動物性タンパク源を80%以上使用した高タンパクなキャットフード「プレミアムキャットフード ジャガー」と、嗜好性にこだわったキャットフード「モグニャン キャットフード」。いずれも高品質なキャットフードですが、より愛猫におすすめのキャットフードはどちらのフードなのでしょうか。

そこで今回は、ジャガー キャットフードとモグニャン キャットフードの特徴や原材料、成分などを比較していきたいと思います。

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「プレミアムキャットフード ジャガー」とは?


「プレミアムキャットフード ジャガー」は、動物性タンパク源を80%以上使用した、非常に高品質なキャットフードです。

猫は完全な肉食動物です。そのため、猫が必要とする栄養素は動物性タンパク源に多く含まれています。キャットフードに求められるのは、できる限り自然に近い食性、つまりは動物性タンパク源を多く含んだキャットフードが、より自然に近い食事と言えますので、原材料における動物性タンパク源の含有量は重要なポイントとなります。

安価なキャットフードや一部のプレミアムフードでは「穀物」を主原料としているキャットフードも少なくありません。これまではペットフードに穀物が使用されるのが当たり前ではありましたが、近年ではこうした考え方も徐々に変わりつつあります。

より猫が自然に近い食事を求めるのであれば、穀物は必要のない原材料と言えます。ジャガー キャットフードに関してはこの穀物も一切使用しないで作られているグレインフリーのキャットフードとなっています。

ジャガー キャットフードは安全性も高い

ジャガー キャットフードはイギリスで生産されており、原材料についてもイギリスの高品質な原材料が使用されています。フードに使用される原材料の全ては、人間が食べられるクオリティーである、ヒューマングレードの原材料が使用されていますので、安心して愛猫に与えることができるでしょう。

また、ジャガー キャットフードの原材料には人工添加物も一切使用されていませんので、より自然に近く、素材そのものの旨味を活かしたキャットフードと言えるでしょう。

多くのキャットフードは味付けのための油脂を吹き付け、嗜好性を高めていますが、ジャガー キャットフードはこうした人工添加物を使用していませんので、素材で勝負したキャットフードとなります。

愛猫の食付きはもちろん、キャットフードの安全性にもこだわったキャットフードですので、愛猫も喜んで食べてくれることでしょう。

ジャガー キャットフードの原材料

では具体的にジャガー キャットフードの原材料をチェックしてみましょう。

【ジャガー 原材料】
骨抜きチキン生肉・鴨生肉、乾燥チキン・乾燥鴨肉、生サーモン・生マス、じゃがいも、卵、サツマイモ、エンドウ豆、チキンレバー、鶏脂、チキングレイビー、タウリン、DL-メチオニン、アルファルファ、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、ミネラル類(アミノ酸水和物亜鉛キレート、アミノ酸水和物鉄キレート、アミノ酸水和物マンガンキレート、アミノ酸水和物第二銅キレート、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンC)、クランベリー、アサイー、ブルーベリー、マルベリー、りんご、トマト、オレンジ、梨、にんじん、ほうれん草、カリフラワー、マリーゴールド、海藻、朝鮮人参、緑茶、生姜、プロバイオティクス、L-カルニチン

ジャガー キャットフードの主原料は「骨抜きチキン生肉」となっており、この他にも「鴨生肉」「乾燥チキン」「乾燥鴨肉」「生サーモン」「生マス」「チキンレバー」など、多くの動物性タンパク源が使用されています。

フードの80%を動物性タンパク源が占めていますので、豊富なタンパク質を摂取できるだけでなく、活発な愛猫の健康もサポートできる内容となっています。

動物性タンパク源以外には、穀物は一切使用されず、野菜や果物、ハーブ類などの植物成分が採用されています。タンパク質だけでなく、こうした植物成分を摂取することで、プラスαの栄養価も摂取することができ、またスムーズな消化を促してくれますので、腸内環境の健康維持にも良い効果を与えてくれることでしょう。

モグニャン キャットフードとは?


続いて、今回ジャガー キャットフードと比較する「モグニャン キャットフード」について見てみましょう。

モグニャン キャットフードはイギリス原産のキャットフード「カナガン キャットフード」のスタッフが、より高い嗜好性を求めて作ったキャットフードとなっており、自社リサーチでは93.9%の飼い主さんがリピートしたいと回答した、高い嗜好性が特徴のキャットフードです。

モグニャン キャットフードの主原料は63%が白身魚を使用しており、ジャガー キャットフードには及ばないものの、動物性タンパク源を豊富に使用したキャットフードです。また、穀物は一切使用しないグレインフリーのキャットフードというのも特徴の一つ。

穀物を含まず、動物性タンパク源の含有量を高めることで、より消化吸収の良いキャットフードに仕上げられています。

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モグニャン キャットフードの原材料

では具体的にモグニャン キャットフードの原材料をチェックしてみましょう。

【モグニャン キャットフード 原材料】
白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ

モグニャン キャットフードの主原料は「白身魚」となっており、その他に「サーモンオイル」「フィッシュスープ」といった動物性タンパク源が含まれます。ジャガー キャットフードと異なる点としては、モグニャン キャットフードは単一の動物性タンパク源を採用しているところです。

このほか、野菜や果物、ハーブ類を使用し、動物性タンパク源だけでは摂取できない栄養価を摂取、ハーブ類からもプラスαの効果が期待できる栄養素を摂取できる内容となっています。

両フードともにグレインフリーのキャットフードですので、穀物アレルギーを持つ猫はもちろん、消化の弱い猫にもおすすめのキャットフードと言えるでしょう。

両フードの成分を比較

では両フードの成分を比較してみましょう。

【ジャガー キャットフード 成分分析値】
粗たんぱく質40.00%、脂質20.00%、粗灰分9.00%、粗繊維3.00%、水分7.00%、オメガ6脂肪酸3.00%、オメガ3脂肪酸1.40%、リン1.58%、マグネシウム175mg/kg、ナトリウム0.6mg、カルシウム1.70%、カリウム0.95mg、タウリン2,000mg、エネルギー383.5kcal/(100gあたり)

【モグニャン キャットフード 成分】
タンパク質:30%、脂質:16%、粗繊維:3.5%、灰分:8%、水分:7%、オメガ6脂肪酸:1%、オメガ3脂肪酸:2.1%、カロリー(100gあたり):約365Kcal

タンパク質については、ジャガー キャットフードが流石といったところ。40%のタンパク質を摂取でき、モグニャン キャットフードについては30%という内容です。

愛猫の健康的な体を支え、筋肉を作るのに欠かせないタンパク質は、特に幼猫や成猫が多く必要とします。

脂質に関してはジャガー キャットフードが20%、モグニャン キャットフードが16%となっており、カロリーはジャガー キャットフードの方が高く、383.5Kcal/100gとなっています。

肥満傾向の猫には少々高めのカロリーとなっていますので、ダイエットを行う必要がある猫はモグニャン キャットフードの方がおすすめと言えるかもしれません。

プロ目線から見たキャットフード


いずれのキャットフードも全年齢対応のキャットフードですが、ポイントとしたいのは愛猫の年齢によって、おすすめしたいフードが異なるという点です。

前述の通り、ジャガー キャットフードはかなり高タンパクなキャットフードです。対してモグニャン キャットフードは平均的なタンパク質と言えるキャットフードです。

幼猫や成猫、特に活発な猫は多くのタンパク質を必要としますので、高タンパクなジャガー キャットフードがおすすめではありますが、高齢になってくると少し落ち着いた内容のキャットフードでも良い場合が出てきます。

そうなったときにはモグニャン キャットフードの方が与えやすいキャットフードと言えそうです。また、肥満傾向の猫にとってもモグニャン キャットフードの方がおすすめと言えます。

モグニャン キャットフードは平均的な成分のキャットフードと言えますので、比較的どんな猫にも与えやすいというのがポイントとなりそうです。対してジャガー キャットフードは高たんぱくがゆえに、少し与える猫を選ぶキャットフードと言えそうです。

まとめ

今回はジャガー キャットフードとモグニャン キャットフードを比較してきました。前述の通り、おすすめできるのは猫の年齢や状態によって変わってきますので、一概にどちらが良いフードという答えは出ませんが、与えやすさという点ではモグニャン キャットフードがおすすめのキャットフードと言えます。

ジャガー キャットフードは高品質なキャットフードで、素材そのものの内容も優れたキャットフードですので、ランクとしてはジャガー キャットフードの方が上と言えますが、必ずしも高タンパクが良いという事でもありませんので、平均的なモグニャン キャットフードは、より万人受けするキャットフードという事になります。

愛猫の状態をしっかりと把握し、より適したキャットフードを与えられるようにしましょう。

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