ハムスターを家族に迎え入れた時には、ハムスターの「部屋」となるケージ内で快適な生活を送るために、ストレス解消・運動不足の解消となる「おもちゃ」もケージに取り付けたいですね。今回はハムスターのおもちゃについて解説します。

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+αで考えたい、ハムスターのおもちゃ


家庭ですっかり身近な存在になっているハムスター。体も小さく、犬や猫のように鳴き声も気にならない為、手軽に飼えるということで人気がありますね。

ペットショップでは「ゴールデンハムスター」や「ジャンガリアンハムスター」をはじめとする、大きさもカラーも様々な種類のハムスターを見かけます。

ハムスターを飼う時に用意したい主なものは、おうちとなる「ケージ」、エサを入れる「エサ入れ」、覚えてくれると助かる「トイレ」、落ち着ける場所の為の「巣箱」、トイレの代りや遊ぶ場所にもなる「床材」、水分補給の為の「水飲みボトル」、お掃除に使う「お掃除道具」などありますが、もう一つ、ハムスターにとって大事な役割をする「おもちゃ」に注目してみましょう。

おもちゃの役割は?

野生のハムスターは、エサなどを探しに行くために巣穴から数十キロも歩きまわると言われています。そのような習性のハムスターが、ケージという限られた環境で過ごすのは、すぐに運動不足になり、ストレスもたまってしまうでしょう。

ストレスは病気の元にもなり、肥満にも繋がるものでもありますので、出来る限りストレスを軽減させてあげることが大事になってきます。そこで活躍するものが、「ハムスターのおもちゃ」です。

ケージ内にストレス解消になるおもちゃがあれば、ストレスを軽減しながら適度な運動を毎日することが出来るでしょう。ハムスターを散歩させるのは難しいことですので、自発的に遊びながら運動不足が解消でき、ストレスも解消できるのが、ハムスターのおもちゃの役割となります。

ストレスを軽減させる他にも

ハムスターのおもちゃは、単に「おもちゃ」としての遊具ではなく、先述の通り、ストレス解消や、運動不足の解消にも役立てられるものですが、こうした役割の他にも、重要な意味を持つのが、ハムスターのおもちゃです。

ハムスターは歯が伸び続けてしまう動物ですので、「かじり木」のようなものも必要になってきます。このかじり木の機能を兼ね備えたおもちゃもありますので、スペースに余裕があれば揃えておきたいところです。運動不足を解消できるおもちゃも大事ですが、かじり木の機能もあれば、なお良いでしょう。

「おもちゃ」といっても、様々な形や種類がありますし、サイズにも気を付けてあげなければいけません。ペットショップなどで売られているものを購入するのが一般的かもしれませんが、なかには手作りのおもちゃを用意する飼い主さんもいるようです。

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色々なおもちゃ


ハムスターのおもちゃは、ペットショップなどで色々なものが売られています。そこで、いくつかおもちゃの紹介をしていきたいと思います。

ハムスターのおもちゃの中でもオススメなのが「回し車」のおもちゃです。回し車のおもちゃは「ホイール」とも呼ばれていますが、ハムスターのおもちゃのイメージが一番強いのは、この「回し車」ではないでしょうか?ハムスターはクルクルと回る運動が大好きなようです。

特に注意したいのが、サイズです。「ゴールデンハムスター用」や「ドワーフハムスター用」など色々なタイプのものが、売られていますから飼っているハムスターに合ったものを選びましょう。

適したサイズを選ばなければ、思うように回らなかったり、重みで外れてしまったりもしますので、しっかりと体にあったサイズの回し車を選ぶようにしましょう。

木でできたおもちゃもオススメ

先述の通り、ハムスターのおもちゃには木でできた、かじり木にもなるタイプのおもちゃもあります。かじっても害の無い「木」で作られたものなら、ストレス解消になるおもちゃにもなり、かじり木にもなりますので一石二鳥といったところ。

ブロック感覚で色々な形に組み立てられるかじり木のおもちゃがあったりと、見た目も可愛らしいのでオブジェとしても楽しめそうです。

また、ハムスターは色々な方法で遊ぶことを考えたりもしますので、ハウス型の小屋でも巣として使ってみたり、おもちゃ代わりとして遊んだりもします。ハムスターの性格も色々ですので、性格にあったおもちゃを選んであげるのも大事です。

日頃のハムスターの遊び方や好みについて、しっかりと観察するようにしましょう。

スペースがあれば導入したいおもちゃ

ここでは、ハムスターをケージから出してお部屋の中で遊べるおもちゃや、ケージのスペースに余裕があれば遊べるおもちゃを紹介します。

【床材を利用】
ケージの床に敷き詰める床材も、たくさん敷き詰めて深くすれば、穴掘りが出来るハムスターのおもちゃになります。ハムスターは、穴を掘る習性がありますから、野生のハムスターのように巣穴を掘る感覚で、遊ぶおもちゃというよりは、掘る欲求を満たしてストレス解消になるものになるでしょう。
ただ、大きめのケージでなければ、スペース的に難しいかもしれません。

【ハムスターボール】
ボール型の透明のプラスチックの中に、ハムスターを入れ、お部屋の中でお散歩出来るおもちゃです。体力のある、動くことが好きな性格のハムスターにはおすすめのおもちゃです。

動くことが好きなタイプは

スペースに余裕があり、なおかつ動き回るのが好きなタイプのハムスターには、さらに動き回ることの出来るおもちゃがおすすめです。

「アスレチックパイプ」など、連結させて長いトンネルのようにできるおもちゃは、こういった性格のハムスターにもオススメです。走り回ったりすることが大好きなハムスターのために、思い切り遊べるアスレチックタイプのおもちゃは、ハムスターの巣穴をイメージして、ケージとキットを組み合わせ、オリジナルの遊び場を作ることが出来るものもあります。

また、ゴールデンハムスター用とドワーフハムスター用など、2種類のパイプの太さを選ぶことが出来ますので、適したサイズのパイプを選んであげるようにしましょう。

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手作りのおもちゃにも挑戦

ハムスターのおもちゃにも、いろいろな種類があることがわかりましたが、手作りのおもちゃに挑戦してみるというのも良いかもしれません。

お家にあるもので色々工夫して好みに仕上げられるのが、手作りおもちゃの良い所です。また、お店で色々なおもちゃを購入するよりも、圧倒的にコストも抑えられますね。

例えば、トイレットペーパーの芯や、ティッシュペーパーの空き箱に穴を開けてトンネルにしてみたりすると、出たり入ったり出来るおもちゃが出来上がります。ちょっとした工夫で、ハムスターの喜びそうなおもちゃに変えられるので、自宅内にある物を使って、おもちゃにしてみてはいかがでしょうか。

ハムスターの性格を知ることでも、より好みのおもちゃを手作りすることができますので、まずはハムスターの好みや性格を把握してみましょう。

おもちゃの注意点は?


様々なおもちゃについて触れてみましたが、ただ遊ばせるだけではなく、安全や衛生にも注意して与えましょう。トンネルなどは、汚れが溜まりやすく不衛生になりがちなので、こまめにお掃除が必要です。

また、おもちゃに興味を示さない様子や、遊ばないおもちゃをケージに入れておけば、かえってハムスターにとってストレスになることがありますから、このような場合は、外しましょう。

おもちゃを買って設置してみたものの、ケージに対して大きすぎてしまい、狭い空間になってしまったり、「回し車」などは体に合ったサイズでないと、足などを隙間に挟めてしまうトラブルが起きてしまうことがあり得ますから、こういった場合においても、注意しなければいけません。

こんな場合でもおもちゃは必要?

ハムスターにおもちゃを与えたいけれど、ケージが狭すぎたり、おもちゃをおけるようなケージでない場合もあります。こんな場合でも、ハムスターのおもちゃは必要なのでしょうか。

答えとしては、無理に与えなくても良いという結論になりますが、ケージが狭くておもちゃがおけない場合には、できるだけ広いケージを先に与えてあげてはどうでしょう。

冒頭でも触れた通り、ハムスターは常に移動しながら餌を探す動物です。歩き回るスペースの確保は、おもちゃを与えるよりも必要なポイントとなります。ハムスターのおもちゃを購入する前に、おうちで飼っているハムスターの体の大きさや、ケージの広さに合っているかどうかを考えてから選んだほうが良いでしょう。

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