マルチーズは日本でも多くの方が飼われている人気犬種の一つ。そんなマルチーズですが、弱点と言えるのは耳や目というデータも出ています。そこで今回は、マルチーズの多く見られる病気と、マルチーズの保険の選び方について解説していきたいと思います。

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マルチーズは目にトラブルを抱えやすい?

美しい白い被毛と、おしゃれな雰囲気を持つマルチーズは、日本でも長い間人気犬種として存在し続ける犬種の一つです。そんなマルチーズの自慢といえば、前述の通り「白い被毛」ですよね。

ところが、このマルチーズの白い被毛は遺伝的な問題を引き起こす要因になっているため、マルチーズは目に関係する病気や、耳に関係する病気を引き起こしやすいと言われている犬種でもあります。

例えば、「白内障」や「眼瞼内反症」といった目に関連するトラブルから、「外耳炎」といった耳の病気も代表的なものに挙げられます。この他、近年では小型犬にも多く見られるアレルギーの問題も多く見られるトラブルの一つ。

そこでまずは、マルチーズに関係する病気や治療費のデータを見てみましょう。

マルチーズの治療費について


小型犬の中でも、治療費の請求が多い犬種というと、どんな犬種を思い浮かべるでしょうか。ここではペット保険のシェアNo.1である「アニコム損害保険株式会社」が発表している「家庭どうぶつ白書2017」を参考にして解説していきたいと思います。

まず、超小型犬〜小型犬種の代表というと「チワワ」が挙げられますが、チワワの年間診療費の平均額は60,194円という結果に。対して、マルチーズの年間診療費の平均額が75,048円。

アニコム損保のデータでは、マルチーズは超小型犬に分けられるのですが、超小型犬の中でも「ミニチュア・ダックスフンド」の75,190円に次いで治療費が発生しているのがマルチーズという結果でした。

因みにマルチーズはこのデータによると、犬全体の平均診療費よりも高い結果でもあります。

マルチーズに最も多いのは「耳の疾患」

では次に、マルチーズに多く発生した疾患について見てみましょう。保険の請求割合のベースでデータが取られているので、実際の数値ではありませんが、アニコム損保は契約数も多いため、かなり近い数値であることが予想されます。

マルチーズの中で最も多く見られた疾患は「耳の疾患」で、全体の26.6%もの数値を占める結果に。次いで「皮膚疾患」の24.9%、「消化器疾患」の15.3%、「眼の疾患」の14.6%という数値になっています。

冒頭でも触れたとおり、やはりマルチーズは眼や耳の疾患が多く見られるようですが、被毛も長いことから皮膚疾患も高い割合を占めているようです。
耳の疾患に関しては4分の1という割合の高さですので、十分に注意が必要です。

マルチーズの弱点とは?

次に、耳の疾患の中でも特に多い「外耳炎」の請求が、何歳に多く見られるのかを確認してみましょう。

このデータでは、3歳が最も多い割合で請求されており、次に4歳、8歳と多く請求されているというデータが出ています。

上記のデータと合わせて考えていくと、マルチーズが気をつけるべきは「耳の疾患」で、中でも外耳炎に注意が必要。また、3歳を迎える頃に最も注意が必要であることがわかります。

また、皮膚疾患はアレルギー性のものが多く見られますが、マルチーズもまた同じでしょう。食物アレルギーが最も多く見られますが、こうしたアレルギーもマルチーズは気を付けなければいけません。

データでは病名で分けられているわけではありませんので、何の病気なのかは特定ができませんが、こうしてマルチーズの「弱点」となる部分がわかれば、日頃から気をつけるべきポイントも見えてくるでしょう。

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外耳炎とは


では具体的に、マルチーズに多く見られるであろう「外耳炎」について少し解説していきたいと思います。

外耳炎を引き起こす要因には様々なものがありますが、垂れ耳で被毛も長いマルチーズは特に耳の中が蒸れやすく、細菌が繁殖しやすい環境です。外耳炎は細菌やダニが寄生したりすることで引き起こされる場合もあり、症状としてはベタついた耳垢や、強いかゆみ、痛みといった症状が見られます。

耳の中が痒くなるため、しきりに耳をかくような仕草や、耳をこすりつけるような様子も見られるでしょう。好発犬種には「ミニチュア・ダックスフンド」や「アメリカン・コッカー・スパニエル」等が挙げられるように、やはり垂れ耳の犬種に多く見られる病気の一つです。

外耳炎の症状と予防策

マルチーズに多く見られる外耳炎と始めとした耳の疾患ですが、実際に治療する際には耳の洗浄や抗生物質を摂取するといった治療法が取られます。

もちろん外耳炎を放おっておいたら症状も重症化し、他の病気も引き起こす原因にもなりますが、外耳炎自体はそこまで重い病気ではありませんので、基本的には「通院による治療」で済むでしょう。

外耳炎の予防策としては、耳を常に綺麗にしておくことはもちろん、出来る限り蒸れないような状態を維持させることが大事になります。とはいえ、マルチーズは垂れ耳の犬種ですので、基本的にはこまめに耳の中をチェックするようにし、汚れてきたらしっかりと耳掃除を行うことが最善の策となります。

日頃からケア出来る部分ではありますので、こまめに耳のチェックを行い、外耳炎を予防していくようにしましょう。

マルチーズは通院補償が大事

マルチーズに多く見られる病気や治療費について見てきましたが、はやり万が一の場合に備えてペット保険に加入しておくことは大事と言えます。

犬の治療費は飼い主さんの自己負担となりますので、万が一大きな病気を引き起こした場合は大変なことになりかねません。こうした事態になる前に、ペット保険に加入して万が一の事態に備えておくことをオススメします。

ペット保険にも色々な会社、色々なプランが存在していますので、どれが一番マルチーズに最適なのかを判断するのも難しいところです。まずは保険の内容を確認して、どれを優先事項にするかを決めることが大事になります。

マルチーズに限られたことではありませんが、実は犬の治療に関しては、90%近くが「通院治療」であることもデータで取られています。マルチーズに多く見られる外耳炎に関しても、通院で治療する病気であることから、マルチーズに必要なのは「通院治療」であるということがわかります。

日額制限なしのプランを選ぶべき

ペット保険を選ぶ際には、補償内容と保険料のバランスが大事になってきます。例えば「手術」に特化した保険ですと、保険料も安く、手術が発生した時には高額の保険料が補償されると言ったプランもありますが、これをマルチーズに当てはめてみると、最も注意すべき病気は「外耳炎」などの耳の疾患であるため、手術に注力する必要があるかは微妙なところ。

それよりも通院補償に力をいれたような保険に加入したほうが、日頃から利用しやすいでしょう。また、通院補償に関しては1日の金額制限があったり、1日に利用可能な回数が指定されている場合も。

このように金額や日数が制限されていては、ちょっと気になっただけでも動物病院に行く機会も少なくなる可能性があります。通院治療に関しては回数も多くなりがちですので、こうしたリミットは無いほうがベターかと思います。

プロ目線からみたマルチーズに最適な保険とは


保険の中には「免責金額」が設定されている保険もあります。免責金額とは、実際に治療費が発生し、保証割合に応じて保険金が支払われますが、その中から「自己負担分」として支払わなければならない金額のことを言います。

免責金額があると、保険料も安く抑えられますので、一長一短なところはあるのですが、日頃からこまめに動物病院に行くことを考えると、免責金額は無いほうがいいと思います。

毎回のように自己負担が発生すると、自己負担額もかさんでいきますので馬鹿にはなりません。これでは保険料を安く抑えた意味もありませんので、通院補償をメインに考えるのであれば、免責金額のないペット保険を選ぶべきです。

日頃から利用しやすいペット保険を選ぶことで、病気の早期発見や早期治療にも繋がりますので、免責金額のあるペット保険は避けたいところです。

まとめ

マルチーズに発症しやすい病気や対応策について解説してきましたが、どうしても病気になってしまう場合もあります。そんな時に役立つのがペット保険なのです。

また、ペット保険の中でも、マルチーズが保険に加入する際に注意しておきたいポイント、選択するべきポイントについても触れてきました。

マルチーズは通院治療をメインに考え、日頃から利用することを考えて免責金額のないペット保険を選ぶべきという部分にも触れてきましたが、考え方は人ぞれぞれですので、飼い主さんが備えておきたい部分を考え、ペット保険に加入するようにしましょう。

今は様々な保険会社も登場してきており、通院治療に特化したペット保険なんかもあります。保証割合や保険料と見比べていき、最適なペット保険に加入するようにしましょう。

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