デブ猫がかわいいとされる最近ですが、猫にとっての肥満は病気を誘発し、猫自身を苦しめてしまう結果となります。病気になってしまう前に、今からでも健康に気を使い、肥満にならないようにしていきましょう。今回は猫の肥満に関して解説します。

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猫の肥満について考える

のんびりと、自分の気のままに生活する猫。そんなマイペースなところがかわいいと、近年では爆発的に人気が伸びている猫ですが、少々、猫の肥満についても問題になってきているようです。

家で飼われる猫は、1日を家の中で過ごすわけですが、マイペースにご飯を食べ、ちょっと高いところへ登り、そして寝る。といった行動が見られるかと思います。見ているだけでも非常にかわいい生活を送っている猫ですが、こうした生活が、もしかすると肥満の入り口になっている可能性もあります。

猫の「脂肪肝」について

肥満になると体に悪い影響をもたらすというのは、人も猫も同じことが言えます。肥満になってしまうことで、運動不足を招き、さらに悪循環に陥る事も懸念されます。
「脂肪肝」は、まさに肥満体質が引き起こす、肝機能障害に影響を与える病気で、「肝リピドーシス」とも呼ばれています。

脂肪肝を発症すると、食欲不振の症状が目立って現れる様になります。また、下痢や嘔吐といった症状、口腔内や結膜、歯茎などに黄疸が見られるようになります。症状が進んでいくと、下痢や嘔吐を繰り返すために脱水症状や体重の減少が起きます。さらに悪化することで、今度は意識障害や痙攣を引き起こし、神経症状なども見られるようになります。

これは、脂肪肝の原因とされる脂質代謝に異常をきたして、肝臓に脂肪が溜まってしまった為に引き起こされる症状で、通常であれば肝臓を経て脂肪組織へと脂肪分が送られるはずなのです。しかし、脂肪肝になってしまうことで、何らかの理由で脂肪分が送られず、通過点であるはずの肝臓に留まってしまうのです。

肥満体質である場合には、脂肪肝を発症する確率が上がってしまいます。特に中年〜高齢期の肥満猫は、危険信号です。ただし、肥満だからといって過度なダイエットを行うのは懸命ではありません。過度なダイエットを行うことで、栄養バランスが崩れてしまう結果となり、脂肪肝を引き起こす可能性もあるからです。

他にもある、肥満が原因となる病気

肥満による病気は脂肪肝だけではありません。体重が重くなることで、体への負担が大きくなり、体重を支えている足や腰に悪い影響を及ぼす場合もあるのです。こうしたことで、関節や靭帯等に負荷がかかり、痛めてしまうことで猫が関節炎を患ってしまったり、捻挫をしてしまうことだってあるのです。

また、椎間板ヘルニアを発症する場合もあります。ヘルニアを発症してしまうことで、動くことで激しい痛みを感じるようになってしまい、運動することをしなくなってしまいます。こうした症状が重症化してしまうことで、やがては歩けなくなり、痛みすら感じない状態へと悪化してしまうのです。

こうして動けなくなることで、更に他の弊害が発生してしまい、完治することもできずに介護を要する体になってしまうのです。

内臓への負担も大きくなる

肥満体質になることで、内臓への負担も増加してしまいます。脂肪肝もそうですが、脂肪がつくことで呼吸をする気道にも脂肪がついてしまい、呼吸すること自体が困難になります。血中の酸素量も低下してしまい、心臓への負担も増加、呼吸器系の病気や心臓の病気を引き起こしかねない結果となってしまうのです。

そして肥満になることで糖尿病等の病気も引き起こします。人間が食べるような食べ物を猫に与えたりするのは非常に危険です。万が一、糖尿病を発症してしまうと、一生完治することはありません。また、インシュリン注射等を定期的に投与しなければならず、その後の生活に大変な支障をきたしてしまうのです。

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肥満にならない・させないために

最近ではデブネコがかわいいとされる傾向がありますが、非常に危険な徴候でもあります。脂肪肝を発症しない・させないためには、日頃からの食生活、生活環境が非常に重要な要素となります。

栄養バランスのとれた食事は当たり前のことですが、毎日の食生活が乱れることで、脂肪肝のみならず、様々な病気を引き起こす結果となりますので、しっかりとした食生活を遅らせるようにしましょう。特に、人間が食べる物を猫に与える行為は、非常に危険です。猫の必要な栄養と、人間とでは大きく違います。

また、飼育環境の改善にも努めましょう。猫が遊べるようなスペースを確保し、キャットタワーなどの、猫が運動できる空間を作ってあげましょう。運動しない猫の場合には、毎日こまめに遊んであげる等の工夫も必要です。

愛猫がかわいいのはわかりますが、かわいがるのと甘やかすのは違います。余計な食べ物は与えず、適切な運動をさせるようにしなければ、かわいい愛猫が苦しむ結果となってしまうのです。愛猫と、より多くの時間を共に過ごせるよう、今からでも遅くはありません。健康に気を使った生活をおくらせるようにしましょう。

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