空前の猫ブームと数年前から世間でも騒がれていますが、昔から猫は居たのに、なぜ今になって猫が大ブームとなっているのでしょうか?今回はこの猫ブームの背景と、人気の猫種とその特徴に迫ってみたいと思います。

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犬と猫、それぞれの火付け役?

数年おきに「犬」のブームがあったことはご存知でしょうか。

かつては「名犬ラッシー」が大ヒットしたことで「コリー」が大流行し、少女マンガで登場したキャラクターによって「シベリアン・ハスキー」が大流行し、近年ではテレビCMで「チワワ」や「シュナウザー」「ポメラニアン」などが流行となりました。

こうしたペットブームの中、最近良く耳にするのが「猫ブーム」という話。

そう言われてみれば、猫ブームって過去にあったっけ?という方もいらっしゃるのでは?実は無くもなかったですが、「うちのタマ知りませんか」や「ホワッツ・マイケル」といったように、「この種類」という流行り方ではありませんでした。

これまで猫は、「野良猫」が残念ながら一般的なもので、ここ数十年でようやく「対価を払って欲しい種類を飼う」という流れに変わってきました。

「ペットブーム」と「猫」

ここ数十年は、ペットショップによって犬や猫のみならず、フェレットやハムスター等の「ペット」が流行し続けてきたと言えます。

こうしたペットブームの中、「散歩」も必要なく「鳴き声」もそこまで大きくないのでマンションでも飼育ができると、「猫」が改めてスポットライトを浴びたのでした。

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この猫の勢いは凄まじいものがあり、猫の飼育等数が年々少しずつ上っていくのに対し、かつては大きく引き離していた「犬」は、「チワワ」や「ミニチュアダックス」が流行していた世代から徐々に飼育頭数を減らしていき、遂には2016年の統計で犬と猫の数字がほぼ横並びになるまでになったのでした。

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いま人気の猫種とは?

では実際にどんな猫が最近は人気なのでしょうか?情報はペット保険最大手の「アニコム」のホームページ掲載の「猫の人気の品種ランキング2016」を参考にご紹介してみたいと思います。

【1位】スコティッシュ・フォールド
やはり不動の人気「スコティッシュ・フォールド」。なんと2016年度調査で、8冠の栄光に輝いたのだとか。かわいく折れ曲がった耳と、なんとも言えない丸顔が、スコファンの心を掴んで離さないようです。

【2位】アメリカン・ショートヘア
こちらも不動の人気を誇る猫種で、猫といえばアメリカン・ショートヘアと言われるほどの、猫の代表格とも言える猫種です。綺麗なそのカラーが特徴的な、猫らしい猫が人気の理由でしょうか。

【3位】マンチカン
すっかり知名度も上がり、今やかわいい猫の代名詞にもなる「マンチカン」。その人気の理由はもちろん、短い足とつぶらな瞳が挙げられます。上位2品種と比べると、販売金額もグッと上がる、やや高価な猫種でもあります。

【4位】混血種・雑種
まだまだ血統書猫どもには負けないぞと言わんばかりに、人気の衰えない「混血種」の猫たち。血統書の猫たちに比べ、条件によっては免疫力や抵抗力が強い子が多く、体も丈夫な猫が多いのも、雑種の特徴です。まだまだ健在です。

【5位】ノルウェージャン・フォレスト・キャット
ようやく5位にランクインされたのは長毛種&サイズもやや大きめの「ノルウェージャン・フォレスト・キャット」です。その綺麗な容姿と、美しい被毛に虜になる飼い主さんもたくさんいるはず。

【6位】ブリティッシュ・ショートヘアー
ランキングの中では、意外と知名度が一番低いような気もする「ブリティッシュ・ショートヘアー」。実は非常に歴史の古い猫種でもあり、被毛も気持ちいい猫です。

【7位】ロシアンブルー
グレーともブルーとも見える、非常に美しい被毛を持つロシアンブルー。鳴き声を発さない猫でも知られ、人懐っこい所もあるので、飼育しやすい猫種の一つでもあります。

【8位】ラグドール
断トツの大きさを誇る「ラグドール」。性格も温和な子が多く、毛並みも美しい猫種でもあります。一度飼うと、大きさとかわいさで、虜になってしまいそうです。

【9位】ペルシャ(チンチラ)
もふもふの毛並みと、その愛くるしい表情が印象的な「ペルシャ」。もしかすると、ブサ可愛いの代表格とも言えるかもしれません。

【10位】ベンガル
野性味溢れるその容姿は、まるで野生のヒョウのような「ベンガル」。まさに小型のヒョウのような模様を持つベンガルは、野性的だけど人が大好きな品種でも知られます。

空前の猫ブーム?【人気の猫種と背景に迫る!】のまとめ

いかがでしたでしょうか。猫の人気品種は数年前から極端な変動は無く、特別に「猫ブーム」を牽引する品種がいるわけではなく、全体的に猫を飼育する人口が増えていっているという結果が見られます。

また、こうした「ブーム」の裏側には、飼育放棄等の悲しいニュースも増えてきてしまいますが、しっかりと愛情を持って飼育し、一生涯を共にするという覚悟の元で、生き物を飼うという事を改めて意識して行くようにしましょう。

猫は飼育が比較的楽だとも言われていますが、犬も猫もそれぞれに大変な部分は必ずあります。ただし、犬や猫に限らず、ペットとして飼える動物達は、飼育は大変でも、その分しっかりと愛情を返してくれます。

動物の性格や特徴をしっかりと理解し、心を通わせて行けるようにたくさん可愛がってあげるようにしましょう。

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