犬のダイエット方法の一つに置き換えダイエットがあります。置き換えダイエットはドッグフード等の10%〜20%程度を手作り食に置き換えて、栄養をしっかりと摂取させながらカロリーオフを目指すものです。
そんな置き換えダイエットでおすすめなのがキャベツです。今回はキャベツの与え方や栄養について解説していきたいと思います。
置き換えダイエット
犬のダイエットもしっかりとカロリーのコントロールを行わなければうまく痩せられない場合が多いです。
ダイエットを行うためには最低限のポイントを押さえる必要がありますが、しっかりと犬の栄養素について理解を深めることで、特にドッグフードの量を減らすこと、またはこれまでよりも多い量のフードを与えながらダイエットを成功させることも可能です。
その方法となるのが「置き換えダイエット」と呼ばれる方法です。人間のダイエット方法としても知られる置き換えダイエットですが、ドッグフードなどに含まれる原材料を別の食材に置き換え、カロリー量を抑えつつヘルシーな原材料に食材を置き換える、置き換えダイエット法は犬のダイエットにも最適な方法なのです。
犬のダイエットを成功させるには?
犬のダイエットを成功させるためには、日頃の食生活の見直しを行う必要があります。その基本となるのがドッグフードの給餌量とドッグフードの内容です。
ドッグフードは基本的に1日に犬が必要としている栄養を、1日量で賄うことが出来るように調節されています。数グラムの誤差があっても問題はありませんが、極端に多ければカロリーオーバーだけでなく、栄養過多になってしまう可能性もあります。
その逆でダイエット中だからといって給餌量を減らしてしまっては、カロリーを抑えることは出来ても、栄養不足の自体を招いてしまう可能性もあるのです。ドッグフードの給餌量は多くても少なくても、何かしらのリスクをおってしまいますので、愛犬の給餌量はしっかりとコントロールする必要があるのです。
おやつのあげすぎに注意
次に大切なのは「おやつ」を与えすぎていないかどうかというポイントです。
前述の通り、1日に必要なカロリーや栄養は、ドッグフード1日量でしっかりと摂取することが出来ています。そのため、おやつを与えてしまうと必然的にカロリーオーバーを引き起こすことになってしまうのです。
適量であれば特に気にする必要はありませんが、1日に3回、4回とおやつを与えている場合には要注意。また、おやつの原材料によっても注意が必要になってきます。
おやつを与えているのであれば、おやつの原材料、与えている量を意識しなければダイエットを成功させることは難しいでしょう。極端に言えばおやつは与えなくても問題はありませんが、愛犬にとっても1日のお楽しみがなくなるのはストレスにもなりかねません。
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運動も大事なダイエットの手段
ドッグフードの給餌量、おやつの量をコントロール出来れば、次に大切なのは運動量。やはりある程度の運動は行ったほうがダイエット効果を与えることも出来ますし、愛犬の健康維持にも良い効果を与えてくれます。
前述でも説明したドッグフードの1日分の栄養は、ある程度の運動量を加味した数値でもあります。これが全く運動していない状態であれば、摂取したカロリーを消費することもなく、脂肪へと蓄えられてしまいます。
ランニングやスポーツ等、ハードルの高い運動でなくとも、1日1回〜2回の散歩でもある程度の運動量を取ることは出来ますので、愛犬のストレス解消・運動不足の解消のためにも、1日2回程度の運動(散歩)を取り入れてみましょう。
ドッグフードの原材料、成分を参考に
上記で説明してきたポイントを理解した後は、摂取カロリーや犬の栄養素について理解していきましょう。ポイントとなるのはドッグフードに記載されている原材料、そして成分値です。
ドッグフードに記載されている原材料は、はじめに記載されているものから配合量が多いことを表しており、一番始めに表記されている原材料がドッグフードの主原料となります。
成分値に関しては1日量ではなく、多くが100gあたりの成分値を表していますので、愛犬の給餌量×100gあたりの成分値が、愛犬に適した1日の成分値ということになります。
ドッグフードの種類によって原材料、成分値は異なりますので一概に規定の成分値というものはありませんが、おおよその成分値というものはありますので、ドッグフードに記載されている成分値を参考に考えてきいましょう。
キャベツは置き換えダイエットにも最適
こうしたポイントを抑えて初めて、置き換えダイエットを考えていくことが出来ます。置き換えダイエットといっても、置き換える原材料によってはダイエット効果が得られないものもあります。
今回は置き換えダイエットとしてもおすすめのキャベツを例に挙げていきますが、置き換えダイエットに適した食材はキャベツ以外にもたくさんありますので、キャベツだけにこだわらず、色々な食材を利用して置き換えダイエットを実践してみると良いでしょう。
その中でもキャベツは特筆して食物繊維の量が多い食材です。便通の良くない犬にもおすすめの食材ですが、一気にキャベツを与えてしまうと、今度は食物繊維の量が多すぎて便が緩くなってしまいます。
また、便の状態が安定していない犬にもおすすめではありますが、少量から与えるようにし、キャベツを消化するのに慣れさせてあげる必要があります。
栄養豊富なキャベツ
キャベツは食物繊維以外にも、抗酸化作用にも効果が期待できる食材です。がん予防など、愛犬の内側から健康にしてくれる効果も期待できますので、積極的に取り入れていきたい食材の一つです。
この他、老化予防にも良い効果を与えるカロテンや抗酸化作用、疲労回復にも効果的なビタミンC、ビタミンK、カルシウム、カリウムといったように、様々なビタミン、栄養素を摂取することが出来ます。
キャベツは100gあたり22.9Kcalほど。脂質は0.2g、タンパク質は1.3gととてもヘルシーな食材です。カロリーとタンパク質、脂質のバランスを考えてドッグフードと置き換えてみましょう。
場合によってはドッグフードの給餌量以上に量を与えられますので、愛犬も喜んで食べてくれることでしょう。
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キャベツの与え方
キャベツを置き換えダイエットに使用する際には、軽く茹でてから与えるようにしましょう。基本的に犬は肉食動物になりますので、植物成分を消化するのが苦手としています。そのため、消化のしやすいように軽く茹でてあげると、消化の負担も軽減させることが出来ます。
生のままでも与えることは出来ますが、消化するのにも負担がかかってしまい、便通も逆に悪くなってしまう可能性があります。軽く茹でてあげたあとは、さらに消化のしやすいように細かく刻んであげましょう。
また、キャベツを加える際には念の為、まずは5g〜10g程度から初めて見ると安心です。愛犬の便の状態を確認しながら、少しずつ量を増やしてあげるようにすると、より安心して与えることが出来ます。
プロ目線から見たキャベツのメリット
前述の通り、犬は食物繊維を消化するのが苦手な動物。逆を言えば、食物繊維は消化がしにくいために、腹持ちが良いという事にも繋がります。
あまりに大量にキャベツを与えるのはおすすめできませんが、適量を守ればキャベツは犬にとってもヘルシーで、かつ腸内環境改善にも役立ち、さらにダイエット効果を得られる優れた野菜です。
ポイントとなるのは、少量ずつ、一気に与えすぎない事です。夏場には水分補給にもなりますので、是非取り入れてみましょう。そして、軽く茹でることである程度消化しやすい状態に仕上げてあげることも大事です。
置き換えダイエットに限らず、日頃のドッグフードのトッピングに加えてあげることでもキャベツの良い効果を得ることが出来るでしょう。
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