アメリカ原産のペットフードブランド「ウェルネス」。イオンペットで販売されているので目にした方も多いと思いますが、ウェルネスシリーズの特徴としては豊富な動物性タンパク源を使用し、高タンパクなキャットフードであるということ。高品質な動物性タンパク源が使用されているので、愛猫の健康維持や皮膚・被毛のケアにも最適です。今回はこのウェルネスシリーズについて調べていきたいと思います。

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ウェルネスとは?

「ウェルネス」というキャットフードをご存知でしょうか。ウェルネスはアメリカで誕生したウェルペット社のペットフードブランドで、日頃からイオンペットによく行く方は、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

ウェルペット社は元々100年以上の歴史がある乾パン製造会社と、50年以上の歴史があるペットフードメーカーが統合して誕生した会社で、ウェルネスブランドのキャットフードが誕生したのも2000年と、比較的まだ新しいキャットフードです。

そんなウェルネスの特徴となるのが、第一主原料に動物性タンパク源を使っていること、合成添加物を使用していないこと、穀物類を使用しないグレインフリーのキャットフードであるというポイントです。

安全性の高いキャットフード


ウェルネスブランドのキャットフードには、基本ラインとなる「ウェルネスシリーズ」に加え、穀物不使用で作られた「ウェルネス穀物不使用」、高タンパク・穀物不使用の「ウェルネスコア」のシリーズがあります。また、ウェルネスブランドのウェットフード、グレインフリーのトリーツといったラインナップもあります。

ウェルネスに使用される原材料はすべて高品質な物が使われており、アメリカで食品の安全基準や管理基準に厳しいルールを定めているFDA(米国食品医薬品局)やUSDA(米国農務省)、EPA(米国環境保護省)といった機関が設けている基準をクリアした原材料が使われています。

近年はペット用の原材料にも高い品質が求められています。中でも合成添加物を使用していないのは、近年ではもはや当たり前になりつつあります。しかしながら、安価なキャットフードでは未だに着色料や保存料に合成添加物が使用されていたりもします。

こうしたキャットフードを与え続けることは、愛猫の健康にリスクを生じる可能性も高く、できるだけ避けておきたいところです。ウェルネスはこうした心配をする必要もなく、安全が保証された食材で作られたキャットフードとなっています。

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基本ラインの「ウェルネス」

ウェルネスブランドの中でも基本のラインナップとなるのが「ウェルネス」です。ウェルネスは、穀物アレルギーを引き起こす原因と考えられている「グレイン」を多量に含む小麦やトウモロコシを使用せず、白米などを採用したシリーズで、しっかりと炭水化物も摂取、さらに食物繊維も豊富に含んでいるので、猫のトラブルに多い毛球症予防にも最適です。

そして、ウェルネスブランドの特徴でもある動物性タンパク源も豊富に配合。これにより、豊富なタンパク質を摂取することが可能となっています。このほか、グルコサミンやコンドロイチンと言った成分も配合されていますので、関節ケアにも配慮されています。

ウェルネスブランドは高タンパクが特徴となっているブランドですが、他のウェルネスのラインナップにはない「7歳以上」の高齢猫用のラインナップがあるのは、このウェルネスシリーズだけとなっています。

【ウェルネス 室内猫用 骨抜きチキン 原材料】
骨抜きチキン、チキンミール、白米、ニシンミール、大麦、オート麦、粗挽き玄米、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、トマトポマス、粗挽き亜麻仁(オメガ-3脂肪酸源)、クランベリー、チキンエキス、チコリ根抽出物、乾燥こんぶ、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、L-カルニチン、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、A、アスコルビン酸、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸)、ミネラル類(塩化カリウム、塩化カルシウム、亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、鉄タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物) ※乳酸菌

【ウェルネス 室内猫用 骨抜きチキン成分値】
タンパク質:30%、脂質:11%、粗繊維:4%、灰分:7%、水分:10%、カロリー:353Kcal/100g

成猫向けの「ウェルネスコア」

「ウェルネスコア」はウェルネスブランドの中でも特に高タンパク質なラインナップで、動物性タンパク質をより豊富に配合しています。また、消化するのに負担がかかってしまう穀物類は一切使用していないグレインフリーのキャットフードであることも特徴となっています。

猫は本来、肉食の動物ですので動物性タンパク質を消化することに適した内蔵を持ちます。そのため、キャットフードも動物性タンパク質が多いほうが猫は消化しやすく、体への負担も少なく、スムーズに栄養を摂取することが出来ます。

【ウェルネスコア 成猫用 オリジナル 原材料】
骨抜き七面鳥、骨抜きチキン、七面鳥ミール、チキンミール、えんどう、ニシンミール、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、乾燥粗挽きじゃがいも、トマトポマス、粗挽き亜麻仁(オメガ-3脂肪酸源)、チキンエキス、サーモン油、クランベリー、チコリ根抽出物、乾燥こんぶ、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、A、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸、アスコルビン酸)、ミネラル類(亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、鉄タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)  ※乳酸菌

第一主原料には「骨抜き七面鳥」が使用され、続いて「骨抜きチキン」「七面鳥ミール」「チキンミール」が採用されています。また、不飽和脂肪酸を含む「ニシンミール」等の動物性タンパク質も含まれています。

ウェルネスコアの成分値について


ウェルネスコアは上記のように、豊富な動物性タンパク質を含んだラインナップが揃い、ウェルネスコア オリジナルに関してはタンパク質も45%という高配合のキャットフードになっています。

【ウェルネスコア 成猫用 オリジナル 成分値】
タンパク質:45%、脂質:18%、粗繊維:3%、灰分:10%、水分:10%、カロリー:397kcal

基本ラインの「ウェルネス」と比較すると、かなりタンパク質も高く、脂質やカロリーもかなり高くなっていますので、活発な成猫に特におすすめなキャットフードと言えるでしょう。

猫の丈夫な体つくり、丈夫な筋肉を作るためにはタンパク質が欠かせません。基本的にウェルネスコアシリーズは子猫から成猫までを対象としていますが、高齢と呼ばれる年齢の猫でも、豊富なタンパク質を必要とする高齢猫は居ます。

ただし、活動量の少ない高齢猫には合わないシリーズではありますので、基本的にはウェルネスコアは成猫用として考えたほうが良いでしょう。とはいえ、飼い主さんがしっかりと体調や状態を把握しておかなければなりませんが、高齢猫でも与えることが出来ますので、状態を見て少量ずつ混ぜるという使い方も出来そうです。

「ウェルネス穀物不使用」

前述でも触れましたが、猫は肉を消化するのに適した体をしていますので、植物や穀物類を消化するのに時間がかかってしまいます。消化に時間がかかるということは、それだけ身体にも負担がかかっている事にもなり、思うような栄養を摂取できていない可能性もあります。

また、近年は穀物アレルギーを持つ猫も増えてきており、穀物を使用しないグレインフリーのキャットフードが増加してきています。「ウェルネス穀物不使用」もグレインフリーのキャットフードで、基本ラインのウェルネスとは違い、より消化もよく、動物性タンパク質と植物成分のバランスが最適になっています。

愛猫の糞便が安定しない時や、食欲が低下している時などにもおすすめとなるのが、このウェルネス穀物不使用シリーズです。

【ウェルネス穀物不使用 成猫用 骨抜きチキン 原材料】
骨抜きチキン、チキンミール(グルコサミンおよびコンドロイチン硫酸源)、えんどう、ひよこ豆、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、トマトポマス、粗挽き亜麻仁(オメガ-3脂肪酸源)、乾燥粗挽きじゃがいも、チキンエキス、サーモン油、クランベリー、チコリ根抽出物、乾燥こんぶ、ラクトバチルス・プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、A、アスコルビン酸、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸)、ミネラル類(塩化カリウム、亜鉛タンパク化合物、硫酸亜鉛、炭酸カルシウム、鉄タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)
※乳酸菌

【ウェルネス 室内猫用 骨抜きチキン 成分値】
タンパク質:40%、脂質:18%、粗繊維:4%、灰分:7.5%、水分:10%、カロリー:390kcal

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「ウェルネス」ブランドのおやつ


ウェルネスは上記のキャットフードのラインナップ以外にもウェットフードの「ウェルネスコア ディバインデュオ」「ヘルシーインダルジェンス」の2ラインナップ、猫用トリーツの「キトルズ」があります。

キトルズはグレインフリー、合成添加物不使用のトリーツで、愛猫に安心して与えることが出来ます。また、1粒のカロリーはわずか1.1Kcalというライトなトリーツですので、カロリーオーバーの心配をあまりしなくても良い猫用トリーツとなっています。

可愛い愛猫にはついついおやつを与えてしまいすぎることもありますが、低カロリーなおやつなので極端にカロリーを気にしないでも良いでしょう。また、原材料は厳選された自然素材、第一主原料には動物性タンパク源が使われているのも、ウェルネスブランドならではのおやつとなっていますので、おすすめです。

まとめ

ウェルネスブランドのキャットフードは、よりタンパク質を欲している成猫に特におすすめなキャットフードブランドと言えそうです。説明してきたとおり、高齢猫はあまり高すぎるタンパク質は、逆にリスクを生じてしまう可能性も。

ただし、低タンパク質な食事ばかりも病気を引き起こす可能性がありますのでお薦めはできません。そんなシニア猫にも、まだまだ活動的であれば主食として、少し身体に配慮するのであればトッピングとしても利用しやすいキャットフードです。

猫にとっては高品質な動物性タンパク質が豊富に含まれたキャットフードの方が、より健康な体作りを維持しやすく、嗜好性も高いと言えます。食欲の落ちている猫や消化不良気味の猫にもおすすめのキャットフードですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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