フレンチ・ブルドッグは日本でも人気の高い犬種の一つですが、飼育するにあたって皮膚疾患や眼の疾患に注意が必要な犬種でもあります。そこで今回はフレンチ・ブルドッグが注意しなければいけない病気と、フレンチ・ブルドッグに最適なペット保険の選び方について解説していきたいと思います。

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フレンチ・ブルドッグの気をつけたいポイント

ずんぐりむっくりな容姿と愛嬌のある顔が人気の「フレンチ・ブルドッグ」。フレンチ・ブルドッグは短吻種の中の1種でも知られますが、短吻種特有の呼吸器系にトラブルを抱えやすい犬種でもあります。

短吻種が注意しなければいけないのが温度の管理。鼻の長い犬に比べて呼吸器が短く作られていますので、夏場は特に注意が必要です。どうしても呼吸が荒くなり、体温調節も苦手なため、「熱中症」などのトラブルには十分に気をつけなければいけません。

また、体質的にも体重管理が難しい犬種ですので、肥満にも注意しなければいけません。肥満体型は様々な病気を引き起こすばかりか、さらに呼吸器に悪影響を及ぼしてしまいます。また、重い体重を支え続けなければなりませんので、関節系の疾患にも注意が必要になってきます。

こうしたトラブルを避けるためにも、日頃からの栄養管理と食事の管理、温度の管理は必須の管理方法になります。では具体的に、フレンチ・ブルドッグに多く見られる病気や、診療費について見てみましょう。

フレンチ・ブルドッグの平均診療費


ペット保険のシェアがNo.1を誇る「アニコム損保」が公開している、犬種ごとの治療費や疾患におけるデータを集計した「家庭どうぶつ白書2017」を参考に見てみると、フレンチ・ブルドッグの年間平均診療費は110,463円という結果に。

思ったよりも掛かっていないなと思われた方、思ったよりも掛かっているなと思われた方、それぞれいらっしゃるかと思いますが、フレンチ・ブルドッグの返金診療費は全犬種の平均以上の診療費が発生していることがわかります。

このデータによると、フレンチ・ブルドッグは20犬種中、「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」「ラブラドール・レトリバー」に次いで診療費が発生していることがわかります。

フレンチ・ブルドッグは皮膚疾患に注意

「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」の平均診療費は113,528円だったのですが、フレンチ・ブルドッグに関してはわずか3,000円の差というデータになっています。

20犬種中、最も診療費が低かったのは、混血種の50,383円、次いで53,918円の「カニンヘン・ダックスフンド」という結果でした。この診療費と比べると、フレンチ・ブルドッグの約半分ほどの診療費に収まっています。

そして、フレンチ・ブルドッグの診療費の内訳を見てみると、最も治療請求のおおかった疾患が「皮膚疾患」というデータが見られます。さらに驚きなのが、請求割合では皮膚疾患が51.6%という数字だったことです。

51.6%ということはおよそ2頭に1頭の割合で、皮膚疾患が原因で治療を受けているという事がわかります。これは他の犬種からみても珍しい割合です。他の犬種では一番多い疾患の割合でも30%前後ほど、高くとも40%台という感じですが、50%以上が一つの疾患に集中しているのは稀とも言えます。

目のトラブルや耳の疾患にも注意

皮膚疾患に次いで請求割合が多かった疾患が「耳の疾患」です。データでは病名までは明確に記載されていませんが、耳の疾患で多く見られるのは「外耳炎」などの病気が挙げられます。この「耳の疾患」の割合が30.3%、次に21.3%で「眼の疾患」と続きます。

フレンチ・ブルドッグは皮膚のトラブルが多い犬種という事がわかりましたが、眼の疾患に関しては、フレンチ・ブルドッグの眼が他の犬種よりもむき出しに近い形であるために、目にトラブルを抱えやすいという事が言えます。多くは「結膜炎」や「角膜炎」といった症状ですが、稀に先天性の疾患で「チェリーアイ」といった症状が見られる場合もあります。

いずれの病気や症状も、動物病院で治療を行うとなれば手術よりも通院治療になるケースのほうが多いでしょう。特に皮膚トラブルに関しては完治まで長引く場合がほとんどですので、通院回数も多くなってくるでしょう。

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ペット保険を選ぶポイント


ペット保険のプランによっては、「1日の限度額」や「年間の保険利用回数」に制限を設けている場合があります。ペット保険は今の所、10数社以上ありますが、半分以上の保険会社がこうした利用回数などの制限を設けています。

フレンチ・ブルドッグのように皮膚疾患の多い犬種は、通院補償が重要になってきます。しかし、年間の通院回数に制限があると、思ったようにペット保険を利用できない場合も出てくるかもしれません。

一方、こうした制限を設けていない保険会社もあります。その場合、年間最高補償額を超えなければ、1日の金額制限・年間の利用回数に制限を持たないという条件になっていますので、あと何回だと利用回数を気にすることはありません。

フレンチ・ブルドッグは通院補償が必須

年間利用回数を設けている場合には、年20回までや、手術は年2回までといった回数がほとんどです。全く保険を利用しない年もあると思いますが、いざ保険を利用するとなると、回数を気にしながら利用したくないと感じるでしょう。

ましては皮膚疾患や眼の疾患は、治療のほとんどが通院治療となりますので、こうして利用回数に制限をかけられているのは、せっかくペット保険に加入しているのにデメリットとなるでしょう。

ペット保険を選ぶ際には、保険の利用回数に制限が設けられているかどうかを確認するようにしましょう。

また、ペット保険を選ぶ際には補償内容が大事になってきます。前述の通り、フレンチ・ブルドッグは通院による補償が多くなることが予想されますので、「通院補償」は必須の条件となります。

プロ目線からみたフレンチ・ブルドッグの保険の選び方


ペット保険の補償内容には「通院・入院・手術」のフルカバー補償のプラン、「通院だけ」「手術だけ」といった、補償内容を限定しているプランがあります。補償内容を限定しているプランはフルカバー補償のプランに比べて保証の範囲が狭いのですが、その分、保険料は安く設定されているのがほとんどです。

こうした補償内容を限定しているプランでは、「手術のみ」の補償内容のプランを取り扱っている保険会社がほとんどです。「通院のみ」の補償内容のプランを扱っている保険会社もありますが、3社程度といったところです。

フレンチ・ブルドッグのように通院が多くなりそうな犬種に関しては、「手術のみ」のプランは保険料が安くとも、あまりメリットが感じられないでしょう。手術のみのプランを選ぶのであればフルカバー補償のプランを、保険料を重視するのであれば「通院のみ」のプランを扱っている保険会社を選ぶようにしましょう。

まとめ

フレンチ・ブルドッグのペット保険を選ぶ際のポイントとしては、通院回数の制限がないこと、フルカバー補償のプラン、もしくは通院のみのプランを選ぶ事がポイントとなります。この他、色々と重視すべきポイントはありますが、最低限、手術のみのプランは避けたほうが良いというのは大事なポイントとなります。

病気も必ず発症する保障はありませんし、高額な手術が必要になる場合もあるでしょう。あくまでも確率の話にはなってしまうので必ずこうしたら良いという事は言えませんが、データで見てみると圧倒的に通院が重要であることがわかりますので、ペット保険加入の参考にするべきではあるでしょう。

保険料に関してもピンからキリまでありますので、保険料と相談しながら、愛犬に最適なペット保険を見つけられるよう、色々な保険会社を比較して見ていくようにしましょう。

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