ハムスターのおやつに「ブドウ」はどうなのでしょうか?ハムスターのおやつにもなる「果物」ですが、「ブドウ」には疲労回復効果があります。上手に果物を利用することで、ハムスターとのコミュニケーションツールとしても、ハムスターの健康を維持するためにも、非常に効率の良い「おやつ」になります。
おやつにも最適な「果物」
ハムスターは同じごはんを主食として飼育していると思いますが、時にはおやつなども与えたいと考えるもの。ペットショップ等ではおやつとして、乾燥させた果物のおやつや、クッキーなど様々なおやつが販売されています。こうしたおやつは乾燥させているものなので、保存にも適していて、扱いやすいものですよね。
果物には様々な栄養や糖分等も含まれているので、ハムスターのおやつとして上手に果物を取り入れることによって、ハムスターの健康状態も良いものとなるでしょう。
「生の果物」と「乾燥した果物」
この果物ですが、スーパー等で販売されている果物でも、与え方にさえ気をつければ与えることが出来るんです。
というのも、スーパー等で手に入る果物は、当たり前ですが「そのまま」の水々しい果物。この水々しい状態の果物をハムスターに与えすぎてしまうと、下痢を引き起こしてしまうので、与える量に注意が必要になります。
一方、ハムスターのおやつとして販売されている「果物のおやつ」は、水分量もぐっと減らされて乾燥しているものなので、水分で下痢をするというよりかは、与えすぎて消化不良になるという心配になるでしょう。
ですので、基本的には乾燥しているので、水分で下痢をするという事は考えなくても良いかもしれません。あくまでも与える量をコントロールすることは基本となります。
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生で与えるメリットとは
このように、ハムスターに果物を与える際には、やはり「乾燥した果物」が与えやすいのですが、生の果物が持つ色々な効果や効能もまた魅力的なものがあります。
生の果物は、与え方にさえ注意すれば、特に問題なく与えることができるものです。確かに乾燥された状態のほうが、安心してハムスターに与えることができますが、より高い効果を得るのには、生のブドウが最適ではあるのです。
これはブドウに限らず、様々な野菜や果物にも共通して言えることですが、一度、熱を加えてしまうと、せっかくの栄養素も減少してしまうのです。そのため、生で与えるデメリットもありますが、メリットもたくさんあるのです。
ぜひとも覚えて、ハムスターに生の果物を与えてみてはいかがでしょうか。では、どのような点に注意して与えていけばよいかを具体的に見てみましょう。
疲労回復に最適な「ブドウ」
今回ご紹介する果物の「ブドウ」。このブドウが大好きなハムスターも多いですが、ブドウはハムスターの疲労回復にも効果的な「ブドウ糖」を含んだ果物。夏場の水分補給や元気の無い時にも、効果的に水分と糖分を摂取できる優れた果物なんです。
与え過ぎに注意して、上手にブドウをおやつとして取り入れることで、効果的にハムスターの体調を良くしたり、健康維持などに役立つんです。
ハムスターは比較的、暑さには強い動物ですが、それはあくまでも「乾燥した暑さ」であって、日本の夏の暑さはジメジメとした「湿気の多い暑さ」です。暑さに強いハムスターも、このジメジメとした暑さには注意が必要なので、夏場に水々しいブドウを与えることで、水分補給と糖分を摂取できるので、一石二鳥な果物なんです。
タンニンに注意したい「皮」と「種」
そんなブドウですが、生のブドウをそのまま与えるのは危険が伴います。
ブドウの「皮」と「種」には「タンニン」と呼ばれる成分が含まれております。このタンニンは、ハムスターの抗酸化作用が期待できる反面、ハムスターの腎臓や肝臓といった臓器にダメージを与えてしまう場合があります。
タンニンは「渋み」の元となる成分で、人間であればこの渋みを感じてたくさんの量を食べられなくなります。一方のハムスターですが、ハムスターにはタンニンを無害化し、この渋みを感じさせなくする機能があるため、渋みを感じずに食べ続けてしまうのです。実はこれが、ハムスターにとって危険な行為となってしまうのです。果物もただ食べられるだけではありません。
果物の持つ防御機能とは
ブドウに含まれる、このタンニンの渋みは、動物にたくさん食べられないようにするための、いわば植物が持つ防御機能のようなものです。
ハムスターがこのタンニンを摂取しすぎてしまうと、前述のとおり、腎臓や肝臓にダメージを与えるほか、鉄分の吸収を阻害、タンパク質を体外へと排出するという悪影響を引き起こします。一歩間違えば取り返しのつかない事態にもなりかねませんので、注意しましょう。
ハムスターにとっては健康を害してしまう恐れもあるため、ハムスターにブドウを与える際には「皮」と「種」は取り除いてから与えるようにしましょう。また、水分も多く含んでいますので、実でも与えすぎると下痢の原因になってしまいますので、与え過ぎには注意が必要です。
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ぶどうは食事のお供にも
ぶどうはおやつとしても最適な食べ物ということがわかりましたが、毎日のように与えるおやつとしてではなく、ハムスターの元気が無い時や、夏場の体力が落ちそうな時、高齢期の食欲増進にといったように、食事のお供にすることで、高い効果を得られる果物でもあります。
いつも与えているフードに混ぜてあげたり、栄養ドリンクのような使い方もできるでしょう。ぶどうに含まれるブドウ糖は、前述の通り、疲労回復に良い効果を与えるものですので、元気が無いなと感じた時に与えるのが最適かもしれませんね。
ハムスターが味に飽きるということはあまり聞かれませんが、毎回のようにブドウを与えていると肥満体質になったり、いざという時にテンションをあげられるものでは無くなってしまうことも。くれぐれも、ブドウを与える時は、適度なタイミングで適度な量を与えるようにしましょう。
コミュニケーションの一つとして
ブドウは甘みもあり、糖分と水分を効率よく摂取できる果物なので、体長を崩しがちなハムスターや、夏バテ気味のハムスターや、日頃のハムスターのおやつとしてもオススメの果物です。こういったブドウを与える際の注意点だけ気をつければ、ハムスターにとってはより良い食べ物となるのです。
ブドウをハムスターに与える際には、皮と種を取り除き、実の状態にしてから与えるようにしましょう。また、初めて与える際には1粒だけにし、便の状態を確認しながら与えるようにしましょう。体に良いからと、たくさん与えすぎてしまうと、今度は糖分が多すぎたり、水下痢を引き起こしてしまいますので、あくまでも適量を守ってあげましょう!
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