ドッグフードにも賞味期限があり、人間の食品と同様に劣化するってご存じですか?一度封を開けたドッグフードの扱いを間違えると、フードが痛んでしまい、食べなくなる愛犬もいるようです。今回は、封を開けたドッグフードの賞味期限について解説していきましょう。

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ドッグフードの賞味期限とは?

封を開けた後のドッグフードの賞味期限って知っていますか?パッケージに記載されている賞味期限までに食べれば良いと思われている飼い主さんも多いと思いますが、実は、封を開けた後のドッグフードの賞味期限は、封を開けてから約1ヶ月と言われています。

もし、5kgくらいの小型犬を飼っている場合、ドッグフードのメーカーにも寄りますが、1日の食事量が70gだとすると、約1ヶ月で2.1kg消費しますので、このくらいの量のフードを購入することをお勧めしますが、量の多い大袋しかお店に置いていなかったり、大袋を買う方が、量の少ないドッグフードを買うよりお得であったり、何回もドッグフードを買いに行くのが面倒だったりするため、ついつい8kgや10kgくらいの大袋を買うことってありますよね?

しかし、10kgの大袋を買った場合、なんとドッグフードを食べ切るまで約4ヶ月半もかかります。私たち人間も、4ヶ月半も前に封を開けたスナック菓子、食べるのに抵抗ありますよね?口に入れる人はほとんどいないと思います。

ドッグフードの劣化の原因

ドッグフードを開けたばかりの時の匂いと、封を開けてから日にちが経ってからの匂いが変わっていることはお気付きでしょうか。私たち人間の鼻でさえ、その匂いの変化に気付きますので、当然愛犬も気付いていることでしょう。最近食欲がない、食欲にムラがあると思っていたけど、実はドッグフードの劣化が原因でご飯を食べなくなったということも少なくないのです。

ドッグフードは、一度封を開けると酸素に触れてしまうため、酸化しやすくなります。また、直射日光が当たるような窓の近くでドッグフードを保管したり、高温多湿のような環境に置いておくとドッグフードの劣化が早まります。特に、夏場や梅雨のような時期のドッグフードの保管状態には、ことさら注意が必要です。

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トランス脂肪酸とは

ドッグフードには、カロリーや嗜好性を上げるために油が使われますが、このような環境に置かれたドッグフードの油は、愛犬の体に害を及ぼす「トランス脂肪酸」と呼ばれる物質に変化してしまいます。トランス脂肪酸は、愛犬の体内の組織や臓器に障害を起こし、免疫機能を低下させたり、ガンやアトピー、アレルギーなどになりやすくなると言われています。

このような理由から、ドライタイプのドッグフードの賞味期限は開封後約1ヶ月以内、保存料や酸化防止剤が使用されていないような無添加のドッグフードは開封後2週間以内、ウェットタイプのドッグフードや缶詰は、ドライフードよりも水分が多く含んでおり、腐りやすくなっていますので、開封後は2日以内に食べ切った方が良いでしょう。

ドッグフードの保存方法

多くのドッグフードには、保存料や酸化防止剤が入っていますので、そのままでも問題ないと思われている飼い主さんもいるかと思いますが、封を開けた時点でドッグフードの劣化はすでに始まっているのです。最近のドッグフードは、ファスナー付きのものも多いですが、毎回ドッグフードを開ける度に空気に晒されていますので注意が必要になります。
それでは、どのようにドッグフードの保管に気を付けたら良いのでしょうか。

ドッグフードの劣化をできる限り抑えるには、先述したように、ドッグフードを空気に晒さないこと、直射日光や高温多湿の環境に置かないことが大切です。

ドライフードの場合、まず封を開けたらすぐ小分けにすることです。2週間分ずつの食事量を分けて、100円ショップなどでも売られているファスナー付きの保存袋に入れて、しっかり密封します。真空保存できるような容器に入れるのも良いでしょう。そして、直射日光に当たらない、温度や湿度が低いような場所で保管しましょう。冬でも暖房器具によって、室内の温度が高くなりますので注意しましょう。

ウェットフードの場合は、ドライフードよりも賞味期限が短く、腐りやすくなりますので、封を開けたら容器へ移し、冷蔵庫で保管しましょう。できれば、その日のうちに使い切ることが理想ですが、難しいようなら2日以内には使い切るようにして下さい。

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さいごに

今回は、ドッグフードの保存方法についても解説しましたが、できれば大袋ではなく、1ヶ月以内で食べ切れるくらいのドッグフードを購入することをお勧めします。しかし、近くにドッグフードを買えるお店がなかったり、なかなか買いに行く機会がない場合は、大袋を購入するのではなく、小さい袋を何個か購入するのが良いでしょう。この時、賞味期限を確認し、賞味期限切れにならないように注意が必要です。

最近では、なかなかペット用品を買いに行くことができない飼い主さんのために、ペット用品の配達をしているところもあります。車がなくて買いに行けない、赤ちゃんがいて出掛けられない、冬の雪道で外へ出るのが億劫だという飼い主さんは是非利用してみてはいかがでしょうか。

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