ドッグフードの保管方法は、どのようにしているでしょうか?愛犬のドッグフードの好みがまちまちで悩んでいる・・もしかすると、それはドッグフードが「酸化」してしまっているせいかも?まずはドッグフードの「保管方法」をしっかりと理解してみましょう。

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ドッグフードは「酸化」していきます

最近、愛犬のドッグフードの食いつきが悪いみたい・・・そんなお悩みを抱えていないでしょうか?もしかするとそれは、ドッグフードが「酸化」してしまっているために、ドッグフード自体の「風味」や「質」が落ちてしまっているせいかもしれません。

最近ではドッグフードの袋がジッパーになっている製品も増えてきましたが、ジッパーになっていないタイプのドッグフードですと、どうしても真空の状態よりかは酸化してしまうスピードが早くなってしまいます。野菜などでも同じことが言えますよね。

ドッグフードが酸化してしまうと、湿気ってしまったり、ドッグフード自体の風味(香り)が変化、もしくは風味が落ちてしまったり、ドッグフードの栄養そのものが無くなってしまいます。また、酸化が進んでいくとドッグフードがベタベタと脂っぽくなってしまう場合もあります。

酸化が進むとどうなるの?

全ての犬が食べなくなるわけではありませんが、臭いに敏感な愛犬であれば食いつきも低下してしまい、その結果飼い主さんが「このドッグフードに食べ飽きたんだな」と勘違いしてしまったり、「いやいや食べてるから、あまり好きでないのかも」と飼い主さんが思ってしまうのです。

こうした考えがきっかけとなって、食べないからとドッグフードをコロコロと変えてしまうことで、愛犬の偏食が始まる事もあるのです。これはほんの一例に過ぎませんが、ドッグフードが酸化してしまうことで、風味は確実に落ちていきますので、それまでたくさん食べていたドッグフードも、袋の後半に差し掛かると食いつきが低下すると言うこともあります。

また、酸化したドッグフードを与え続けることも、愛犬の健康にとっては良いものではなくなってきます。ドッグフードに含まれる油分が酸化することで、愛犬の健康を害するということも指摘されています。

1ヶ月で食べ切れるサイズを購入しましょう

では、ドッグフードの保管に関してどのようにしていくのが良いのでしょうか。その前に、まずは現在購入しているドッグフードの「サイズ」を確認してみましょう。ドッグフードのサイズにも色々あり、900g程度の物もあれば10kgを越える袋もあります。

購入をする際にポイントとなるのが、「開封後、約1ヶ月で食べ切れるサイズ」を購入することです。ドッグフードの側面もしくは裏面には、そのドッグフードの「給餌量」が記載されていますので、愛犬の体重と比較して、1日の給餌量を確認し、1ヶ月分の給餌量を計算してみましょう。ドッグフードの種類によっても変わってきますが、一般的なドッグフードで小型犬であれば、おおよそ2.5kg〜3kg程度が1ヶ月で食べ切れるサイズとなるでしょう。

例をとり、「ミニチュア・シュナウザー(2歳、体重 5kg)」を飼っていて「ロイヤルカナン ミニチュア・シュナウザー成犬・高齢犬用」を与えているとすると、

5kgの場合の1日の給餌量=101g
1日の給餌量(101g) × 1ヶ月分(31日とする)=3.1kg(3,131g)

となります。
「ロイヤルカナン ミニチュア・シュナウザー成犬・高齢犬用」の製品サイズには、「500g」「3kg」「7.5kg」がありますが、1頭だけ飼育しているのであれば「3kg」サイズを毎月買うようにし、1ヶ月で食べきりましょう。価格的には「7.5kg」が断然安くなりますが、愛犬の健康を考えるのであれば、オススメはできません。

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フードストッカーが便利です

愛犬に適したサイズが選択できていれば、後は「できるだけ空気に触れないよう」にすることで、ドッグフードの品質や風味も維持することが出来ます。具体的な方法でオススメなのが「フードストッカー」を利用することです。

前述しましたが、フードの袋にジッパーが付いていればよいのですが、ついていないドッグフードもあります。毎日のように開け閉めを繰り返していると、どんどん酸化は進んでしまい、なおかつ「輪ゴム」や「簡単に折りたたむ」ようにしていれば、保管している時点でどんどんと酸化は進んでいくでしょう。

フードストッカーには、「酸化防止剤」と呼ばれる酸化を食い止める製品を入れられるストッカーもあります。また、真空状態にすることのできるフードストッカーもありますので、こういったフードストッカーにドッグフードを入れて、日頃から真空状態にして酸化を防ぐのが理想的となります。

保管場所にもポイントが

フードストッカーを利用しない場合には、なるべく暗所の涼しい場所に保管するようにし、半分、もしくは1週間分といったように小分けにしておくのも良いでしょう。直射日光は特にいけません。また、気温の変化の激しい場所は、ドッグフード自体も傷んでしまいやすいので、なるべく湿気の少ない、乾燥した場所が望ましいです。

ドッグフードは乾燥したクッキーのような状態ですが、ドッグフードの主原料はあくまでも「肉」という事を忘れないようにしましょう。そのため、ムシムシと湿気が高く、温度が高いような場所は、ドッグフードの保管に不向きだということが理解できるかと思います。

ドッグフードの食いつきや、できるだけコストを抑えたいと言うことも大事ですが、愛犬の健康が一番大事です。ドッグフードの保管が万全であれば、栄養バランスも安定して愛犬の健康も維持でき、なおかつ風味も損なわれないために食いつきも変わらないでしょう。

色々なドッグフードを変えたりする前に、まずは愛犬のドッグフードの保管がしっかりとなされているかを、今一度チェックし直してみましょう。

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