犬・猫・小動物の商品を開発・販売している会社「ハイペット」。ハイペットの商品の中でも、特に多いのはうさぎ用品ですが、今回はそのうさぎ用品の中から「プロセレクト」シリーズを中心に、商品の特徴などを探ってみたいと思います。
ハイペットってどんな会社？
犬や猫、うさぎ、鳥、ハムスターなど、様々なペット用品を開発・販売している「ハイペット」。うさぎを飼っている方ならば、「パスチャーチモシー」等の牧草もお馴染みの商品なのではないでしょうか。ハイペット㈱は、昭和55年創業の会社で、こうしたペット用品やペットフードを数々販売していますが、このパスチャーチモシーでも知られる通り、ハイペットの商品の中でも、特に多いのはうさぎ用品でしょう。
今回はハイペットの中でも、うさぎ用品にクローズアップして見たいと思いますが、ハイペットの商品で代表的な「パスチャーチモシー」に使われる牧草は、アメリカのワシントン州にあるチモシー農場で、栽培・収穫され、その後は日本へと輸入されて、加工・包装されます。
パスチャーチモシーシリーズの中でも「やわらかチモシー」等には、北海道産の牧草も混ぜられたり、アルファルファには北米産のアルファルファが使用されたりと、その商品や特徴によって、産地の違う牧草を使用していることがわかります。
「PRO SELECT」シリーズの牧草
ハイペットの商品ラインナップの中でも、ペットショップ専用商材となる「PRO SELECT（プロセレクト）」シリーズは、ハイペットのペットフードの中でも、よりプレミアムな内容で知られるシリーズです。
前述のパスチャーチモシーには、北米産の一番刈りチモシーが使用されているのに対し、プロシリーズの牧草「シルキーソフト」には、北米産の3番刈りチモシーが使用されています。これは、固い牧草を好まないうさぎや、子ウサギ、シニアのうさぎにも最適な柔らかい牧草で、牧草の葉だけでなく、茎も柔らく、嗜好性が高い牧草です。
3番刈りの牧草は、収穫するタイミング限られているため、収穫量も少ない牧草です。また、収穫するまでの気温も1番刈りのタイミングとは違うために、茎の繊維もまだ細くやわらかいのが特徴です。
通常の牧草の茎だと、繊維もしっかりしているために固く、固い牧草を好むうさぎ以外には、すぐに外に追いやってしまうような部位ですが、茎が柔らかいと葉と一緒によく噛んで食べるようになり、不正咬合のケアにも最適となります。
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特殊な形状をしたペレットの秘密とは
「恵（めぐみ）」と書かれたシリーズが、このプロセレクトシリーズにあたるわけですが、このプロシリーズは実際にハイペットの商品を利用しているユーザーやペットショップからの意見を反映させて作られているシリーズで、よりユーザー目線に近い商品とも言えそうです。
この「恵」シリーズのラビットフードは、プロシリーズの顔とも言える商品ですが、特徴的なのがそのペレットの形状です。他社のラビットフードはコロンとした粒上（お菓子のチョコベビーのような）の形状をしていますが、この「恵」のラビットフードは「ロングペレット」と呼ばれ、細く長い形状をした特異な形をしたペレットです。
うさぎの習性は、一度くわえたものを最後まで食べるという点に着目、この形状にすることによって、うさぎが最後まで飽きずに食べる事ができるという事で、こうした不思議な長い形状のペレットが誕生しました。
意外と初めて与える際には、あまりの形状の違いに戸惑いますが、食いつきもよく、好むうさぎは好んで食べるようになるので、ペレットの食いつきがいまいち・・といううさぎには、一度トライしてみる価値はあるかもしれません。
「おやつ」としても「牧草」としても最適
いきなり主食を変えると、食べなくなってしまうといううさぎのために、おやつとして「チモシーの恵」を与えてみるのはどうでしょうか。形状は「恵」シリーズと同じ「ロングペレット」なので、どんな食いつきか試してみたい場合や、新しい形状に慣れさせるためという目的でも、「チモシーの恵」は利用しやすいかもしれません。
「チモシーの恵」は、牧草のジャンルとして販売されているものですが、パパイヤ酵素等が配合されているので、毛玉のケアにもなる商品で、おやつとして与えてみても良い商品です。その他、お腹のケアにも最適な乳酸菌も配合しているので、便が安定しないうさぎにも最適です。「食物繊維」「パパイヤ酵素」「乳酸菌」が一度に摂取できるので、おやつとしても、サプリメントとしても良いですね。
また、牧草として販売されている商品ですので、牧草独特の「粉」にアレルギーを持つ飼い主さんにもありがたい商品です。牧草を与える際に舞う「粉」に痒くなってしまうという方も意外と多いので、こうしてペレット上に固められた牧草は、比較的「粉」の量も少なめで、こうした悩みも少し軽減させてくれることでしょう。
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