ペット保険の中でも特に成長著しい保険会社である「アイペット損害保険株式会社」。ここ数年での急成長を牽引しているのが補償内容の充実や、窓口精算に対応した等のポイントが関係しているかも知れません。

そこで今回はアイペットのペット保険「うちの子」の補償内容や保険料について解説していきたいとおもいます。

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手術に特化した「うちの子ライト」の補償内容


アイペットはペット保険業界でも2番手、3番手を争うペット保険会社。特にペット保険業界ではNo.1と言える「アニコム」ですが、今ではアニコムの背中も見えてきているほどに急成長しているペット保険会社がアイペット損害保険株式会社です。そんなアイペットのペット保険には2種類の保険内容が存在します。

一つは「通院・入院・手術」をしっかりとカバーする「ペット保険 うちの子」。
もう一つが「手術」に備えた「ペット保険 うちの子Light(ライト)」。

「うちの子ライト」の方は、主に高額になりがちな手術費用に対しての補償となり、3万円以上の手術が発生した際に、最高50万円までの補償を受けることができる、手術に特化した保険です。

また、手術に係る入院であれば10日までは補償がされますが、基本的には手術に対してのペット保険となりますので、通院や手術にかかわらない入院は補償の対象外となりますので、飼育する上での不安を全て解消できるわけではありません。

ただし、「うちの子」の場合は手術に対する補償が1回15万円までとなりますので、高額な手術が必要になった場合には、うちの子ライトのような保険の方が大きな補償を受けることが出来ます。

「うちの子」は幅広い補償範囲で安心

「うちの子ライト」は手術に特化したペット保険ですが、「うちの子」は幅広い補償が受けられるので、メインとして加入するペット保険として最適なプランとなります。

うちの子の補償内容は通院・入院・手術といった内容ですが、補償割合の異なる2つのプランがあります。1つは70%補償が受けられる「70%プラン」。もう一つが50%の補償が受けられる「50%プラン」です。

それぞれは年間に受けられる最高補償額が異なりますが、70%プランは最高122.4万円。50%プランは最高72.8万円と大きな違いがあります。

例えば、手術に対する補償であれば、50%プランが1回最高10万円までの手術補償が受けられるのに対し、70%プランは1回最高15万円までの手術補償が受けられます。

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プランによって補償内容にも違いが

手術に対しての補償は前述のとおりですが、他にも入院補償では50%プランが日額1.2万円まで、70%プランは日額3万円までと差があります。

通院補償に関しては両プランともに1.2万円までの補償内容となりますが、実際に手術や入院が必要になった場合には、70%プランのほうが大きな安心を得られます。

しかしながら、その分70%プランのほうが保険料は割高に。例えば、3歳のチワワがペット保険 うちの子に加入する際には、保険料が50%プランでは月々2,570円なのに対し、70%プランでは3,230円という保険料になります。

また、この他にも愛犬が万が一他人に咬み付いてしまった場合や、何かを破壊してしまったといった際に補償が受けられる、ペット賠償責任特約もオプションで加入することが出来ます。

アイペットの損害保険

時折、テレビニュースなどでも報道されることがありますが、稀に飼い犬が他人に怪我を負わせてしまったといったニュースも見られます。いくらしつけ教室等で調教されていても、愛犬も動物ですので絶対に人を襲わないとは言えません。

こうした事故に対しての補償を行えるのが「ペット賠償責任特約」ですが、この特約では1回の事故に対して500万円までの補償がうけられるというもの。

特約はあくまでも本契約に対してのオプションとなりますので、「うちの子」の契約が必要になりますが、うちの子の保険料に加えて月々130円(年払い1,460円)で加入することができる特約ですので、ちょっと心配だなと感じる場合にはオプションを付けることをおすすめします。

アイペットなら保険金の請求も簡単


実際に愛犬が入院することになったり、緊急手術が必要になる際にペット保険に入っていれば安心感も違いますが、ポイントとなるのが「窓口で精算」が行えるかどうかという点です。

特に手術となると金額も大きくなりますが、多くのペット保険は一度、契約者が治療費を精算する必要があり、その後に領収書を保険会社へと送付、数日〜数週間後に保険金が振り込まれるという流れになります。

アイペットに関してはこうした面倒な手続きが必要なく、動物病院の窓口ですぐに保険金精算が行えますので、手持ちがなくて困ると言った事もありません。多くのペット保険が登場していますが、実際のところ窓口で精算が行えるのはわずか3社程にすぎません。

その中でも窓口精算に対応している動物病院でなければ、窓口精算が行えないのですが、アイペットに関しては全国で4,208件(2018/04/12時点)もの動物病院と連携していますので、高い割合で窓口精算を行なうことができるでしょう。

万が一、窓口精算に対応していない動物病院でも、後から領収書を送付する形であれば問題なく保険金を受け取ることが出来ますので心配はありません。この窓口精算のサービスは、同じアイペットのペット保険でも「うちの子」のみ。「うちの子Light」は窓口精算に対応していません。

多頭割引を始めとした割引

アイペットのペット保険では2つの割引制度があります。

一つは「多頭割引」。多頭割引は他のペット保険でも見かける割引ですが、契約を考えている犬の他にも犬がいる場合で、その犬もアイペットに加入する場合には2頭からの多頭割引では2%OFFに、4頭からの多頭割引では3%OFFとお得にペット保険に加入することが出来ます。

また、アイペットは1年毎の契約更新となり、保険料も契約更新の際に見直される形となりますが、契約更新となる年より1年間、保険を利用する機会がなかった場合には「無事故継続割引」が適用され、次年度からは5%OFFの料金でアイペットに加入することが出来ます。

いざという時のペット保険ですが、こうした割引もありますので、ちょっとした治療や、保険を使うまでもないような場合には、無理して使用しないほうが良いかもしれません。

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プロ目線から見たアイペットの「うちの子」

アイペットのペット保険「うちの子」は、年間補償額も充実しているだけでなく、窓口精算が行えたり、継続割引があったりと、サポート面でもおすすめの内容となっていますが、なによりネックとなるのが保険料の値上がり幅の大きさ。

他のペット保険会社と比較していくと、アイペットは保険料が比較的安い0歳〜2歳までは中間位の保険料の高さとなりますが、そこからの値上がり幅も大きく、高齢になると他のペット保険会社よりも断トツに保険料が高くなってしまいます。

ペット保険最大手とも言えるアニコムよりも保険料が高くなりますので、サービス面で比較していっても、少々目劣りしてしまう印象です。若年の頃であれば選択肢の一つとして考えられますが、継続していくことを考えると、途中からは選択肢の一つとしては考えにくいかも知れませんね。

まとめ


いかがでしたでしょうか。アイペットのペット保険は内容も充実してはいるものの、高齢期まで継続していくとなると、やや二の足を踏んでしまうような保険料となってしまうため、若年期に掛けたいペット保険という印象が否めません。

ただし、これまでの急成長を見ていると、これからもっと内容も充実したり、保険料に関しても変わっていく可能性もあるかもしれませんので、これからの動きに注目したいところではあります。

今は少額短期保険も多く登場している中、保険料もぐっと安くはなってきていますので、損害保険会社がこれからどういった方向で立て直していくかが楽しみなところではあります。補償面や安心感と言った意味では損害保険会社が圧倒的に安心ではありますので、保険料よりも安定をメインに考えるのであれば、アイペットはおすすめのペット保険と言えるでしょう。

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