フェレットには「ファーム」の他にも、様々なカラーのフェレットが存在し、見るだけでうっとりするような綺麗な色から、ちょっと変わったカラーで、毛色が色々楽しめるのもフェレットの愛される一つの理由ですが、どのようなカラーの種類があるのでしょうか?今回はこのカラーについて解説していきます。

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フェレットのファームとカラー

フェレットを飼いたいと思った時に選択肢となるのが、「ファーム」と「カラー」、また価格などが初めに気になる部分かと思います。

もちろん、こうした選択肢の他にも、フェレット自体の「性格」という部分も、一番の決め手となる部分可と思いますが、まずはファームとカラーについての知識をつけて、どんなフェレットが好みなのかと言う事を知ってみましょう。

ファームに関しては、様々なファームが存在し、ファームによって性格や体格が若干違うという事や、繁殖させているカラーに偏りがあるますので、ファームの選択はやや重要な要素とも言えます。

また、ファームにあわせてカラーの組み合わせになってくると、カラーによっての価格や相場なども違います

希少カラーによっては、金額も高騰している場合が多いので、ファームの中でもやや高額である「マーシャル」で希少色のフェレットを購入する場合と、「パスバレー」で希少色のフェレットを購入した場合だと、ファームの違いから、大きな金額の差が出る場合もあります。

お財布との相談になる場合もあるかと思いますが、カラーについての情報についても、知識を広げてみましょう。

色々なカラーのフェレットたち

フェレットのカラーを知る上で、ひとつ覚えておいたほうが良いのが「オーバーコート」と「アンダーコート」の関係。

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フェレットの被毛は、皮膚に近く密集して生えている「アンダーコート」と、アンダーコートよりも長い毛の「オーバーコート」の2層で被毛が生えています。

この被毛の色がそれぞれ違うだけで、絶妙な綺麗なカラーとなるのですが、このカラーの組み合わせも様々なものがあり、中にはシルバーっぽく見えるものやゴールドっぽく見えるカラーもあります。

こうしたフェレットのカラーの中でも、一番メジャーなカラーとなるのが「セーブル」とよばれるカラーです。

セーブルは、フェレットの起源になる野生下のイタチ「ケナガイタチ」の色にも近いと言われており、手足や鼻・目の周りが焦げ茶色になります。

また、セーブルの中でも、より色が黒い部分が多い「ブラックセーブル」や、セーブルよりも淡いベージュ色に近い「ライトセーブル」というカラーもあります。

白っぽいフェレットが好みなら

フェレットには黒っぽいカラーから、白っぽいカラーのフェレットもいます。白を貴重としたカラーで代表的なものになると「マークドホワイト」と呼ばれる白一色の体に、尻尾の辺りにだけ黒い線が入ったカラーが人気です。

このマークドホワイトに似たカラーとして、目が黒く体は白一色(まれに尻尾や背筋に黒毛が少量入ることもあります)の「ホワイトファーブラックアイ」というカラーも。

白っぽい色では他にも、「パール」という白とはちょっと違ったカラーの毛色もあり、このパールよりも更に白い「プラチナ」というカラーも存在します。が、こちらは希少色でもあり、店でも見かけることは少ないでしょう。

また、白色カラーのひとつとして「アルビノ」というカラーがあります。

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アルビノは「赤い目」をしており、毛色も白一色となります。

これは、色素欠乏症によるもので、先天的な疾患のひとつでもあります。

フェレットに限られた事ではありませんが、アルビノの場合、視力も弱く、高齢になってくると色素の関係で盲目になる可能性もあることを知っておきましょう。

シルバーカラーのフェレット

シルバーカラーのフェレットもいます。

「シルバーミット」と呼ばれるカラーですが、色はアンダーコートが白色で、オーバーコートに白と黒の毛色が混ざることでシルバーのように見える毛色です。

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シルバーミットの他に、「スターリングシルバー」というカラーもあり、こちらはシルバーミットよりも、もっと薄くシルバーがかった色をしています。

シルバーミットの「ミット」ですが、これは「手袋」を意味するミットで、手足に白い手袋を履いているかのような毛色をしているカラーで、「シルバーミット」をはじめ、「スターリングシルバーミット」などもカラーバリエーションとして存在します。

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茶系が好きならバタースコッチ

美味しそうな名前でもありますが、アメリカでは「チョコレート」とも呼ばれる毛色の「バタースコッチ」。

この毛色は、アンダーコートが白色、オーバーコートが茶色〜チョコレート色の毛色で、目の周りなどところどころがチョコレートカラーの毛色です。

このバタースコッチよりも更に薄く、クリーム色に近いカラーとなるのが「シナモン」となり、さらに薄いクリーム色になっていくと「シャンパンカラー」と呼ばれる毛色になります。

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光のあたり方によっては金色ともシャンパンとも取れる毛色で、非常に綺麗な毛色をしています。

フェレットはたくさんの毛色が魅力的!【自分好みのカラーで選ぶ?】のまとめ

こうしたカラー以外にも、ちょっと変わったカラーがあるのもフェレットの人気の一つです。

中でもわかりやすいであろう「パンダカラー」は、全体的に白っぽいものの、肩から手足にかけて色が入っている毛色で、人気のカラーのひとつでもあります。

この他、「ブレイズ」と呼ばれる、頭のてっぺんあたりから肩にかけて白いラインが入ったカラーもあります。

このように、一色に統一されたカラーだけではなく、カラーが混ざりあうことで綺麗なカラーとなる毛色も人気があり、色々なカラーが選ばれています。

フェレットを迎え入れる際には、「ファーム」の他にも、こうしたたくさんのカラーから、自分がよりかわいいと思うカラーを選ぶことも、ひとつの楽しみですよね。

また、気にしていなかったカラーの子でも、触れ合ってみて気が合うことでも、ひょっとしたらお気に入りのカラーになるかもしれません。

カラーやファームにとらわれず、様々なフェレット達と会って、相性の良さそうなフェレットと出会ってくださいね。

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