パグは日本でも人気の高い犬種のひとつで、鼻の短い犬種の中でも1,2を争う人気をもつ犬種です。そんなパグですが、温度の変化や肥満になることで様々なトラブルを抱えやすくなる犬種でもあります。ですので、パグを飼育する上でペット保険は意外と大切な備えとなってくるのです。そこで今回は、パグに最適な保険の選び方について解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

温度変化に弱いパグ


愛嬌のある容姿と甘えん坊の性格が人気の「パグ」。パグの原産国は中国ですが、同じアジア圏でも日本のような高温多湿の生活環境はあまり得意とはしていない犬種です。

ですので、パグを飼育する際には温度の管理が非常に大切となります。また、パグは少したるんだ皮も魅力の一つではありますが、高温多湿の環境下では「しわ」の部分に汚れが溜まりやすくなるので、皮膚疾患にも注意しなければいけません。

パグのように鼻の短い犬種はどうしても暑さに弱く、温度や湿度の変化に弱い犬種です。そのため、鼻にトラブルを抱えたり、呼吸器系にトラブルを抱えやすい犬種でもありますので、出来る限り自宅内では適温を保ち、過ごしやすい環境を作ってあげることが大切です。

肥満になりやすいパグの体型

パグは上記に挙げた注意点以外にも、「股関節形成不全」に代表される関節系の疾患や、「眼瞼内反症」などの目にトラブルを抱えやすい犬種でもあります。

特に関節系の疾患に関しては再発しやすい病気も多く、手術が必要になるケースも珍しくありません。パグは体重のコントロールが難しい犬種ですので、ちょっと油断してしまうと肥満体型を引き起こしてしまいます。

肥満体型のままでいると、どうしても関節に負担がかかってしまうだけでなく、呼吸器系にもトラブルを抱えやすくなります。また、皮も伸びてしまうために皮膚トラブルも抱えやすくなるでしょう。

パグを飼育する上では、温度管理だけでなく、日頃からの栄養管理・食事の管理も大切なものとなります。では具体的に、パグが抱えやすい病気や治療費について見ていきましょう。

パグの年間診療費の平均金額

ペット保険最大手の「アニコム損保」が発行している「家庭どうぶつ白書2017」のデータを参考に解説していきたいと思います。

家庭どうぶつ白書2017のデータによると、パグの年間診療費の平均金額が91,597円という結果に。データでは20犬種が代表として掲載されていますが、最も高額だったのが113,528円の「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」。次いで「フレンチ・ブルドッグ」の110,463円で、最も平均金額が低かった犬種は混血種の50,383円という結果でした。

パグの平均金額に関しては、20犬種の中でも平均より高い金額で、8番目という結果でした。大型犬も混ざっているのでなんとも言えないところではありますが、小型犬として見ていくと、パグはやや診療費が発生しやすい犬種と考えられそうです。

最も多かったパグの診療費は?


では、パグの診療費の内訳について見ていきましょう。

年齢ベースで見ていくと、全犬種の平均金額が100,000円を超える年齢は9歳前後となっていますが、パグの診療費平均が100,000円を超えるのが6歳あたり。11歳を超える頃になると、平均金額も150,000円を超えてきています。

そして、パグの治療費の内訳を見てみると、極端なデータに驚くのですが、最も多く請求された疾患では「皮膚疾患」が挙げられ、その割合も42.2%という数字に。およそ10頭に4頭は皮膚疾患のトラブルを抱えている事になります。

次いで「耳の疾患」が37.3%とこちらも多く、皮膚疾患に近いくらいの数値となっていました。3番めに多かったのが「眼の疾患」で22.3%と一気に割合も変わってきます。

スポンサードリンク

パグは通院補償に重点をおくべき

以上のデータで見ていくと、パグが最も気をつけなければいけないのは「皮膚トラブル」であることがわかります。また、次いで多かった「耳の疾患」では「外耳炎」などの病気が予測され、「目の疾患」では「眼瞼内反症」や「眼瞼外反症」「結膜炎」などの病気が多かったのではと考えられます。

これらの病気を実際に治療していくことを考えると、ほとんどの割合で通院による治療が行われるでしょう。手術が必要となるケースはかなり稀であることも予測されます。

また、アニコムの調査によると、全体の保険金支払いの内、90%が「通院」による治療に対しての請求だったというデータが出ています。

あくまでも確率の話になるので必ずしも同じ状況になるとは言えませんが、パグに関しては通院補償を重点的に考え、手術補償に関してはプラスαで考えても良いかもしれません。

手術のみのプランはメリットが感じられません

ペット保険にも色々なプランがありますが、最も安心であるのが「通院・入院・手術」に備えられるフルカバー補償のプランです。ただし、フルカバー補償のプランはどうしても保険料が高くなりがち。

中には「通院のみ」「手術のみ」といったように、補償内容が限定されたプランがありますが、保険料もフルカバーのプランに比べて3分の1程度の保険料で保険を掛けることができるものもあります。

パグに関しては通院補償は絶対に外せない補償内容ですが、手術のみのプランは保険料が安くとも、パグにとってあまり魅力的とは言えません。ですので、保険料重視で行くのであれば、「通院のみ」のプランを扱っているペット保険を選ぶと良いでしょう。

フルカバー補償のプランに関してはすべての保険会社が取り扱っていますので、補償内容を重視するのであればフルカバー補償のプランを選択しましょう。

プロ目線から見たパグに適した保険


ポイントとなるのが、補償内容の「金額」ではなく、利用回数についてです。多くのペット保険がありますが、この点に関しては大きく分かれるところですので重要なポイントでもあります。

パグのように40%を超える割合で皮膚疾患の治療費が発生するのであれば、必然的に通院する回数も多くなる事が予想されます。そのため、保険の利用回数に制限があるプランは避けたほうが良いかもしれません。

例えば、「1日10,000円まで」「年間20回まで」といったように、年間で保険の利用回数を限定している場合や、1日の利用限度額が設定されている保険もありますが、こうした利用制限を設定していないペット保険もあります。

制限のないペット保険の場合、年間最高補償額以内であれば、1日の金額制限・年間の利用制限なしといった内容ですので、回数にとらわれること無く保険を利用できます。皮膚疾患になると、完治させるまでに時間を要するケースもありますので、年間の回数が設定されていると、思うように保険を利用できない場合も考えられます。

まとめ

パグに適したペット保険は、「通院補償」が付いていて、1日の限度額、保険の利用回数が限定されていないペット保険がおすすめとなります。

「手術のみ」のプランを扱う会社は多いのですが、「通院のみ」のプランを扱う保険会社は数社しかありません。こうした条件で見ていくと、その多くは「少額短期保険会社」と呼ばれる、保険料が比較的リーズナブルなペット保険会社が該当してくるでしょう。

特に保険料は気にせずということであればフルカバー補償が一番オススメですが、その中でも通院補償の内容が充実している保険を選ぶことをオススメします。また、各社色々なサービスも付いていますが、できれば無料で犬のトラブルについて電話相談ができるようなサービスが付いているところがベストでしょう。

ペット保険の会社によって色々と異なるポイントはたくさんありますが、パグに必須となるポイントをしっかりとおさえておき、できるだけベストな保険を選べるようにしましょう。

スポンサーリンク