「モグニャン キャットフード」と「ネスレ ピュリナ プロプラン」。どちらも高品質なキャットフードとして知られますが、どちらの方がより高品質でおすすめのキャットフードと言えるのでしょうか。

そこで今回はモグニャン キャットフードとネスレ ピュリナ プロプランの原材料や特徴について比較、どちらがよりおすすめのキャットフードなのかを検証してみたいと思います。

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ネスレ ピュリナ「プロプラン」について


ネスレ ピュリナ「プロプラン」は、ネスレ ピュリナブランドの中でも一番プレミアムなブランドで、年齢別のラインナップや猫の状態に合わせたラインナップが揃うキャットフードです。

プロプランには大きく分けて2つのラインナップがあり、一つは「子猫用」「成猫用」「7歳以上の成猫用」と年齢別に分けられた「ライフステージ別 健康寿命対策」、もう一つが猫の状態に合わせた「スペシャルケア」の2ラインナップに分けられます。

スペシャルケアでは肥満体質の猫に最適な「太りやすい体質に」、室内飼いの猫に最適な「室内飼いの猫に」、肌トラブルを抱える猫に最適な「繊細な肌に」の3ラインナップが揃います。

今回はモグニャン キャットフードの比較としてスペシャルケアの「室内飼いの猫に」と比較していきたいと思います。

プロプラン「室内飼いの猫に」の特徴について

プロプランの「室内飼いの猫に」の大きな特徴となるのが、理想的な腎臓の健康を維持するのに最適なキャットフードであるという点です。

猫に起こりがちなトラブルに挙げられるのは尿路疾患や毛球症といったトラブルが多く見られます。また、猫は水をあまり多くは飲まない動物ですので、腎臓にもトラブルが生じがちです。

実際に猫がかかりやすいと言われている病気には「腎臓病」などが挙げられ、腎臓病は更に高齢になると発症しやすいとも言われています。

血液のろ過を行い、老廃物を尿として排泄させ、きれいな血液を維持するためにも欠かせない腎臓の機能ですが、腎臓にトラブルを抱えてしまうと猫の健康も思うように維持ができなくなってしまいます。

プロプラン「室内飼いの猫に」の原材料

このように猫にとって大事な腎臓の機能ですが、プロプランの「室内飼いの猫に」は腎臓の健康維持に配慮された配合となっています。具体的に原材料を見てみましょう。

【ネスレ ピュリナ 室内飼いの猫に 原材料】
コーングルテンミール、チキン、小麦、動物性油脂、ツナミール、ビートパルプ、シリアルブラン、チコリ、大豆ミール、魚油、大麦、サーモンミール、たんぱく加水分解物、ミックスエキストラクト、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C、ベータカロテン)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン、タウリン)、ピロリン酸Na、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

「プロプラン 室内飼いの猫に」の主原料は穀物類の「コーングルテンミール」、続いて「チキン」「小麦」となっています。他にも穀物類が多く見られますが、腎臓に対して配慮されていることから、極端に高いタンパク質は避けている内容となっています。

猫は多くのタンパク質が必要な動物ですが、あくまでもバランスは大事です。極端な栄養バランスになると腎臓に限らず、何かしらの悪影響が見られるようになります。

プロプランの「室内飼いの猫に」は腎臓ケアを中心に考えられた配合となっていますので、穀物の含有量も高めですが、特に腎臓にトラブルもなく、成長ざかりの猫であればしっかりと動物性タンパク源を摂取させても良いかなというのが印象ではあります。

モグニャン キャットフードについて


モグニャン キャットフードは猫の食いつきの良さに着目したキャットフードで、嗜好性の高さが自慢のキャットフードです。

自社調べによると93.9%の飼い主さんがリピートしたいという試食会の結果が出ている通り、猫の食いつきの良さや、キャットフードの内容にも安心の持てるフードとなっているようです。

そのポイントとなるのが合成添加物を使用していないという点です。着色料や酸化防止剤などの合成添加物を使用しているキャットフードもありますが、健康被害の心配はないと言われるものの、一部の調査結果では少々心配になってしまうような実験結果も出ているため、できる限り合成添加物は避けておきたいところです。

モグニャン キャットフードに関してはこうした合成添加物は一切使われていませんので、安心して愛猫に与えることができるでしょう。

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モグニャン キャットフードの原材料

モグニャン キャットフードの原材料を見てみましょう。

【モグニャン キャットフード 原材料】
白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ

猫は本来、肉食の動物ですので、猫にとって最適な食材は動物性タンパク源です。モグニャン キャットフードの主原料には「白身魚」が63%の割合で配合されており、しっかりと動物性タンパク源を摂取することが出来ます。

モグニャン キャットフードはプロプランとは異なり、穀物類を一切含まないグレインフリーのキャットフードとなっています。動物性タンパク源以外には、「サツマイモ」等の野菜類、「バナナ」等の果物類、「クランベリー」等のハーブ類といった植物成分が配合されています。

また、モグニャン キャットフードに使用される原材料はすべて高品質な原材料が使用されていますので、フードそのものの風味や旨味も格段に良いものとなっているでしょう。

両フードの成分を比較


ではモグニャン キャットフードとネスレ ピュリナ プロプランの成分を比較してみましょう。

【モグニャン キャットフード 成分】
タンパク質:30%、脂質:16%、粗繊維:3.5%、灰分:8%、水分:7%、オメガ6脂肪酸:1%、オメガ3脂肪酸:2.1%、カロリー(100gあたり):約365Kcal

【ネスレ ピュリナ 室内飼いの猫に 成分】
タンパク質:32%、脂質:12%、粗繊維:8%、灰分:10%、水分:12%、オメガ6脂肪酸:1.0%、オメガ3脂肪酸:0.7%、ナトリウム:2%、カロリー(100gあたり):約347Kcal

モグニャン キャットフードのタンパク質は30%、プロプランは32%とプロプランの方が高タンパクな内容となっています。しかしながら、原材料はモグニャン キャットフードの方が動物性タンパク源が豊富に含まれているのに対し、プロプランは穀物から摂取される植物性タンパク質がメインとなりそうです。

脂質は16%でモグニャン キャットフードの方が高い脂質に、カロリーに関しても365Kcal/100gとモグニャン キャットフードの方が高カロリーなキャットフードとなっています。

腎臓のケアという点で、できるだけ低タンパクな内容を特徴としたプロプランの「室内飼いの猫に」ですが、タンパク質の量はモグニャン キャットフードの方が低タンパクな内容に。

プロ目線から見たグレインフリーのキャットフード

前述の通り、腎臓のケアを考えると穀物主体のキャットフードの方が良いかと思いますが、若年であればしっかりと栄養価の高い動物性タンパク源豊富なキャットフードがおすすめです。

というのも、穀物からもタンパク質は得られますが、植物性タンパク質と比較すると動物性タンパク質のタンパク質含有量は大きく異なるものとなります。また、猫は穀物の消化を苦手としていますので、腸内環境が悪化している猫は消化不良をおこしてしまう可能性も否めません。

本来であれば猫は肉食の動物ですので、肉を消化するのは得意としていますが、穀物は苦手ですので、しっかりと消化するまでには長い時間を要してしまいます。その分、身体にも負担はかかってしまうことになりますので、できるだけスムーズな消化吸収が行える、動物性タンパク源の方が猫にとってはより良い食材と言えるのです。

また、そもそも穀物にアレルギーを持つ猫には、穀物を含むプロプランを与えることが出来ませんので、グレインフリーであるモグニャン キャットフードがおすすめと言えます。

まとめ

今回はモグニャン キャットフードとネスレ ピュリナ プロプランとの比較を行ってきましたが、総合的に見てもモグニャン キャットフードの方がよりおすすめなキャットフードと言えそうです。

ある程度の運動量がある猫であれば、多少高カロリーなキャットフードであっても問題はないでしょう。それよりもしっかりと栄養を摂取でき、スムーズな消化を行えるキャットフードの方がよりおすすめな内容と言えます。

両フードともに高品質なキャットフードではあるのですが、やはり原材料の質や動物性タンパク源の配合量を見ると、モグニャン キャットフードの方がより高品質であると言えるでしょう。室内猫や高齢猫にもおすすめできるキャットフードですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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