高タンパクなキャットフードでグレインフリー、高品質なキャットフードで知られる「アカナ」と比較して、ネットでも話題のキャットフード「モグニャン キャットフード」はどちらがおすすめのキャットフードと言えるのでしょうか。

そこで今回は、アカナとモグニャン キャットフードの内容や成分を比較、どちらがよりおすすめなキャットフードなのか検証していきたいと思います。

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モグニャン キャットフードとは?


イギリス原産のキャットフード「カナガン キャットフード」のスタッフが、猫の食付きに着目して作ったキャットフード「モグニャン キャットフード」。

その食いつきの良さも、自社調べでは93.9%もの飼い主がリピートしたいと答えた実績を持ち、88%の獣医師がモグニャン キャットフードを勧めたいと答えたという、優れた内容のキャットフードになっています。

そもそも「カナガン キャットフード」は動物性タンパク源を70%使用した、非常に高タンパクなキャットフードとなっていますが、モグニャン キャットフードは主原料である「白身魚」を63%使用、残りは果物・野菜、ハーブ類といった植物成分で構成され、穀物は一切使用されていません。

モグニャン キャットフードも「カナガン キャットフード」同様にグレインフリーであることを特徴としたキャットフードで、消化のしやすさや栄養価の高さ、安全性などにも配慮し、さらに嗜好性を高めた内容のキャットフードとなっています。

アカナについて

カナダ原産のキャンとフード「アカナ」は、キャットフードの中でも特に高品質な内容で知られるキャットフードです。

特に高品質と言われる理由には、原材料の質の高さや、動物性タンパク源の配合量の多さが理由としてあげられますが、その割合も75%が動物性タンパク源、25%が植物成分となっています。

また、モグニャン キャットフードと同様に穀物は一切使用しないグレインフリーのキャットフードとなっており、猫本来の食性に合わせた配合のキャットフードです。

アカナに使用される原材料は、地元カナダで直接取り引きしている、契約農家からのみ仕入れられている高品質な原材料が使用されており、品質も人間が食べられるクオリティーであるヒューマングレードの原材料が使用されています。

原材料の安全性だけではなく、当然ながら人工添加物の使用も行っていませんので、より猫本来の食性に近づけたキャットフードとなっています。

肉食の猫はグレインフリーがおすすめ


グレインフリーのキャットフードは近年、増加傾向にあります。その理由としては、猫が穀物に対してアレルギーを持つケースが増加していること、さらに、猫は穀物の消化が苦手なため、消化のしにくい穀物を使用せず、動物性タンパク源を多く使用し、本来の猫の食性に近づけているという理由が挙げられます。

猫はもともと肉食の動物ですので、猫は求めるのは動物性タンパク源である肉や魚肉です。穀物からも当然、しっかりと栄養を摂取することは出来ますが、残念ながら猫にとって穀物は消化がしにくく、さらには穀物類に含まれる「小麦グルテン」に対してアレルギー反応を引き起こしてしまう猫が多いのです。

対して、動物性タンパク源は猫が消化のしやすい食材であり、猫が必要とする栄養価をしっかりと摂取することができるわけです。

グレインフリーのキャットフードは、アレルギーにも配慮し、さらには猫の食性に沿った、より自然な食事を摂取させることができるわけです。

モグニャン キャットフードの原材料

では具体的にモグニャン キャットフードの原材料をチェックしてみましょう。

【モグニャン キャットフード 原材料】
白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ

モグニャン キャットフードの主原料は63%の割合で「白身魚」が使用されています。キャットフードを占める半数以上が動物性タンパク源という、高品質なキャットフードであることが分かります。

また、炭水化物として「サツマイモ」が使用されていたり、食物繊維も多く含む「りんご」などの果物類を配合。ハーブ類はサプリメントなどから摂取できるような、プラスαの栄養価を摂取できるので、愛猫の健康維持にもより高い効果を与えてくれる内容となっています。

また、安価なキャットフードに含まれがちな人工添加物も一切使用されていませんので、愛猫に安心して与えることが出来ます。

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アカナ パシフィカキャットの原材料


アカナの原材料をチェックしてみましょう。今回はモグニャン キャットフードに合わせて、アカナの魚を主原料としている「パシフィカキャット」を取り上げていきたいと思います。

【アカナ パシフィカキャット 原材料】
新鮮丸ごと太平洋ニシン (16%)、新鮮丸ごと太平洋イワシ(13%)、新鮮丸ごとアブラカレイ(8%)、丸ごとニシンミール(8%)、太平洋タラミール(8%)、丸ごとシロガネダラミール(8%)、丸ごとグリンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごと緑レンズ豆、タラ油(6%)、新鮮丸ごとシルバーヘイク(4%)、新鮮丸ごとレッドストライプメバル(4%)、丸ごとピント豆、丸ごとイエローピース、コールドプレスヒマワリ油、日干しアルファルファ、 乾燥ブラウンケルプ、新鮮カボチャ、新鮮バターナッツスクワッシュ、新鮮パースニップ、新鮮グリーンケ―ル、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮カブラ菜、新鮮ニンジン、新鮮レッドデリシャスリンゴ、新鮮バートレット梨、フリーズドライタラレバー(0.1%)、新鮮クランベリー、新鮮ブルーベリー、チコリー根、ターメリックルート、オオアザミ、ごぼう、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ

主原料となる魚が中心に配合されているパシフィカキャットですが、「ニシン」「イワシ」「カレイ」「タラ(メルルーサ)」と言ったように、1種類の魚だけでなく、様々な魚が使用されています。これにより、より多くの栄養価を摂取できることでしょう。

アカナの動物性タンパク源の配合割合は75%となっていますが、そのうち61%が原材料の上位を占めています。猫は自然界では動物性タンパク源を100%に近い割合で摂取していますので、こうした食性に合わせた内容となっているわけです。

両フードの成分を比較

続いてモグニャン キャットフードとアカナの成分を比較してきましょう。

【モグニャン キャットフード 成分】
タンパク質:30%、脂質:16%、粗繊維:3.5%、灰分:8%、水分:7%、オメガ6脂肪酸:1%、オメガ3脂肪酸:2.1%、カロリー(100gあたり):約365Kcal

【アカナ パシフィカキャット 成分】
タンパク質:37%、脂質:20%、粗繊維:3%、灰分:7.5%、水分:10%、オメガ6脂肪酸:2.0%、オメガ3脂肪酸:2.2%、カロリー(100gあたり):約408Kcal

モグニャン キャットフードとアカナのタンパク質を比較すると、アカナが37%という高タンパクな内容、モグニャンは30%と平均的なタンパク質の量となっています。

脂質に関してもアカナのほうが高く20%という内容に、カロリーもモグニャン キャットフードが365kcal/100g、アカナは408kcal/100gと高カロリーなキャットフードとなっています。

アカナのほうがより栄養価が高いキャットフードではありますが、その分カロリーも高いキャットフードとなっていますので、肥満傾向の猫はモグニャン キャットフードの方がおすすめであるケースもあるでしょう。

ただし、相対的にはアカナのほうがより高品質・高栄養価でありますので、やはりアカナのほうが高品質なキャットフードであると言えるでしょう。

プロ目線から見たキャットフードの価格

アカナとモグニャン キャットフードはどちらも高品質なキャットフードで、こうして比較するとしても、どちらもおすすめできるキャットフードではあります。強いて言うのであれば、やはりアカナのほうが品質的にも高く、その技術力も他のフードメーカーよりも高いと言えます。

ただし、あくまでもモグニャンも平均点よりは上のキャットフードではありますので、モグニャン キャットフードが品質が低いということではありません。アカナと比較すると、多くのキャットフードがアカナよりも品質が低くなりますので、いかにアカナが高品質であるかが分かります。

その品質の高さは価格にも反映されており、アカナは1.8kgで税込み6,264円という価格です。対してモグニャン キャットフードは1.5kgで税込み4,276円と、アカナと2,000円近くの価格差となります。

また、給餌量で計算するとアカナは1gあたり3.48円で、3kgの猫であれば1日あたり191円(55g)。モグニャン キャットフードは1gあたり2.85円で、3kgの猫であれば1日あたり142円(50g)となります。

キャットフードの価格は、やはり原材料の品質やフードの技術などにも左右されるため、キャットフードの価格と内容はイコールであると言えるでしょう。アカナの内容を見ると、この価格でも納得という品質なのです。

より猫にとって最適なキャットフードを選ぶとなると、アカナの方がおすすめのキャットフードとなりますが、モグニャン キャットフードも十分に高品質なキャットフードではありますので、基本的にはどちらもおすすめのキャットフードと言えるでしょう。

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