部のヘルニアに関しては補償の対象外となるペット保険もあるという事を知っておきましょう。

ヘルニアは「先天的」な要因で発生しているケースと、事故などが原因となる「後天的」な要因で発生するケースに分けられます。後天的な原因でヘルニアを発症した場合には保険の補償範囲となりますが、先天的な要因でヘルニアを発症している場合には、補償の対象とならない保険会社が多いのです。

プロ目線から見たパピヨンに最適な保険のポイント


ペット保険に加入する以前から被っている病気は、ペット保険の対象とはなりません。これはヘルニアに限られた事ではありませんが、愛犬が生まれたときから持っている疾患に関しては、保険の対象とはならないのです。

「ヘルニア」で言えば臍ヘルニアや鼠径ヘルニア、椎間板ヘルニアなどが議論の対象となる事が多いですが、これらも一部の保険会社は補償の対象とはしていないでしょう。とはいえ、パピヨンが必ずヘルニアになるわけではありませんので、万が一こうした病気でも補償される保険を選んでおくというのも、一つのポイントと言えるのです。

割合としては皮膚疾患の確率のほうが高いですので、手術補償に影響がない程度に、通院補償が充実しているペット保険を選ぶようにしましょう。

まとめ

冒頭から触れている通り、パピヨンは比較的病気知らずな犬種でもあります。その反面、常に健康そうな印象でもありますので、飼い主さんが安心しきって動物病院に行く機会も減ってしまうというのが、少し懸念される事かもしれません。

健康であっても1年に1回くらいは健康診断を受けておきたいもの。そこで病気が見つかれば早期発見にも繋がりますが、動物病院から遠ざかっていては、こうした発見もできないでしょう。

ペット保険は何も病気になった時にだけ活躍するものではありません。ちょっとしたタイミングでも動物病院に行けるよう、パピヨンのペット保険に関しては「フルカバー補償」で「通院回数に制限のない」保険を選ぶのがおすすめです。

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