犬は気が付かないうちに体調を崩していたり、病気にかかってしまう事もあります。そのため、できるだけ早く気付ける事や、病気にならないような対策について理解することが非常に重要となるでしょう。 では、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。

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まずは日頃の健康管理から

犬は飼い主さんが毎日、犬の様子や体調を注意深く見てあげなければ、実は体調を崩していたり、何かしらの病気を発症していたりするかもしれません。犬の病気にも様々なものがあり、日々の生活で体調を崩した結果、病気になる場合もあれば、目に見えないウイルス等に感染してしまい、病気を発症してしまう場合もあるのです。

愛犬が体調を崩しているの際のちょっとした見落としが、徐々に悪影響を及ぼしてしまい、ひとつ、ふたつと病気を併発することに繋がってしまうため、日頃からの健康管理や愛犬の変化に気がつけるようにならなければいけません。

そのためには、まずは飼い主さんが犬の病気を知ること、また病気にならないための対策や気を付けるべきことを知る必要があるでしょう。それは、難しいことではなく、日々生活を送る上で自然とできることもありますので、まずは病気にならないような飼育の仕方について見てみましょう。

ウイルスによる病気を未然に防ぐワクチン接種の重要性

散歩やお出かけをしていれば、ウイルスに感染するリスクも高くなりますが、これは外出に限られたことではありません。自宅内で飼育していても、飼い主さんが外からウイルスをしらずのうちに持ち込んできてしまうことも考えられなくは無いのです。

ウイルス感染によるリスクを軽減させるためにも、成犬であれば年に一回の「混合ワクチン」接種は非常に重要な事で、伝染病に対しての「免疫」をつけるための注射です。

・犬ジステンパー
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルスⅡ型感染症
・犬パルボウイルス感染症
・パラインフルエンザ
・コロナウイルス感染症

これらのウイルスは、感染するとすぐに命を脅かすものもあれば、人間の風邪のようにはじまり、他の病気を併発してしまうことで危険を伴うウイルスなど様々です。基本的には上記にあげられたウイルスに対してのワクチンを接種することとなりますが、あくまでも室内飼育で適度に散歩に行くような、普通に生活を送っている事が前提となります。

ウイルスには他にも存在しますので、生活シーンや環境によっては他にもワクチンが必要なケースが出て来るでしょう。目には見えないウイルスだからこそ、ワクチン接種は病気にならないための基本的な対策となるのです。年に一度のワクチン接種は必ず行うようにしましょう。

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愛犬の「サイン」を見逃さないように

犬の体の中で起きている病気は、直接目で確認することはできませんが、日々のスキンシップや体重管理、遊び方、息づかい、食欲など、実は色々なサインが愛犬から出されていることを知るようにしましょう。こうした一つ一つの行動は、病気を発見する際の重要なサインとなります。

食欲がなければ当然、ごはんを残すといった行動も見られるでしょうし、それに伴って体重も減少していくはずです。こうした場合、ご飯の味に飽きたから残しているのでしょうか。毎日スキンシップを行っていれば、例えば顔の付近を触られるのを嫌がると言った変化があれば、問題は口の中にあるのかもしれません。また、十分な運動ができていなければ、ストレスが溜まって食欲の低下などのサインも現れる場合もあるでしょう。

このように、日常のちょっとした変化にも重要なサインが隠されています。明らかに状態がおかしかったり、病気の進行が目で見られるほどに現れていればすぐに発見できますが、病気は早期発見・早期治療が非常に重要です。

定期的な健康診断も重要ですが、日々生活する上でちょっとした変化に気がつけるよう、愛犬の体重等だけではなく、愛犬の仕草や様子、便の状態、生活サイクルなど、出来る限りのことは把握するようにしましょう。

最低限チェックしておきたいポイントとは

病気は一つの病気から一気に悪くなることもありますが、一つ2つと徐々に病気が進行することで、やがては大きな大病につながることも少なくありません。病気を引き起こす時には、全ての状態の悪化を発見することは非常に難しいですが、飼い主さんでしか発見することができない、愛犬の微妙な変化が必ず起きるはずです。

こうした変化を未然に防ぐ事も重要ですが、健康診断などで愛犬の変化について相談してみると、病院の先生も目に見えない病気のサインに気が付くこともできるでしょう。

・食欲は変わっていないか
・運動量は減っていないか
・水の飲む量は変わらないか
・触れられるのを嫌がる部分はないか
・毛艶・皮膚の状態は変わりないか
・便の状態は変わりないか
・口臭は変わりないか
・咳やむせることはないか

など、挙げればきりがないほどに出てきますが、ある程度意識しておきたい点は上記にあげたようなポイントになるでしょう。毎日、愛犬と意識的に生活していれば、どれもすぐに分かるような事ですよね。もしこういったポイントに変化があれば、「いつから変わっていたか」「前と今の状態はどう違うか」を病院へ行って相談するようにしましょう。

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