高タンパクでグレインフリーを特徴とした「モグニャン キャットフード」と「go!」。どちらも高品質なキャットフードではありますが、より猫にとって良いキャットフードと言えるのはどちらなのでしょうか。

そこで今回はモグニャン キャットフードと、go!のグレインフリー チキンターキー+ダックを比較、特徴や成分について見ていきたいと思います。

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「モグニャン キャットフード」とは?


「モグニャン キャットフード」は、上質な原材料と食いつきの良さを追求したキャットフードで、ネットでも話題のキャットフード「カナガン キャットフード」のスタッフが開発したキャットフードです。

カナガン キャットフードは高タンパクでグレインフリーを特徴としたキャットフードとなっていますが、モグニャン キャットフードはカナガン同様に高タンパク・グレインフリーを特徴とし、さらにより高い水準で高品質な厳選素材を使用したキャットフードとなっています。

また、猫の健康にもリスクの高い人工添加物は一切使用しておらず、安心して愛猫に与えることのできるキャットフードとなっています。

人工添加物は着色料や保存料、酸化防止剤などに使用されることが多いですが、近年では安価なキャットフードでは多く見られるものの、高品質なキャットフードではあまり見られなくなってきました。モグニャン キャットフードも高品質なキャットフードであり、こうした人工添加物を使用しない内容のキャットフードとなっています。

「モグニャン キャットフード」の原材料

モグニャン キャットフードの原材料を見てみましょう。

【モグニャン キャットフード 原材料】
白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ

モグニャン キャットフードの主原料は「白身魚」が63%となっており、低脂肪で高タンパクな動物性タンパク源を使用しているため、ダイエット目的としても与えやすいキャットフードと言えそうです。

近年は穀物だけでなく、動物性タンパク源にもアレルギーを持つ猫が増えてきていますが、モグニャン キャットフードはこうした猫にも与えやすいキャットフードとなっています。

そして、モグニャン キャットフードは食いつきの良さにも定評があり、モグニャンの自社がおこなった試食会では93.9%という高い割合でフードの継続をしたいというアンケート結果もでているようです。これも食いつきの良さからくる数値と言えそうです。

「go!」のキャットフードとは


カナダ原産のフードブランド「go!」。店頭でも特徴的なブランド名で記憶にあるという方も多いのではないでしょうか。go!は「ペットキュリアン」というカナダのフードメーカーの1ラインナップで、go!の他には「now」というフードブランドもあります。

go!のコンセプトとなるのはダイエットにも最適な高タンパク・低炭水化物のフードであること、穀物以外の食物アレルギーにも配慮したラインナップが揃っていること、そして愛猫の健康維持のために最適な栄養バランスを保ったキャットフードであるということです。

go!は3つのカテゴリーに分けられており、go!の中でも最もベーシックな内容である「デイリーディフェンス」、アレルギーを持つ猫に配慮した内容の「センシティビティ+シャイン」、ノーグレインと高タンパクを特徴とした「フィット+フリー」の3カテゴリーがあります。

今回はこの中から、モグニャン キャットフードとの比較としてフィット+フリーの「グレインフリー チキンターキー+ダックキャット」を取り上げていきたいと思います。

「go!」の原材料

go!の原材料をチェックしてみましょう。

【go!グレインフリー チキンターキー+ダックキャット 原材料】
チキンミール、チキン生肉、ターキー生肉、ダックミール、ターキーミール、サーモンミール、トラウト生肉、鶏脂肪(ミックストコフェロールで酸化防止)、天然香料(フィッシュ由来)、エンドウ豆、ポテト、乾燥全卵、ポテト粉、タピオカ、サーモン生肉、ダック生肉、サーモン油、カボチャ、リンゴ、ニンジン、バナナ、ブルーベリー、クランベリー、レンズ豆、ブロッコリー、ホウレン草、カッテージチーズ、アルファルファ、スイートポテト、ブラックベリー、パパイヤ、パインアップル、乾燥チコリ根、乾燥ローズマリー、リン酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、DL-メチオニン、タウリン、塩化コリン、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵生成物、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵生成物、乾燥アスペルギルス・ニガー発酵生成物、乾燥アスペルギルス・オリザエ発酵生成物、ビタミン類(ビタミンAサプリメント、ビタミンD3サプリメント、ビタミンEサプリメント、ナイアシン、イノシトール、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源)、硝酸チアミン、d-パントテン酸カルシウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、β-カロテン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12サプリメント)、ミネラル類(タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、タンパク質キレート銅、酸化亜鉛、タンパク質キレートマンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸第一鉄、酸化マンガン、亜セレン酸ナトリウム)、ユッカシジゲラ抽出物、イースト抽出物

go!の主原料は「チキン」「ターキー」「ダック」「サーモン」「トラウト」と、多様な動物性タンパク源から作られています。今回比較として挙げている「チキンターキー+ダック」はこうしていくつかの動物性タンパク源が使用されていますが、他ラインナップとなる「ポラック」はシロイトダラ、「LID ダック」はダックだけと、単一の動物性タンパク源だけで作られたラインナップも揃います。

この中でもチキンターキー+ダックは初めてgo!を与える猫にも与えやすいキャットフードとなっており、穀物アレルギーを持つ猫にも配慮したキャットフードとなっていますので、go!を与える際にまずは与えてみたいキャットフードと言えます。

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モグニャンとgo!の成分比較

モグニャン キャットフードとgo!グレインフリー チキンターキー+ダックの成分を比較してみましょう。

【モグニャン キャットフード 成分】
タンパク質:30%、脂質:16%、粗繊維:3.5%、灰分:8%、水分:7%、オメガ6脂肪酸:1%、オメガ3脂肪酸:2.1%、カロリー(100gあたり):約365Kcal

【go!グレインフリー チキンターキー+ダックキャット 成分】
タンパク質:46%、脂質:18%、粗繊維:1.5%、灰分:9%、水分:10%、オメガ6脂肪酸:3.1%、オメガ3脂肪酸:0.3%、カロリー(100gあたり):約429.8Kcal(4,298kcal/kg)

両フードとも高タンパクを特徴としているキャットフードですが、モグニャンは30%、go!は46%とかなり高タンパクなキャットフードとなっています。脂質に関してもgo!は18%、カロリーも約429kcal/100gと高カロリーなキャットフードと言えるでしょう。対してモグニャンは脂質18%、カロリーは100g中365kcalとなっています。

高タンパクなキャットフードは成猫にとっては良いキャットフードと言えますが、高齢や腎臓の病気をしている猫にとっては少し検討の余地もあります。猫はタンパク質を多く必要としますが、モグニャンの30%というのが一般的か少し多いくらいのタンパク質。go!はかなり高タンパクと言えますので、猫によって合う・合わないがでてくるかもしれません。

グレインフリーである意味とは


今回比較したモグニャン キャットフードとgo!は、いずれもグレインフリーのキャットフードとなっていますが、グレインフリーである意味とはどのようなポイントが有るのでしょうか。

その一つが穀物アレルギーに配慮しているという点です。穀物アレルギーを引き起こす要因となっているのは小麦に含まれる「グルテン」と呼ばれる成分ですが、この小麦グルテンが消化不良やアレルギーを引き起こしてしまっているのです。

そして、小麦グルテンを摂取しないことは、こうした食物アレルギーに配慮するだけでなく、肥満を引き起こす要因を減らすことにも繋がります。

小麦グルテンが直接太らせているわけではありませんが、消化を悪くさせる要因にはなっている点としては、間接的に消化不良を起こす要因になっています。

グレインフリーのキャットフードは低炭水化物というのもポイントになりますので、糖質を避けるという意味でも、ダイエットに向いているキャットフードと言えるでしょう。

プロ目線から見たキャットフード

モグニャン キャットフードもgo!も高品質なキャットフードですが、ポイントとなるのはラインナップの違いです。

モグニャン キャットフードは1つのラインナップしかありませんので、別のフレーバーを与えるということは出来ません。
対してgo!は3ラインナップがありますので、別の種類を試すことも可能です。

猫の場合ですと、キャットフードを安易に切り替えてしまうと元のキャットフードを食べなくなってしまうという事も少なくありません。ちょっと食いつきが悪くなってきたなと思って、試しに別のフードのサンプルを与えると、元のキャットフードを食べなくなる場合もあるため、簡単にキャットフードを切り替えにくいのが猫と言えます。

この点を考えると、同じブランド内で切り替えができるgo!の方が安心してフードの切り替えを行うことができると言えます。

まとめ

今回はモグニャン キャットフードとgo!の比較を行ってきましたが、猫によっておすすめが違うというのが実際のところ。活発で何の問題もない猫であればgo!は食いつきにも定評があり、内容自体も高品質ですので、安心して与えられるキャットフードと言えますが、高タンパク・高カロリーですので、肥満の猫や運動量の少ない猫は太りやすいかもしれません。

モグニャン キャットフードに関してはある程度バランスの取れた内容で、タンパク質も適度に摂取できるキャットフードですので、どんな猫にも与えやすいキャットフードと言えます。

ただし、長い目で見ると1つの種類しかないモグニャンは切り替えも容易ではないため、安心感として同ブランド内で選択肢の多いキャットフードがおすすめです。その点から見ると、おすすめはgo!と言えるでしょう。

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