犬や猫のペット保険は充実してきていますが、小動物の保険に関してはまだまだといったところ。そんな小動物の中でも「フェレット」は、犬や猫並みに治療費が発生することもあるため、ペット保険の有無は死活問題であったりします。

そこで今回は、フェレットも加入できるペット保険について解説していきたいと思います。

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ペット保険とペットの平均治療費


人間用の保険は必要だけど、ペットに保険は必要?という見方がありますね。こうした考えはもはや古い考え方かもしれません。

ペットを飼ったことが無い方や、これからペットを飼おうと考えている方は、ペットの治療費がどれくらいなものか、あまりピンとは来ないでしょう。しかし、実のところペットを飼っている方も、いざ病気にならなければ治療費もピンとこないという方も多いかと思います。

ペット保険最大手となる「アニコム損害保険株式会社」が毎年発行している「家庭どうぶつ白書」の2017年度版を参考にしてみると、人気犬種として知られる「チワワ」の平均治療費は60,194円、人気猫種である「アメリカン・ショートヘア」の平均治療費は50,842円というデータが出ています。

思ったよりも高かった、安かったという意見もあると思いますが、あくまでこれは平均の治療費。場合によっては100万円を超える治療費が発生する場合もあるのです。

フェレットにはペット保険は必要?

では、小動物の中でもフェレットの平均治療費はどのくらいなのでしょうか。

データによると、フェレットの平均治療費は91,171円。なんと犬や猫よりも高い治療費であることがわかっています。集計は0歳から6歳までの1,695頭です。

1歳時点での平均治療費は40,000円弱といったところですが、4歳を迎える頃には10万円を超える平均治療費となり、6歳にはいると16万円を超える平均治療費が発生しています。

因みに同じ小動物でも「鳥」の平均治療費は36,757円、「うさぎ」の平均治療費は54,443円とフェレットには及びませんが、体の小さな小動物と言えど、犬猫並みに治療費が発生していることがわかります。

何となく小動物の方が治療費が安いというイメージがなかったでしょうか。こうしてデータを見てみると、犬や猫、フェレットに関係なく、動物の治療費は同じような金額が発生するのです。

フェレットに多い保険金請求とは?


フェレットの治療費が思ったよりも高い事が分かりましたが、次に気になるのがフェレットに多く見られる疾患についてです。

こちらもアニコムによる同データの保険金請求ベースで見ていくと、最も多かったフェレットの疾患は「腫瘍疾患」の16.5%。次いで「消化器疾患」の13.5%、「肝・胆・膵疾患」の9.4%、「皮膚疾患」の9.1%と続きます。

フェレットに多く占める病気は「腫瘍」であることがわかり、その数も1割強と高い数字であることが分かります。骨折などと比べると、腫瘍疾患系の病気は手術が必須となる疾患であるため、治療費が高騰してしまうというのもうなずける結果と言えます。

近年増加傾向にあるペット保険の加入数。こうした高額な治療費を必要とする病気に対しては、ペット保険の必要性が高い事もわかりますね。

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フェレットが加入できるペット保険

ちょっとした変化に気が付き動物病院に行ったところ、重篤な病気が発見された場合、満足な治療を受けさせたいと考えるのが飼い主さんの気持ちです。そこで必要になるのがペット保険ではありますが、実はフェレットが加入できるペット保険は、犬や猫に比べるとまだまだ少ないのが現状です。

【フェレットが加入できるペット保険】
・アニコム損保「ふぁみりぃ」
・日本アニマル倶楽部「プリズムコール」

ペット保険は現在、十数社が誕生していますが、一般で加入できるフェレットに対応しているペット保険は上記の2社のみ。

ペット保険大手のアイペットが販売している「うちの子キュート」、ペット保険最大手のアニコムが販売している「はっぴぃ」という商品もあるのですが、この2商品はペットショップでフェレットを迎え入れるタイミングでのみ加入できるペット保険ですので、今回はデータも取れないため割愛します。

アニコムと日本アニマル倶楽部を比較

フェレットの保険を選ぶ際に大事になるのが、ペット保険の「加入条件」です。フェレットの平均寿命は6歳〜10歳ほどと言われておりますが、何歳からでも加入できるわけではありません。

新規加入年齢で比較していくと、

アニコム:3歳11ヶ月まで(継続の場合は終身も可能)
日本アニマル倶楽部:満5歳未満

という加入条件です。アニコムは新規加入年齢の制限が早く、日本アニマル倶楽部は5歳までと、終身まで保険加入が出来ない保険となっているため、どちらも決めかねるような加入条件となっています。

フェレットの平均寿命を考えると、アニコムに加入して継続していくのがベストと思いますが、4歳までには加入しておかなければなりませんので、注意が必要です。では、各社の保険内容について見てみましょう。

日本アニマル倶楽部「プリズムコール」

日本アニマル倶楽部のプリズムコールは4つのプランがありますが、「ブループランⅡ」は手術補償が付いておらず、最安のホワイトプランⅡに関しても通院補償がありませんので、あまりおすすめなプランとは言えません。

通院・入院・手術の補償を考えると、最も充実した補償内容の「グリーンプランⅡ」は月々4,230円(年払 46,560円)、もしくは月々3,670円(年払 40,400円)の「オレンジプランⅡ」の2択になるかと思います。

最高補償額については、「グリーンプランⅡ」が109万円、「オレンジプランⅡ」が49万円となっていますが、オレンジプランⅡでも十分な補償内容ですので、無理なく保険料を収めていくことを考えれば、オレンジプランⅡでも問題は無いでしょう。

アニコム損保の「ふぁみりぃ」

アニコム損保の「ふぁみりぃ」は、70%プランと50%プランの2つのプランから選択となります。

70%プランでは、通院・入院が1日14,000円まで、手術は1日最高14万円までとなります。50%プランでは、通院・入院が1日10,000円まで、手術は1日最高10万円まで補償されます。

フェレットの平均治療費から考えていくと、プリズムコールよりも補償内容が充実してはいますが、ネックとなるのが保険料。0歳時点では50%プランが2,500円、70%プランが3,360円と割安な印象ですが、3歳になると50%プランが4,010円、70%プランが5,450円と一気に割高に。

とはいえ、5歳を迎えると保険加入の選択肢はなくなるため、アニコム1択となりますので、残念ながら検討の余地はありません。

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プロ目線から見たフェレット用の保険


フェレットに最適なペット保険はアニコムの「ふぁみりぃ」一択です。ただし、3歳を越えて保険加入する際には、プリズムコール一択となります。

残念ながらフェレット用のペット保険は、このように選択肢がないような状態ですので、選ぶとすると0歳からペット保険に加入する場合に限られます。とはいえ、アニコムに関しては犬猫のペット保険でもシェアNo.1を誇るペット保険会社ですので、やや保険料は高めではありますが、加入して損はないでしょう。

プリズムコールは5歳まで加入可能ですが、補償内容がいまひとつ物足りない感じも否めません。であれば、少々高くともアニコムのふぁみりぃに加入するべきかと思います。

近年は様々なペット保険が登場してはいますので、今後、フェレット用のペット保険も増える可能性は十分にあるでしょう。ペット保険は1年毎の更新が一般的ですので、こまめにペット保険の情報を見るようにし、新たにフェレット用のペット保険が出れば、切り替えることを検討してみても良いでしょう。

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