胴長短足で可愛らしい容姿で、日本でも人気の犬種「コーギー」。コーギーはかつて牧畜犬として活躍した犬種ですが、ペットとして飼われているコーギーはダイエットを必要とする子が多いようです。

そこで今回は、コーギーのダイエット方法と、そのポイントについて解説していきたいと思います。

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コーギーについて


コロンとしたからだのイメージも強い「コーギー」。コーギーはその見た目とは違って運動量を必要とする犬種です。また、コーギーは体重管理の難しい犬種ですので、運動量に加えて食事の量もコントロールしてあげなければなりません。

肥満気味のコーギーを一度は見たこともあるのではないでしょうか。胴長短足で、体つきも意外にしっかりとしていますので、見た目には少しコロンとした身体をしていますが、コーギーの平均体重はおおよそ10kg〜15kgほどと意外と重め。

コーギーは中型犬の一種で、かつては牧畜犬として従事してきた犬種ですので、身体は筋肉質なのです。また、コーギーの性格も牧畜犬からの名残で活発な性格をしている子が多いようですね。

コーギーのダイエットに必要な方法とは?

そんなコーギーですが、コーギー飼いの悩みの一つに「太りやすい」という問題があります。日頃から運動量の多い子はダイエットに悩まされる心配もないかと思いますが、意外と多くのコーギーがダイエットに悩まされているのではないでしょうか。

コーギーのダイエットと行うには、まずはコーギーという犬種の性格や特徴を理解しておく必要があります。

前述の通り、コーギーは牧畜犬で従事してきた犬種ですので、運動量は多めです。さらに性格も活発ですので、遊ぶことが大好きです。この運動量と、活発な性格を支えるのがタンパク質です。

タンパク質は筋肉を作るのに欠かせないもので、犬の健康維持にも必須の栄養素となります。単にタンパク質と言っても、「植物性タンパク質」「動物性タンパク質」と2つのタンパク源が存在します。

植物性タンパク源に代表される食材は「大豆」や「小麦」「トウモロコシ」などが挙げられます。これらの食材は、ドッグフードにも多く使われているのでご存知のかたも多いのではないでしょうか。

対して動物性タンパク源に挙げられるのは「肉」や「魚」です。最近では動物性タンパク源にこだわったドッグフードも多く登場してきていますが、その違いとは何なのでしょうか。

犬の食性について理解する

犬は本来、雑食性の肉食動物です。そのため、犬は肉の消化に適した内蔵を持っており、その特徴の一つとなるのが腸の長さです。実は草食動物は肉食動物よりも遥かに長い腸を持っており、時間をかけて消化するのに適した内蔵を持ちます。

「肉」は消化しやすい食材で、植物類は消化されにくい食材ですが、肉食動物である犬の主食は肉ですので、そんなに長い腸を必要としていないわけです。また、肉食動物の食事の仕方を見てみると、食いちぎって丸呑みする食べ方ですが、草食動物はモグモグとしっかりと食べ物を咀嚼して、消化のしやすい状態にしてから飲み込んでいますね。

食性の違いからも分かる通り、犬にとって消化のしやすい食材は肉であると言え、犬に適したタンパク源が動物性タンパク源であることもわかります。

ダイエットは量より質


実際に異なるドッグフードメーカーの原材料を見てみましょう。比較としてはやや差が大きいグレードになってしまいますが、安価なドッグフードでは主原料に穀物類を使用していることがわかるかと思います。対してプレミアムフードであるキアオラの主原料は、動物性タンパク源である「ベニソン生肉」が配合されています。

【キアオラ ベニソン 原材料】
ベニソン生肉、乾燥サーモン、えんどう豆、タピオカスターチ、全粒亜麻仁、鶏脂、ポテト、キャノーラ油、天然フレーバー、乾燥ベニソン、フィッシュオイル、タウリン、ビタミン類(ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、ビタミンAサプリメント、チアミンモノニトレート(ビタミンB1)、リボフラビンサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンD3サプリメント、葉酸(ビタミンB9)、塩化コリン)、ミネラル類(塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、炭酸カルシウム、硫酸銅、硫酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト、亜セレン酸ナトリウム、塩化カリウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物・グリーンティ抽出物・スペアミント抽出物)

【ペディグリーチャム 成犬用 旨みビーフ&緑黄色野菜入り 原材料】
穀類(小麦、さとうもろこし、大麦、米、とうもろこし等)、肉類(チキン、ビーフ)、油脂類(牛脂、ひまわり油)、野菜類(にんじん、ほうれん草、トマト)、グルコサミン、ビタミン類(A, B1, B2, B6, B12, C, D3, E, ナイアシン、パントテン酸、葉酸、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、亜鉛、鉄、銅、ヨウ素、セレン、クロライド)、アミノ酸類(メチオニン)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5、二酸化チタン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、酸味料

ペディグリーチャムにかかわらず、多くのドッグフードにも穀物類は使用されています。実際のところ、ドッグフードに使用される穀物類は消化のしやすい状態にまで加工されていますので、想像しているよりかは消化のしやすいものではありますが、それでも動物性タンパク源には劣るでしょう。

消化の遅れは消化不良を引き起こしたり、思うように身体への消化吸収が行われていない事も考えられます。できる限りスムーズに消化できる食材が理想的であるのです。ましてや、肥満になりやすいと言われるコーギーですので、できる限りスムーズに消化できる動物性タンパク源の方が、コーギーには適しているかと思います。

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適した運動量も大事なポイント

続いて大事になるのは運動量です。日頃からしっかりと運動を行っていれば問題はありませんが、飼い主さんの感覚によって運動量は違います。

例えば、1日1回の散歩で十分だと思っていると、それは間違いです。また、散歩の時間も重要ですが、1回の散歩に最低でも30分は必要になります。コーギーに必要と考えられている運動量は、最低でも1日2回の散歩で、1回の散歩は30分以上が理想とされています。

逆に身体を酷使させすぎると身体を壊してしまう可能性もあります。身体を壊さないようにするためには筋肉が必要であり、筋肉をつけるための食事は動物性タンパク源であることが重要となるわけです。

ドッグフードを選ぶ際のポイント

コーギーのダイエットに必要な考え方は、運動量とタンパク質・食の質であることを説明してきましたが、ドッグフードを選ぶ際にポイントとなるのは、タンパク質の量だけではなく摂取カロリーもチェックする必要があります。

以下は先程、原材料で取り上げたフードメーカーの成分値になります。

【ペディグリーチャム 成犬用 旨みビーフ&緑黄色野菜入り 成分値】
タンパク質:18%、脂質:10%、カロリー:345Kcal/100g

【キアオラ ベニソン 成分値】
タンパク質:30%、脂質:15%、カロリー:376Kcal/100g

キアオラは動物性タンパク源も豊富ですので、タンパク質の量が高いことがわかりますね。ただし、脂質とカロリーが高いので、ダイエット中のコーギーにとってはやや高カロリーなドッグフードと言えます。

続いて「シュプレモ」のダイエットフードでもある「体重管理用」の成分値を見てみましょう。

【シュプレモ 体重管理用 成分値】
タンパク質:23%、脂質:10%、カロリー:335Kcal/100g

体重管理用フードだけ合って、タンパク質もある程度摂取できつつ、脂質・カロリーは控えめな内容であることがわかります。ただし、この成分値だけで単純に判断するのは間違いです。

プロ目線から見るコーギーのダイエット


ダイエット中のコーギーでなくとも、ドッグフードを選ぶ際のポイントの一つが「体重」です。その次に「愛犬の状態」や「活動量」がポイントとなります。

愛犬の状態とは、愛犬が避妊・去勢を行っているかどうか、病気の有無はないか等です。場合によってはダイエットする必要がない場合、ダイエットを行うと栄養価が下がりすぎてしまう場合もあるためです。

活動量は、その名の通り、愛犬の日頃の活動量となります。愛犬の性格は活発でしょうか、またはずっと寝ているようなタイプでしょうか。活発な犬とのんびり屋の犬とでは消費しているカロリーも大きく変わってきます。

愛犬の体重が「10kg」であっても、このようにタイプが違えば選ぶべきフードの内容も変わってくるのです。

参考までに、10kgのコーギであれば、1回の食事でおおよそ370Kcal〜390Kcalほどとなります。運動量がすくなく、活動的でないのであれば下の値で、活発な場合は上の値を参考にしてドッグフードを探して見るようにしましょう。

まとめ

コーギーのダイエットを成功させるためには、とにかく減量するのではなく、まずはコーギーの性格を把握し、本当に必要な栄養を考えることです。そのためにはドッグフードの切り替えが必要になってくるかと思いますが、大事なのは質の良いドッグフードを選ぶことであり、タンパク質にこだわったドッグフードを選ぶということです。

ダイエット中はカロリーも気にしなければなりませんが、単純にカロリーが低いドッグフードを選べばよいというものではない事がおわかりいただけたかと思います。

同じ犬でも犬種によっては適した栄養素があり、また、状態によっても選ぶべきドッグフードは変わってくるのです。ダイエットを成功させるために、単純に給餌量を減らしたり、低カロリーのドッグフードに切り替えていたのでは栄養のバランスも崩れてしまいかねません。

まずはしっかりと食の質を上げて、適した運動量をこなし、丈夫な体つくりを行うことが大事なのです。

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