犬のダイエット方法で「おもちゃ」を利用しようしたことはあるでしょうか。使い方によってはおもちゃも立派なダイエットグッズにすることだって可能なんです。そこで今回は、なかなかダイエットが成功しない愛犬のために、おもちゃを利用したダイエット方法を解説していきたいと思います。

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おもちゃでダイエット効果


愛犬のダイエット方法は色々試してみたけれど、なかなか効果が出ていないと悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。そこで実践してみてほしいのが、おもちゃで遊びながらダイエットを目指すという方法です。

犬のおもちゃといえばストレス解消のためというイメージも強いですが、おもちゃの種類によってはダイエット効果が期待できたり、食欲の気をそらせることも出来るものもあるのです。

また、おもちゃで遊ばせることはカロリーの消費にも繋がり、まさに一石二鳥なダイエット方法となる場合もあるのです。

そのためには、まずはおもちゃの特性を理解したり、愛犬の好みや遊び方の好みを理解しておくことも大切です。まずは愛犬の好きな遊びについて理解を深めていきましょう。

愛犬の好みのおもちゃ

犬のおもちゃにも沢山の種類が存在します。今現在もおもちゃで遊ぶ子でしたら問題はありませんが、しばらくおもちゃで遊んでいないという犬は少し苦戦するかもしれませんね。そこでポイントとなるのが、愛犬のおもちゃの好みです。

子犬の頃に遊んでいたおもちゃを思い出してみましょう。愛犬は「音」に反応していたでしょうか。それとも「触感(食感)」でしたか?もしくは「壊す」事が好きでしたか?

このように、愛犬の遊び方もそれぞれ。好みが分かれるところです。例えば、ボールを投げて取ってくる遊びが好きな犬もいれば、ボールに全く興味を示さない犬もいます。運動も兼ねられるのでボール遊びはダイエットにも効果的ですが、ボールに興味を示さないのであれば、いくらボールを投げてもダイエット効果は期待できませんね。

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知育トイを利用したダイエット


おもちゃで遊ぶ事が少ない子は、おやつは好きでしょうか。

愛犬の肥満の原因でもあるおやつですが、おやつの与え方を変えることでダイエットを図ることも可能です。そこで活躍するのが「知育トイ」です。

知育トイは子犬のおもちゃと思いがちですが、しつけの一環として利用されるおもちゃですので、おやつを挟んだり、知育トイの中におやつを入れてしつける場合もあります。この使い方を応用してダイエットに役立ててみましょう。

いつものおやつの時間は、知育トイにおやつを入れて与えてみましょう。また、ここでポイントとなるのは、いつもおやつを2個〜3個与えているのであれば1個にする(1個しか与えていないのであれば1個のままで)事です。

知育トイはなかなかおやつを取り出せないので、犬も色々と考えておもちゃを食べようとします。いつものおやつですと、すぐに食べてしまうところが、1個のおやつに時間をかけますので、犬の集中力を食欲ではなく考えることに切り替えることが出来ます。

ロングセラーの「コング」もおすすめ

犬の集中力は5分程度と言われています。こうしておやつを取り出すことに集中(遊ばせる)させることでエネルギーを消費させ、また、いつもよりも与えるおやつの量も減らすことが出来るので、カロリー減にも繋がります。

ようやくおやつを取り出せた時には、1個食べられただけでも満足しているでしょう。ダイエット中は特におやつの量に気をつけるべきです。せっかく減量用のドッグフードを与えていても、おやつを与えすぎていたのでは意味がありません。

さらに、「コング」などの知育トイでは歯磨き効果もありますので、愛犬の歯磨き効果も一緒に得ながら、ダイエットを行うことが出来ますのでおすすめです。この方法はおもちゃに興味がない犬でも、知育トイからおやつを取り出そうと考え始めるので、普段、おもちゃで遊んでいない犬にも試す価値がありますよ。

ボール遊びが好きな犬におすすめの「マカロニラバーボール」

ペットフードはドギーマンでお馴染みのドギーマンから販売されている「マカロニラバーボール」も、知育トイのように利用できるおもちゃのひとつ。

と言っても、マカロニラバーボールは知育トイではなくボール遊び用のおもちゃですが、ラバー素材で作られたロープをボール型に編み込んだおもちゃで、編み込みの間におやつをはさんで与えることが出来るおもちゃです。

ボール遊びが好きな犬であれば、知育トイにもなりますしボールのおもちゃにもなる製品です。また、噛み心地もグネグネしていますので、犬が好みそうな噛み心地のおもちゃでもあります。

ボールで遊ぶのが好きな犬であれば運動にもなってダイエット効果が期待できますし、おやつを与える時には知育トイよりも難易度が低いので、知育トイでなかなかおやつを出せなかった犬にも難易度を下げて与えることが出来ます。

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まるでおやつなおもちゃ「マローボーン」

おもちゃを壊すのが好きという犬であれば、おやつの代わりに「マローボーン」を与えてみるのも一つのダイエット方法です。

マローボーンは無毒性の硬質ナイロンで作られた骨型のおもちゃで、芯の部分にジャーキーフレーバーのペーストが入っているおもちゃです。風味も強いので、犬が夢中になって噛み付いてくれるおもちゃです。

ジャーキーフレーバーは植物性の成分で作られており、成分は以下の通りとなっています。

【マローボーン 原材料】
ジャーキーフレーバーペースト成分:植物性タンパク質、グルタミン酸ナトリウム、アミノ酸類、その他

【マローボーン 成分】
水分33%、植物性タンパク質17%、グルタミン酸ナトリウム19.5%、アミノ酸類7.6%、糖分8.4%、塩分2%、デンプン質3.8%、植物油6.68%

フレーバー部分まで到達すると糖分なども含まれるので、完全なダイエットとはなりませんが、結構固い素材で作られているのでマローボーン自体はそこそこ耐久性があります。

おやつを与える代わりにマローボーンを与えることで、おやつのことも忘れて夢中になってかみ始めますので、ダイエット中のおもちゃとしても最適です。

シニア犬にもおすすめの「アストログミボーン」


噛む力が弱くなった老犬にもおすすめのおもちゃが「アストログミボーン」です。アストログミボーンは弾力のある素材で作られた骨型のおもちゃで、まるでグミのような噛み心地のおもちゃです。

アストログミボーンには「ミントフレーバー」と「チキンフレーバー」の2種類があり、おもちゃ自体に風味がつけられているので、おやつ代わりに噛ませることでダイエット効果が狙えます。

上記で説明したマローボーンはかなり固い素材ですので、老犬にはあまりお薦めはできませんが、アストログミボーンであれば噛む力が弱くなっていても噛むことが出来ますので、ストレス解消にもなります。

直接的なダイエット効果はありませんが、1回のおやつをアストログミボーンに置き換えることで、ダイエットを行うことが出来るでしょう。

プロ目線から見たダイエットに適したおもちゃ

ダイエットとおもちゃを結びつけるのはなかなか難しいのですが、こうして使い方によっては、おやつ1回分をおもちゃを利用してダイエットに繋げることも可能なのです。

ポイントとしては、他のおもちゃのようにずっと遊ばせるのではなく、時間を決めて与えることです。できるだけ飽きないよう、希少性を高めてあげるのがポイントで、おやつのようにおもちゃを扱うと、愛犬もその気になってくれますよ。

上記で紹介した以外にもたくさんのおもちゃがありますが、どのおもちゃでも工夫次第ではおやつの代わりに夢中にさせることだって可能ですし、おやつ自体の量や回数を減らすことだって可能です。

ダイエット効果がなかなか現れないのは、もしかすると飼い主さんの甘やかしのせいというケースも多いです。その原因となっているのが、やはりおやつの与えすぎが多いので、おやつの与えすぎには十分に気をつけるべきなのです。

長々とダイエットをしているよりかは、スムーズにダイエットを終了させて、また元通りの生活を送らせるのが理想的です。そして、おもちゃを使ったダイエット法が成功すれば、ダイエット後でもおやつ代わりにおもちゃを利用することも出来ますので、長く使える方法にもなりますよ。

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