近年では、チキンやビーフなどにアレルギーを持つ犬が増えてきており、主原料にダックを使ったフードが増えてきています。ダックは高タンパク・低脂肪のヘルシーな食材としても知られています。では、今回はダックを使ったフードについて解説してみましょう。

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豊富な栄養素を含む「ダック」について

「ダック」とは、「アヒル肉」のことを言いますが、高タンパク質・低脂肪の食材として知られています。ダックは、コレステロールを下げる不飽和脂肪酸が豊富に含まれていますので、ダックを食べさせ続けることによって、糖尿病や高脂血症などの、生活習慣病の心配もなくなるかもしれませんね。この他にも、ビタミンB1とB2が豊富に含まれているヘルシーな食材です。

また、ダックは、「チキン」や「ターキー」などのアレルゲンとは異なりますので、これらの食材にアレルギーを持つ愛犬でも安心して食べさせることができるのです。筆者自身も、チキンにアレルギーを持つ愛犬がいるのですが、同じ鳥類なので、食べさせられないと思っていました。ダックは十分な栄養もあるので、試してみたい食材のひとつです。
では、ダックを使用したドッグフードには、どのようなものがあるのでしょうか。

アーテミス オソピュアグレインフリー「ダック&ガルバンゾー」

アメリカの有名な犬の専門雑誌、「The Whole Dog Journal」では、最高級品質と評価され続けているアーテミスの製品。使用している原材料は「ヒューマングレイド」と呼ばれる、人間用の食品基準を満たした素材を厳選してており、合成添加物などは一切使用していません。その中の「オソピュア」のドッグフードは、米や小麦、トウモロコシなどの穀物を使用しないグレインフリー(穀物不使用)なので、消化にも良く、アレルギーの問題を抱えている愛犬にもお勧めできるドッグフードです。

商品名にもなっている「ガルバンゾー」とは、「ヒヨコマメ」のことで、タンパク質だけでなく、免疫力を上げるビタミンB1や、骨を強化するカルシウム、体内の余分なナトリウムの排泄を促すカリウムが豊富に含まれています。また、ヒヨコマメに含まれている食物繊維は、血中脂肪をコントロールする効果があり、腸内の有害物質や糖質の吸収を抑え、排泄を促進する働きがあります。

オソピュアの「ダック&ガルバンゾー」に使用されている主原料は、動物性タンパク質であるダックと、植物性タンパク質であるガルバンゾー豆がメインで用いられていますので、愛犬にとって必要なタンパク質が摂取できます。また、保存料や酸化防止剤などの合成添加物は含まれていませんので、開封後は早めに食べ切った方が良いでしょう。良質なドッグフードは、どうしても日持ちがしないのは仕方ないですよね・・・。

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アカナ「ダック&バートレット梨」

世界的に高い評価を得ているアカナのドッグフードは、人間用の食材として認定を受けた、地元産の新鮮原材料のみを使用しています。ドッグフードの製造に関しては、外注に出さず、全てカナダの自社キッチンでのみ作るというこだわりっぷりです。もちろん、これだけ原材料にこだわりがあるドッグフードですので、人工保存料や着色料などの合成添加物は一切使用していません。

アカナの「ダック&バーレット梨」のセールスポイントは、何と言っても肉類の含有量ではないでしょうか。肉の他に内蔵なども含みますが、その含有量は全体の50%にもなります。また、他のアカナ製品では穀物が使用されているのですが、この商品に関しては、グレインフリー(穀物不使用)なので、穀物類にアレルギーを持つ愛犬にも安心して与えることができます。

筆者も愛犬に、アカナ製品を食べさせていたことがありますが、確かに肉の含有量が多いだけあって、ドッグフードの食い付きは他のメーカーとは違いました。また、動物性タンパク質が多く、穀物が入っていませんので、便の量の少なさに驚くかもしれません。人間であれば便秘ではないかと思ってしまうところですが、犬の場合、それだけ愛犬の体に吸収しているということなので、安心して下さいね。

ロータス グレインフリー「ダックレシピ」

他社のドッグフードとは違い、ロータスのドッグフードは、原材料を焼いて調理する「オーブンベイク製法」という、手間暇かけた製法を用いています。原材料を焼くことで、高圧・高温に晒されないため、栄養が吸収されやすい形で残るのです。また、人間用の食品と同じレベルの原材料が使用されており、肉類の副産物などは使われていません。

さらに、ロータスの「ダックレシピ」は、小麦や大豆、トウモロコシなどの穀物は一切使用していませんので、アレルギーに配慮したドッグフードと言えるでしょう。さらには、愛犬にとって危険な成分である「合成添加物」は含まれておらず、酸化防止剤には、天然由来成分である「ミックストコフェロール」や「クエン酸」が配合されています。

ドッグフードを焼いて作るなんて、どんな味になるのでしょうね。口コミでは「食いつきが良い」と書かれているのを多く見かけます。原材料に関しても、人間用の食材と同じレベルという、こだわった食材を使用しているようですので、一度試してみる価値はありそうですね。

さいごに

今回は、ダックを使用したドッグフードをいくつか紹介させて頂きました。
近年では、チキンやビーフ、ラムなどの肉類にアレルギーを抱える子が増えてきています。動物病院で治療するのも良いと思いますが、できれば、副作用があるような抗生物質などを使わずに、日頃食べている食事でアレルギーを改善できたら良いですよね。

※内容は2017年1月時点での情報になります。商品の名称や原材料等の内容は変更している場合があります。

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