ドッグフードは様々な種類があり判断がつきにくいかもしれませんが、なぜフードによって違いがあるのでしょうか?ではその中でも「ステージ別」「種類別」といったものについて解説してみたいと思います。

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成長段階に合わせた「ステージ別」のフード

ドッグフードの中には、

  • プレミアムフード
  • グレインフリーフード
  • 種類別
  • ステージ別

といった表現でくくられたドッグフードがありますが、これらのフードの特徴をよく理解することで、愛犬にとってよりよいフードを選択することができます。

根本的には犬の必要な「栄養素」と「カロリー」を、1日の食事で簡単に補えるように作られているのが「ドッグフード」ですが、この1日に必要なカロリーや栄養素は、年齢によっても違います。
人間にとっても同じ事が言えますが、犬にとっても子犬と成犬が必要な1日分のカロリー量は違いますので、「ステージ別」と呼ばれる成長段階に分けた製品が存在するのです。

成長段階で必要な栄養素が違う

ステージ別のドッグフードの多くは、

  • 子犬用
  • 成犬用
  • 老犬用
  • 肥満犬用

といったグループに分けられている場合が多いですが、極端な事を言うと老犬が「子犬用」のドッグフードを食べることは可能です。

しかし、老犬にとっての「子犬用」はハイカロリーすぎる上に、子犬にとって必要な脂質やビタミン量も違うため、老犬の体にとっては食べ続けることで消化がしにくく、肥満に陥ってしまう可能性が高まってしまう事が言えます。

こうした理由から、それぞれの成長段階に合わせたドッグフードが必要と考え、ステージ別に分かれたドッグフードが販売されているのです。

犬種別のドッグフード

ステージ別のドッグフードの他にも「犬種別」に分けられたドッグフードが増えてきています。

この犬種別のドッグフードはその名の通り、犬の種類別に分けられたドッグフードですが、こちらも極端な事を言うと「チワワ」が「柴犬用」のドッグフードを食べても、長期的に食べるわけでなければ特段問題はないでしょう。

しかし、こうして種類別に分けられているドッグフードには意味があり、こうしたドッグフードの背景にはその犬種が持つ

  • 統計上多い疾患
  • 歯型の特徴
  • 身体的特徴

などが研究されています。

犬種別のフードは、こうした研究によって判明した、その犬種の苦手な部分を補ったり、より消化よく噛みやすい粒形状にするなどの配慮がされた物が多く、一般的なドッグフードとの差別化をはかっています。

ですので、種類別のドッグフードを別の犬種が食べても問題はありませんが、該当の犬種が専用のドッグフードを食べることで、その犬種の持つ統計上多い先天的な疾患や体質などに対して、予防措置をとることができるなど、通常のドッグフードよりも有効的な食生活が送ることが出来ると言うわけです。

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原材料の確認

一部の粗雑なドッグフードには、「成長段階」「犬種別」といったような記載があるにもかかわらず、どの種類も原材料や栄養素が変わらないドッグフード等も存在します。

もちろんこうした場合は「表記だけ」のものと言えますし、表記自体には問題性はないため、あくまでも私達が事前に調べて選択するしかありません。

ドッグフードを選ぶ時には、まずは「成分表示」「原材料名」を意識的に確認するようにしましょう。これは、ドッグフードを作る上で使用した材料の名前と、計測した成分を表した表示で、これらの記載は法律で定められたものです。

前述のとおり、子犬と老犬の必要なカロリー量や栄養素は違うため、原材料は極端に違えども幾らかの成分量や栄養素には違いがあるはずです。
こうした知識が、飼い犬の肥満を防ぐことや健康維持に繋がりますので、ドッグフードに関わらず、おやつなども買う時は注意深く調べてみることをおすすめします。

ドッグフードの種類は?【ステージ別や犬種別の解説!】のまとめ

メーカーも数多くあり、ドッグフードの種類も多種多様ありますが、こういった理由からステージ別のドッグフードがあり、犬種別のドッグフードが存在しています。また、中には通常のドッグフードよりもカロリーを抑えた「肥満傾向の犬」用のドッグフードなども販売されています。

こうした様々なドッグフードの特徴を知る事と、飼っている犬の年齢や種類はもちろん、必要としている栄養や問題を抱えている部分を把握することで、より適したドッグフードを選択することができ、犬が必要としている時にベストな選択ができるのです。

ずっと同じ種類を与え続けるのではなく、年齢に沿った栄養価を揃えたドッグフードを与えるようにし、犬の体型や体調によって、必要に応じて他の種類のドッグフードを与えてみる等を行うのが理想的です。

なお、ご飯を変える時は一気に変えずに、徐々に変えるようにしましょう。

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