食いつきの良さを追求した「モグニャン キャットフード」。他にも高品質なキャットフードとして知られるソリッドゴールドがありますが、どちらの方がよりおすすめなキャットフードと言えるのでしょうか。

そこで今回はモグニャンとソリッドゴールドの成分や原材料を比較していきたいと思います。

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モグニャン キャットフードについて


モグニャン キャットフードは猫の食いつきの良さを追求したキャットフードで、イギリス原産のペットフードメーカー「カナガン」のスタッフが作ったキャットフードです。

自社調べでも93.9%の飼い主さんが継続したいという回答、獣医師による回答では88%の割合で飼い主に勧めたい、92%の割合で使い続けたいという回答を得るなど、食いつきの良さだけでなく、その内容にも定評のあるキャットフードです。

愛猫のフードの食いつきが悪い場合や、どんなキャットフードを選んだら良いかわからないという飼い主さんは、ぜひ一度試す価値のあるキャットフードと言えるでしょう。

また、モグニャン キャットフードは食の安全性にも配慮したキャットフードですので、安心して愛猫に与えることも出来ます。

安全性の問われるキャットフード

近年はペットフードにも食の安全性が問われるようになりました。中でも安価なキャットフードに多く使用される「着色料」や「保存料」「酸化防止剤」などの合成添加物の中には、猫の体にも悪影響を及ぼす可能性の高い成分が含まれている場合があります。

そのため、プレミアムフードと呼ばれる高品質なキャットフードでは、こうした合成添加物を一切使用しないものも珍しくはありません。モグニャン キャットフードにも同様に合成添加物を一切使用していないので、安心して愛猫に与えることが出来るわけです。

また、食に関するトラブルは合成添加物だけではなく「穀物アレルギー」も大きな問題となってきています。猫にも食物アレルギーは存在しますが、中でも多いと言われるのが穀物に対しての食物アレルギーです。

小麦グルテンとは

穀物アレルギーを引き起こしている要因となっているのが、一部の穀物に含まれる「小麦グルテン」の存在です。

小麦グルテンは「小麦」や「トウモロコシ」等に多く含まれていますが、このグルテンが食物アレルギーを引き起こしている要因となります。なお、小麦グルテンはすべての穀物に含まれているわけではありません。

こうして小麦グルテンを含まないフードは「グルテンフリー」と呼ばれ、穀物アレルギーに配慮した内容となっています。また、「グレインフリー」と呼ばれるフードは穀物を一切使用していないフードで、モグニャン キャットフードはグレインフリーのキャットフードとなっています。

穀物アレルギーを持つ猫にも安心して与えることができ、より猫にとって消化のしやすいフードとも言えます。

穀物不使用である意味とは


多くのペットフードに使用されている「穀物」。穀物にも多くの栄養が含まれており、植物性タンパク質なども摂取できる食材ですが、残念ながら猫にとって穀物は消化のしにくい食材でもあります。

猫は完全な肉食の動物ですので、最も消化のしやすい食材は「肉」などの動物性タンパク源です。また、猫は多くの蛋白質を必要とする動物でもありますので、動物性タンパク源を摂取するのは理にかなった食材とも言えます。

穀物を消化するまでには多くの時間を要してしまうだけでなく、消化不良を引き起こす要因にもなるものですので、穀物の含有量はできるだけ少ないほうが理想的と言えるでしょう。

同時に、肥満を引き起こす要因にもなりますので、やはり猫は肉が理想的な食材なのです。

モグニャン キャットフードの原材料をチェック

では具体的にモグニャン キャットフードの原材料を見てみましょう。

【モグニャン キャットフード 原材料】
白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ

主原料は「白身魚」で63%と高配合。他には「サツマイモ」や「えんどう豆」等の野菜類、「バナナ」や「リンゴ」などの果物類、「セイヨウタンポポ」などのハーブ類が含まれます。

猫にとって動物性タンパク源は重要な食材であると前述でも触れましたが、フードの割合の60%以上が動物性タンパク源で占められており、残りや植物成分で占められ、穀物は0%となっています。

タンパク質や炭水化物、食物繊維などのバランスが猫にとって最適な状態に配合されているのが、モグニャン キャットフードの最大の特徴と言えるでしょう。年齢にとらわれずに与えることの出来る全年齢対応のキャットフードでもあります。

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ソリッドゴールドについて

ソリッドゴールドはアメリカの老舗ペットフードブランドのひとつ。40年以上の歴史を持つソリッドゴールドの特徴と言えるのが、ヒューマングレードの原材料を使用し、合成添加物の不使用、アレルゲンとなる穀物の不使用という点です。

前述でもグレインフリーとグルテンフリーについて説明しましたが、ソリッドゴールドのラインナップにはグレインフリーだけでなく、グルテンフリーのラインナップも揃っています。

キャットフードではグルテンフリーの「カッツフラッケン」、グレインフリーの「インディゴムーン」、低脂質・低カロリーの「フィット アズア フィドル」の3ラインナップが揃います。

今回はこの中から、モグニャン キャットフードの比較としてグレインフリーを特徴としたインディゴムーンを比較していきたいと思います。

ソリッドゴールドの原材料をチェック


では具体的にソリッドゴールド インディゴムーンの原材料をチェックしてみましょう。

【ソリッドゴールド インディゴムーン 原材料】
ドライチキン・ポテト・カノラオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・えんどう豆・チキン・ドライオーシャンフィッシュ・乾燥卵・天然風味料・塩化コリン・塩化カリウム・タウリン・DLメチオニン・サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥チコリ根・人参・パンプキン・パセリ・リンゴ・クランベリー・ブルーベリー・レタス・セロリ・サトウダイコン・クレソン・ホウレンソウ・ブロッコリー・スペアミント・アーモンドオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・セサミオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・ユッカシジゲラエキス・乾燥ケルプ・タイム・ヒラマメ・L-カルニチン・ビタミンA・ビタミンD3・ビタミンE・硫酸亜鉛・ナイアシン・硫酸第一鉄・L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)・パントテン酸カルシウム・チアミン硝酸塩・硫酸銅・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・硫酸マンガン・キレート亜鉛・葉酸・ヨウ化カルシウム・キレートマンガン・キレート銅・亜セレン酸ナトリウム・ビオチン・ビタミンB12・ローズマリーエキス・ラクトバチルスアシドフィルス・エンテロコッカスフェシウム・ラクトバチルスカゼイ

ソリッドゴールドの主原料は「ドライチキン」。しっかりと動物性タンパク源を主原料としています。続いて「ポテト」のほか「レタス」「セロリ」等の野菜類や、「リンゴ」などの果物類、「スペアミント」や「タイム」といったハーブ類が含まれます。

モグニャン キャットフードと大きく違うのは、原材料のシンプルさかもしれませんね。モグニャン キャットフードは非常にシンプルな内容なのに対し、ソリッドゴールドには多くの原材料が含まれていることがわかります。

モグニャン キャットフードとソリッドゴールドは共通点も多いと言えますが、相違点となるのはどのようなポイントなのでしょうか。

両フードの成分を比較

具体的に両フードの成分を比較してみましょう。

【モグニャン キャットフード 成分】
タンパク質:30%、脂質:16%、粗繊維:3.5%、灰分:8%、水分:7%、オメガ6脂肪酸:1%、オメガ3脂肪酸:2.1%、カロリー(100gあたり):約365Kcal

【ソリッドゴールド インディゴムーン 成分】
タンパク質:42%、脂質:20%、粗繊維:3%、灰分:8%、水分:10%、オメガ6脂肪酸:3%、オメガ3脂肪酸:1.1%、リン:1%、マグネシウム:0.09%、ナトリウム:0.30%、カルシウム:1.50%、カロリー(100gあたり):約386Kcal

モグニャン キャットフードのタンパク質は30%、ソリッドゴールドのタンパク質は42%とかなり高タンパクな内容。猫は多くの蛋白質を必要としますが、年齢によっては40%を超えるタンパク質はおすすめできない場合があります。

特に高齢猫はモグニャン キャットフード位のタンパク質が理想的ですが、幼猫や活発な成猫はソリッドゴールド位のタンパク質があったほうが良い場合もあります。

脂質はモグニャン キャットフードの方が16%と低く、カロリーもモグニャン キャットフードの方が365Kcal/100gと低カロリー。

全体的にはモグニャン キャットフードの方がバランスもよく、各年齢の猫にも与えやすいキャットフードとも言えるでしょう。

まとめ

モグニャン キャットフードもソリッドゴールド インディゴムーンも、グレインフリーである点、全年齢対応である点、合成添加物を使用していない点など、共通点が多いですが、成分を比較していくとモグニャン キャットフードの方が多くの猫にもおすすめと言える内容です。

動物性タンパク源は猫にとって重要な栄養素になりますが、ときに高タンパクな内容は与える猫を選びます。基本的には問題はありませんが、よりおすすめと言えるのは活発な猫であり、1日の摂取カロリーが高い猫にはソリッドゴールド インディゴムーンを与えると良いでしょう。

どちらか迷うと言う場合には、まずはモグニャン キャットフードの方がバランスが取れていますので、モグニャン キャットフードがおすすめ。ネックとなるのはラインナップが1種類しか無い点ですが、まずは与えてみてから様子を見ても良いかもしれません。

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