実は日本のペットフードはまだまだ世界レベルではない事をご存知でしょうか。そこで今回は海外のペットフードに関して、イギリスに的を絞ってご紹介していきたいと思います。いずれも国産では見られない、安全な内容のキャットフードが揃います。
海外と国内のペットフードのレベル
キャットフードにも様々な原産国のキャットフードが存在します。その中でも特に多いのがアメリカ原産のキャットフードかもしれません。実際にはまだまだアメリカ産のキャットフードが存在していますが、日本に輸入されているキャットフードは、その中のほんの一部のキャットフードです。
消費者の目線でいくと、外国産のキャットフードよりも、国産のキャットフードの方が安心という方もいらっしゃるかもしれません。ところが、キャットフードを始めとした、ペットフード全体で言えばそれは大きな間違いです。
ペットフードに対する知識や考え方、危険な添加物の使用、どこをとっても日本のペットフードは世界から遅れを取っているだけでなく、ペットフードの栄養基準値や原材料の表記などの決まり事に関しても、まだほんの数年前に決まったもの。また、この基準に関しても海外のレベルと比較すると、まるで追いついていない内容です。
キャットフードもネットの波に
専門店などでは、海外産のペットフードが多くを締めている理由はこういったことからもうなずけます。近年ではインターネットの普及によって、だれでも簡単に海外の情報にアクセスもできるようになり、一昔前ほど国内のキャットフードも売れなくなってきているのではないでしょうか。国内のレベルと海外のレベルの差は広がるばかりです。
そんなわけで、海外原産のキャットフードの中から、今回は「イギリス」に的を絞って記事を進めていこうと考えていたのですが、「イギリス キャットフード」で検索をかけると、見るも無残に粗悪な記事（フード自体は良いとは思いますが・・勿体無いですね）で埋め尽くされているので、これらのキャットフードは今回除外してご紹介していこうと思います。
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「almo nature（アルモネイチャー）」
「アルモネイチャー（almo nature）」というキャットフード。原産国はイギリスで、ラインナップには「チキンとライス」「白身魚とライス」「ターキーとライス」の3種が揃っており、高品質なタンパク質の使用と、人工着色料、人口風味、科学保存料は一切使用していないというのがポイントのキャットフードです。
【ホリスティックドライフード チキンとライス 原材料】
肉類56%(新鮮なチキン26%ビーフ、ポーク)、シリアル(米14%、小麦、大麦)、植物性タンパク質、油脂、ミネラル、マンナンオリゴ糖（MOS）、フラクトオリゴ糖（FOS）
「MOS」はマンナンオリゴ糖、「FOS」はフラクトオリゴ糖。を配合する事により、理想的な消化吸収に配慮するために配合されており、腸内細菌曹を活性化、虫歯の原因になりにくい、便秘解消効果、高脂血症の改善効果、血糖値の抑制効果といった機能も持つようです。第一原材料に肉類を使用し、50％を越える含有量ではありますが、米・小麦・大麦といった穀類、油脂が少々気になるところ。酸化防止剤、保存料、着色料などは一切使用されていないので、安心です。
全体的にみると良い印象のキャットフードですので、アレルギーを持っていない猫であればおすすめできる物です。購入はアルモネイチャーのサイトからできますが、パウチ・缶詰のラインナップも相当数揃っています。
「FISH 4 CATS（フィッシュ4キャット）」
イギリス原産のキャットフード「FISH 4 CATS」。その名の通り、魚を主原料としたキャットフードで、穀物不使用（グレインフリー）、無添加無着色の安心なキャットフードです。特にオススメしたいのが、食物アレルギーを持つ猫にです。原材料も至ってシンプルな構成で、質の良いキャットフードであることが分かります。
【フィッシュ４キャット ファイネスト サーモン 原材料】
サーモンミール：33%、サーモン：22%、スイートポテト：17%、キャッサバ：13%、サーモンオイル：8%、フィシュエキス：2.5%
猫が大好きな動物性タンパク質でもある魚。魚は非常に豊富な栄養や、バランスの良いアミノ酸群、また、猫には欠かせないタウリンも含んだ、理想的な食材でもあります。下手にあれやこれや入っているわけでないので、非常にシンプルな構成ですね。魚ということもあり、気になるマグネシウム量ですが粗灰分8％と高くもなく低くもなくなので、そこまで気にするほどではありません。
金額としてはやや割高にはなってしまいますが、合成保存料等も一切使用されておらず、なおかつグレインフリー。キャットフードに安心感を求め、なおかつアレルギー対策でキャットフードを探している場合にもオススメのキャットフードです。
※内容は2017年1月時点での情報になります。商品の名称や原材料等の内容は変更している場合があります。
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