猫が気をつけなければならない病気の一つに「毛球症」があります。毛球症はその名の通り、猫のお腹に大きな毛玉が出来てしまう病気ですが、症状が重ければ手術が必要な事態にもなりかねない病気でもあります。そこで今回は、猫の毛球症を想定したペット保険の選び方について解説していきたいと思います。

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毛球症の症状


愛猫の食欲が落ちていたり、元気がない様子が見られないでしょうか。その他、下痢も引き起こしますが、最も特徴的な症状が吐く素振りを見せているのに、何も出てこない症状です。こうした症状が見られた場合は、毛球症を疑ってみたほうが良いかもしれません。

毛球症は本来であれば吐き出せるはずの毛がお腹の中で溜まりすぎてしまい、吐き戻すことができなくなってしまうものです。初期の段階では下痢をしたり、食後にすぐ吐いてしまうような症状が見られますが、症状が重くなってくると手術が必要になる場合もあります。

予防ができる症状だけに、無駄に手術を行ってリスクを追う必要はありませんので、日頃から十分に愛猫の様子を確認し、おかしな行動をとっていないか注意深く見ておく必要があります。

毛球症の治療費

毛球症の治療に関しては、軽度であれば通院による治療で、治療費も数千円〜といったところで収まるでしょう。内訳としては診察料や、お腹の中の毛玉を排泄させるために「毛球除去剤」と呼ばれるサプリメントを与えていきます。

また、毛球症を予防するためにも効果的な猫草を与えたりすることで、毛の排泄を少しずつ促す方法も行われます。軽症であればこのように、自宅でも処置を行うことが出来ますので、重症になる前に飼い主さんが気が付き、すぐに対処することが大事になります。

正直なところ、軽度の症状であればすぐに動物病院に行かずとも、毛球症対策のキャットフードを与え続けてみたり、市販で販売されている毛球除去剤を利用したり、猫草を与えていくことでも、十分に対処することが出来るのですが、発見が遅れてしまい、重度の毛球症になってしまえば、そう簡単には行かなくなってしまいます。

重度の毛球症は手術が必要に

軽度ですとこんなに簡単に対処ができる毛球症も、重度になると開腹手術が必要になります。ちょっとした毛玉程度の物を想像してしまいますが、実際の毛球症の毛玉はガチガチに固まった毛の塊で、5cm程度の毛玉もあれば、10cmを超える毛玉が出来てしまっている場合もあります。

ここまで大きくなってしまっては、吐き戻すどころか、糞便としても排出することができなくなってしまうため、毛玉を除去するために開腹しなければならなくなるのです。

治療費に関しては200,000円前後は見ておいたほうが良いでしょう。基本的に手術を行い、毛玉さえ除去してしまえば解決する症状ではありますが、治療費としては決して安いものではありません。そこで大切になってくるのがペット保険です。

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手術補償は必須の条件


毛球症はペット保険で補償されますので、保険に加入していれば上記の費用よりもぐっと抑えられた金額で治療を行うことが出来るでしょう。

ペット保険と言っても色々な会社がありますが、毛球症の場合、必要となる補償は「通院補償」と「手術補償」です。また、手術補償に付随して「入院補償」も必要になるでしょう。

まず、軽度であれば通院補償だけで済ませることが出来ますが、問題は重症になってしまった場合の毛球症です。前述の通り、重症になると手術が必要になりますので「手術補償」と「入院保障」は必須となってきます。

ペット保険のプランには「通院・入院・手術」を補償するフルカバー補償のプランと、保険料を抑えて補償範囲を限定的にした「通院のみ」「手術のみ」といったプランがありますので、毛球症に対して保険を考えるのであれば、フルカバー補償のプラン、もしくは手術のみのプランがおすすめと言えるでしょう。

日額制限なしを選びましょう

ペット保険の補償内容は保険会社によっても変わってきますが、手術保証に関しては、多くが「1回100,000円まで」と、手術補償には対応しているものの、補償する金額や回数が限定的になっている保険が多いです。

仮に重度の毛球症を引き起こしてしまった場合、前述の通り治療費に関しては200,000円程を用意する必要がありますので、1回100,000円の上限金額が設定されていては、すべての治療費をまかなうことができません。

そこでポイントにしておきたいのが金額に制限を設けていないペット保険です。

金額に制限を設けていないペット保険は、プラン別に設定されている「年間最高補償額」以内であれば、1回の支払限度額や支払回数に上限を設けていませんので、1度に200,000円の治療費が発生しても、100,000円までではなく、200,000円全てを補償の対象にすることができます。

このような補償内容のペット保険は、

・アクサダイレクト
・ペット&ファミリー
・ペッツベスト
・日本ペットプラス
・au損保
・SBIいきいき少保

などの保険会社が挙げられます。

補償割合の高いペット保険がおすすめ

保険会社を選択したら、今度はプラン選択となりますが、プランによって補償内容が変わります。多くは70%補償と50%補償に分かれたプランが一般的です。

例えば、200,000円の治療費が発生した場合、70%補償であれば補償分は140,000円、自己負担分は60,000円という形になります。これが50%補償ということになると、補償分・自己負担分共に100,000円となりますので、1度の支払限度額が設定されているペット保険と変わりなくなります。

また、中には100%補償されるプランもあります。その分、毎月の保険料は高くなりますが、常に万が一の事態に備えておきたいという方にはこうした補償内容がおすすめと言えるでしょう。

プロ目線から見た毛球症におすすめの保険


ペット保険の中には「免責金額」が設定されている保険もあります。免責金額とは、保険金支払いの内、自己負担分として支払わなければならない金額の事で、補償割合で設定されている分から、更に免責金額が引かれる形で治療費が補償されます。

免責金額は毎月の保険料を抑える代わりに、免責金額という形で支払いの際に自己負担するものとなりますが、高額な治療費であれば免責金額も問題ないにしろ、治療費があまり掛かっていない場合には、免責金額があることによって保険のメリットが感じられないケースも出てきます。

毛球症にかかわらず、通院補償のケースも考えられる場合は免責金額のないペット保険を選択したほうが、いざ保険を利用する際にも安心かと思われます。

免責金額のあるペット保険は確かに保険料も安いですが、ペット保険は万が一の事態に備えるものですので、数百円の差であれば、免責金額の付いていないペット保険を選んだほうが良いかと思われます。

まとめ

猫の毛球症は日頃の生活から予防することが出来る病気です。ペット保険に加入していれば安心して保証を受けられますが、出来れば重症になる前にしっかりとケアしておきたいもの。

毛球症を予防するためには、定期的なブラッシングと、猫草や毛球症予防のキャットフードを与えることです。このように、決して難しくはない方法で毛球症を予防することが出来ますので、日頃から愛猫のケアを怠らないようにしましょう。

また、ペット保険に関しては「フルカバー補償」のプランに加えて、70%以上の補償内容のプランを、さらに日額の金額制限がなく免責金額の付いていないペット保険がおすすめです。

猫の病気は毛球症だけではありませんので、様々な病気に対応できるようなペット保険を選ぶようにしましょう。

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