「パピヨン」に適したドッグフードを選ぶ際のポイントはどのような事になるでしょうか?小さな体の割には元気に遊び回る「パピヨン」。好奇心旺盛で元気な小型犬ですが、しっかりとした栄養管理と関節ケアを行わなければ、関節の病気などを引き起こすことも。また、自慢の被毛を維持するためにも、適したドッグフード選びが必要となるでしょう。

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パピヨンの性質や特徴を理解する

耳の毛が印象的で、優雅な雰囲気を持つ「パピヨン」。パピヨンのこうした容姿に反して、性格はいたって活発で遊び好き。好奇心も旺盛で、人とのコミュニケーションや遊ぶことを生き甲斐とする犬種でもあります。

そんな元気いっぱいのパピヨンですが、数あるドッグフードの中でも、どのようなドッグフードを選んでいけば良いのでしょうか。それにはまず、パピヨンの性格的な特徴と、身体的な特徴を理解することが大事になります。

関節のケアにコンドロイチン配合のフードを

元気いっぱいで常に全力で遊ぼうとするパピヨン。小型犬ではありますが、体力もなかなかのものです。動きも割りと俊敏で、走り回ったりすることが多い活発な性格のパピヨンですが、気になるのが「関節」への負担です。

パピヨンの動きはピョンピョンと飛び跳ねたり、華奢な体の割にビュンビュンと走り回るので、どうしても足腰に負担がかかるのです。そのため、膝の皿が外れて脱臼を引き起こす「膝蓋骨脱臼」等の病気になる可能性もあります。ピョンピョンと飛び跳ねるのはやめさせるのが一番ですが、活発に動き回る犬種なので、気がついたら膝蓋骨脱臼を発症していたということも考えられるのです。

こうした病気や関節への負担を考え、ドッグフードには関節や軟骨の健康を維持する「グルコサミン・コンドロイチン」が必要になります。また、こうした栄養素は成犬時の関節を守るだけでなく、老犬になった時にも非常に重要な栄養素になります。

コンドロイチンやグルコサミンが配合されたフードは、近年では珍しいものではなくなってきていますので、出来る限りこうした栄養素を含んだドッグフードを選択するのが良いでしょう。中でも抜きん出て配合量が多いのが、「アボ・ダーム アクティブケア」です。アクティブケアは、グルコサミン4,000mg、コンドロイチン2,000mgという、関節ケアの為のフードになっています。愛犬の関節ケアに問題を抱えている場合には、是非試してみてはいかがでしょう。

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高タンパク質なフードで美しい被毛の維持を

パピヨンのイメージにあげられるのが、美しい耳の毛でしょう。このパピヨンの美しい毛並みや耳の毛は、毎日のこまめなブラッシングや、定期的なシャンプーで維持されるものですが、栄養素のものがしっかりと摂取できていなければ、美しい被毛を維持することも難しいです。

美しい被毛を維持するために必要な栄養素は「タンパク質」です。タンパク質が不足してくると、愛犬の毛並みから影響が出始めるほどに、タンパク質は美しい毛並みの維持に欠かせないものです。また、より消化のしやすい原材料を考えると、やはり動物性タンパク質を摂取するのが効率的であります。

とはいえ、肥満傾向である場合には低カロリーなドッグフードをおすすめしますが、いつも走り回って体力を使い切るようなパピヨンであれば、ここは思い切って高タンパク質なドッグフードを選択するのも良いかもしれません。摂取したカロリーを消費するほどに元気なパピヨンであれば、肥満に悩むことも無いでしょう。

高タンパク質で、動物性タンパク質のドッグフードは、比較的高価なプレミアムフードが挙げられます。原材料の質が良ければ、それだけ価格も上がってしまうのがデメリットではありますが、被毛の健康維持を考えるのであれば、「アカナ」や「オリジン」、「ジウィピーク」などのドッグフードがおすすめになるでしょう。

被毛のケアは他にも

被毛ケアはタンパク質だけの問題ではありません。先にも述べたように、被毛は健康のバロメーターを示すものでもあり、変化があればすぐに影響してくるような部位です。いくら栄養価の高い物を食べても、ビタミンが偏っていたり、必須脂肪酸を効率よく摂取できていなければ、被毛のケアも維持できないでしょう。

先程あげたようなドッグフードは、こうした問題もクリアするほどの栄養価の高いドッグフードですが、覚えておきたいのが、被毛の維持に欠かせない「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」、被毛や皮膚の健康を維持する「ビタミンA」「ビタミンE」と言った栄養素の存在です。また、ビタミンは、それだけ単体で摂取しても効果を発揮しにくいものなので、バランス良く摂取する必要があります。

ビタミンAはレバー等の肉から、ビタミンEやオメガ3脂肪酸は魚などの食材から、オメガ6脂肪酸はヒマワリ油などから摂取することができます。こうした原材料を使用したフードを選ぶようにすると、より効率よく被毛の維持を行うことが出来るのです。

まとめ

パピヨンに適したドッグフードを選ぶ際には、「動物性タンパク」を主原料としたもので、「魚」が原材料に含まれたドッグフードが、一つの目標となります。それに加え、「コンドロイチン」や「グルコサミン」が配合されていればより良く、「ヒマワリ油」等も原材料に含まれていれば、被毛のケアにもなりますのでオススメです。

アレルギーの問題や好き嫌いの問題もあるので、これらの条件をクリアしたドッグフードを与えるのは難しいかもしれませんが、出来る限りこういったポイントを抑えたようなドッグフードを選ぶことが、パピヨンの健康維持に繋がるかもしれません。

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