ネットでも話題のドッグフード「モグワン」。対して動物性タンパク源が98%も配合されているドッグフード「ジウィピーク」。同じドッグフードですが、両フードの違いや特徴はどのような部分なのでしょうか。

そこで今回は「モグワンドッグフード」と「ジウィピーク」の成分値や品質内容を徹底比較してみたいと思います。

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モグワン ドッグフードの特徴について


「モグワン」は食いつきの良さを求めて作られたドッグフードで、非常にシンプルなグレインフリーの原材料と、動物性タンパク質を50%以上含むドッグフードです。

その食いつきの良さも、自社調べでは97.8%という高い数字。日頃から食いつきの悪い愛犬にもぜひ一度試してみてほしいドッグフードです。また、タンパク質の量も多いので、活発な成犬にとって必要な筋肉を作るのにも役立ち、丈夫な体を維持するのに最適なドッグフードと言えます。

モグワンはシンプルな構成で作られているドッグフードで、ポイントとなっているのが手作り食という発想です。家庭内で愛犬の手作りごはんを作る際には、あれやこれやと材料を使うことはありません。

モグワンに関しても同じことが言え、比較的家庭内でも手に入りそうな原材料を多く使っており、仮にフードにトッピングを加える際にも、栄養管理のしやすい原材料ですので組み合わせを考えやすいドッグフードとも言えます。

モグワンの原材料

モグワンの原材料について見てみましょう。モグワンに使用されている原材料は全て人間が食べられるレベルの、高品質な原材料が使用されています。

動物性タンパク源はもちろん、野菜や果物に関してもヒューマングレードの原材料が使われているので、安心して愛犬に与えることができ、また品質も高いので素材そのものの嗜好性も高くなっていると言えるでしょう。

【モグワン ドッグフード 原材料】
チキン&サーモン53%(チキン生肉20%、生サーモン11%、乾燥チキン11%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、りんご、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌

上記の通り、動物性タンパク源には「チキン生肉」をはじめとした原材料が50%以上使われています。また、モグワンには穀物類が使用されていませんので、愛犬もスムーズな消化・吸収が期待できます。モグワンはこのようにシンプルに、動物性タンパク源と消化のしやすい野菜や果物、ハーブ類が使われており、合成添加物も一切使用されていません。

食いつきもよく、消化のしやすいドッグフードになっていますので、偏食気味の犬や消化能力の弱いにも安心して与えられるドッグフードと言えるでしょう。

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ジウィピークの特徴について

ニュージーランド原産のドッグフード「ジウィピーク」は、動物性タンパク源を98%も使用したドッグフードです。また、原材料に使われる動物性タンパク源は、ニュージーランド原産の新鮮で安全な食肉が使われています。

ニュージーランドは世界でも有数の、BSEや口蹄疫など疫病が発生していない非感染国で知られます。ニュージーランドは非常に厳しい「防疫法規制」が敷かれているため、家畜や農業、漁業には厳しい環境規制が行われています。それゆえに、疫病の発生を防いでいますが、こうして安全を維持しているからこそ、ニュージーランド産の食肉は高い評価を受けています。

また安全性だけではなく、ニュージーランドの恵まれた環境下で、自然に育てられた家畜たちは、ケージで飼育されているような家畜たちと違い、その品質も高いレベルであると言えるでしょう。

こうした食肉を贅沢に使用したジウィピークですが、使用するのはヒューマングレードの食肉で、使用される部位は生肉と内蔵のみ。栄養価の低い副産物は使用されていません。

ジウィピークの原材料


ジウィピークの原材料を見てみましょう。前述の通り、ジウィピークはドッグフードの98%が動物性タンパク質で作られています。犬は本来、肉食の動物ですので、肉を消化するのに適した臓器を持ちます。

そのため、ジウィピークはより消化のしやすいドッグフードであるというもポイントの一つとなります。摂取量の実に95%がスムーズに消化・吸収されるというデータが取られており、消化を良くすることでより多くの栄養を体内に吸収出来るということです。

【ジウィピーク ラム 原材料】
生肉・内臓・魚介類…98%(ラム生肉、シープハート生肉、シープレバー生肉、シープトライプ生肉、シープキドニー生肉、シープラング生肉、ラムボーン、ニュージーランド緑イ貝)、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草、海塩、パセリ、ミネラル類(重炭酸カリウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、セレン酵母、マンガンアミノ酸複合体)、ビタミン類(E、B1、D3、葉酸)、酸化防止剤(天然ミックストコフェロール/ビタミンE) *本製品は遺伝子組み換え原材料を使用していません。

また、ジウィピークはグレインフリーのドッグフードでもあります。安価なドッグフードには多くの穀物類が使われていますが、本来、犬は穀物を消化するのが苦手です。そのため消化するためには長い時間を要することになり、結果として消化不良を招くだけでなく、場合によっては穀物アレルギーを引き起こすこともあります。

ジウィピークはグレインフリーのドッグフードであり、豊富な動物性タンパク質を含む消化のしやすいドッグフードでもあるのです。

モグワンとジウィピークの成分を比較

では実際にモグワンとジウィピークの成分値を見てみましょう。

タンパク質はモグワンが28%、ジウィピークが36%という内容。ジウィピークは今回「ラム」で比較していますが、他のラインナップではタンパク質が45%という「ベニソン(鹿肉)」などもあります。

脂質に関してはモグワンが12%、ジウィピークが35%と圧倒的にジウィピークの方が高脂質のドッグフードとなっています。また、カロリーに関してもモグワンが344Kcalに対し、ジウィピークは560Kcalという数値です。

【モグワン 成分】
粗タンパク質:28%、脂質:12%、粗灰分:8%、粗繊維:3%、水分:8%、オメガ6脂肪酸:1.63%、オメガ3脂肪酸:1.29%、エネルギー(100gあたり)/約344kcal

【ジウィピーク ラム 成分】
粗タンパク質:36%、脂質:35%、粗灰分:8%、粗繊維:2%、水分:14%、エネルギー(100gあたり)/約560kcal

ジウィピークはかなり活発な成犬向きの内容と言えるでしょう。肥満体質な犬や、高齢犬は給餌量を減らすなどしないと、かえって肥満になってしまったり、高齢犬は腎臓に負担がかかってしまうかもしれません。

対してモグワンは比較的どの年齢の犬にも与えやすい内容となっています。タンパク質の量は28%でもやや高めではありますが、愛犬の体調を見て給餌量をコントロールする程度で問題はないでしょう。

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プロ目線から見たフードの比較


モグワンもジウィピークも高品質なドッグフードには違いありませんので、どちらもおすすめのドッグフードと言えますが、ジウィピークが最もネックになる部分としてはコストの面です。

ジウィピークの給餌量は、5kgの成犬で1日おおよそ51g〜69g。対してモグワンの給餌量は1日おおよそ104g。給餌量だけみると、やはりジウィピークの方がほぼ肉に近いドッグフードですので、かなり少ない量で十分に栄養を摂取することが可能となっていますが、コストだけでみると

モグワン 1.8kg:3,960円(税抜)
ジウィピーク 1kg:6,519円(税抜)

という価格です。やはりジウィピークはかなり高品質なドッグフードですが、2倍〜3倍程度の価格差がついてしまいます。モグワンは主食として、ジウィピークはトッピングとして利用するのが最適かもしれませんね。

まとめ

モグワンとジウィピークを比較してきましたが、モグワンは一般的な犬におすすめのドッグフードであるという事が言えるでしょう。対してジウィピークが最もおすすめなのは活発な成犬、ただし、ドッグフードの品質自体はかなり高品質なものですので、高齢犬でも消化吸収がよく、給餌量さえコントロールすれば少量でも十分な栄養を摂取できるドッグフードと言えます。

ドッグフードの内容自体ではジウィピークの圧勝という形だと思いますが、やはりネックとなるのはその価格ではないでしょうか。この品質ですと仕方のない部分かもしれませんが、1食あたりのコストはかなり高いので、その点だけが残念な部分です。

その点、モグワンはプレミアムフードの品質で与えやすい価格帯ですので、一般向きのドッグフードと言えるでしょう。また、内容自体も良い品質だと思いますので、偏食気味の犬にも試す価値があるかと思います。

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