より多くのタンパク質を必要とし、味にもうるさい猫ですが、なかなか良いキャットフードを見つけることが出来ない。そんな悩みを抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、動物性タンパク源を80%以上使用した高タンパクで、旨みにも自信ありのキャットフード「ジャガー キャットフード」の内容や成分について解説していきたいと思います。

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日本と欧米諸国のキャットフード


日本でも様々なキャットフードが販売されている中、海外産のキャットフードもかなりの数が登場してきています。

その多くはアメリカ原産のキャットフードであったり、ヨーロッパ原産のキャットフードであったりしますが、いずれのキャットフードも品質的には非常に高いものも多く、近年ではさらにクオリティの高いキャットフードが増えてきています。

対して日本原産のキャットフードですが、「メード・イン・ジャパン」と聞くと品質も高いように感じられますが、ペットフードに対する考え方や法律といった点において、残念ながら日本はまだまだ欧米諸国のレベルに達しているとは言えません。

また、日本では食いつきが良い=品質が良いという誤った認識もまだまだ色濃い感じですので、どんな内容が高品質であるのかも、まだまだ浸透していないと言えます。

ヒューマングレードは当たり前?

動物愛護先進国、もしくはペット先進国とも呼ばれる欧米諸国では、ペットフードに人間も食べられるクオリティの原材料を使用した「ヒューマングレード」のペットフードであるのは、もはや当たり前。

国内産のキャットフードにも、近年ではヒューマングレードのキャットフードが登場してきてはいますが、合成添加物が使用されているキャットフードや、品質自体に疑問が残るようなキャットフードがまだまだ多く、市場規模としてもこうしたキャットフードが独占気味といった状態です。

CMでも見かけるようなキャットフードは、合成添加物が使用されているものも多いですが、ペット先進国の一部では合成添加物の使用を法律で禁じている所もあるほどで、日本とこれらの国の差は広がるばかりの状況でもあります。

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イギリス原産の「ジャガー キャットフード」

では、今回ご紹介する「ジャガー キャットフード」はどうなのでしょうか。

ジャガー キャットフードはイギリス原産のキャットフードで、当然ながらヒューマングレードの原材料を使用した、高品質なキャットフードです。また、合成添加物も使用されていないキャットフードとなっています。

着色料や保存料、酸化防止剤などに使用される合成添加物ですが、ものによってはアレルギーを引き起こす要因となったり、発がん性が疑われるものも。特に着色料に関しては何のメリットもない添加物ですが、これもまた、日本ではよく使用される添加物でもあります。

ジャガー キャットフードに使用される添加物は、自然由来の添加物であり、保存料を例に挙げると天然のビタミンE(ミックストコフェロール)が保存料の役割を果たしています。

ジャガー キャットフードの原材料


では具体的に、ジャガー キャットフードの原材料について見てみましょう。

【ジャガー 原材料】
骨抜きチキン生肉・鴨生肉、乾燥チキン・乾燥鴨肉、生サーモン・生マス、じゃがいも、卵、サツマイモ、エンドウ豆、チキンレバー、鶏脂、チキングレイビー、タウリン、DL-メチオニン、アルファルファ、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、ミネラル類(アミノ酸水和物亜鉛キレート、アミノ酸水和物鉄キレート、アミノ酸水和物マンガンキレート、アミノ酸水和物第二銅キレート、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンC)、クランベリー、アサイー、ブルーベリー、マルベリー、りんご、トマト、オレンジ、梨、にんじん、ほうれん草、カリフラワー、マリーゴールド、海藻、朝鮮人参、緑茶、生姜、プロバイオティクス、L-カルニチン

ジャガー キャットフードは、原材料の80%以上が動物性タンパク源となっています。上記でも分かる通り、第一主原料には「骨抜きチキン生肉」「鴨生肉」が使用されており、猫が最も必要とするタンパク質が高配合となっています。

動物性タンパク源が多く使用されているということは、それだけ肉々しい食事を摂取できるということです。旨味成分等でごまかされたキャットフードとは違いますので、動物性タンパク源の素材の旨味がしっかりと凝縮されたキャットフードと言えるでしょう。

食いつきの良いキャットフードを判断する際には、主原料や成分を確認することである程度判断が付きます。ジャガー キャットフードのように動物性タンパク源を多く使用したキャットフードは、肉の旨味も強いために食いつきも良い傾向にあります。

なお、原材料に穀物類などが多く使用されているキャットフードは、旨味成分等で濃い味付けが行われている場合が多いため、素材の旨味で食いつきが良いわけではないのです。

グレインフリーのキャットフード

穀物類を多く使用しているキャットフードはたくさん存在します。中には、猫にとってもよい配合になっている製品も存在しますが、本来、猫は肉食動物であるため、猫にとって最も必要となる原材料は動物性タンパク源であると言えます。

また、穀物類は猫にとって消化のしにくい食材でもあります。そのため、穀物類の含有量が多いキャットフードは便の量いという傾向もあります。愛猫の消化能力が弱ければ、消化不良を起こしてしまう場合もありますので、しっかりと確認するべきです。

ジャガー キャットフードには穀物類が一切使用されていないグレインフリーのキャットフードとなっていますので、愛猫の消化の心配もなく、愛猫の体に負担を掛けることなく消化することができるキャットフードと言えます。

ジャガー キャットフードの成分

続いてジャガー キャットフードの成分について見てみましょう。

【ジャガー 成分分析値】
粗たんぱく質40.00%、脂質20.00%、粗灰分9.00%、粗繊維3.00%、水分7.00%、オメガ6脂肪酸3.00%、オメガ3脂肪酸1.40%、リン1.58%、マグネシウム175mg/kg、ナトリウム0.6mg、カルシウム1.70%、カリウム0.95mg、タウリン2,000mg、エネルギー383.5kcal/(100gあたり)

ジャガー キャットフードのタンパク質は40%とかなり高タンパクなキャットフードとなっていますので、特に成猫が必要とする栄養をしっかりと補えるキャットフードとなっています。

参考までに、ロイヤルカナンの成猫用「フィット」のタンパク質は30%、カロリーは100gあたり384Kcalほど。アカナの「ワイルドプレイリーキャット」でもタンパク質は37%以上、カロリーは100gあたり410Kcalという内容です。

特にアカナも高タンパクで動物性タンパク源を豊富に使用した、ハイプレミアムなキャットフードといえますが、アカナのタンパク質よりも高配合のキャットフードとなっています。

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ジャガー キャットフードの口コミをチェック


ジャガー キャットフードが高品質なキャットフードということはわかったものの、店頭で見たことがないという方もいらっしゃるのでは。実はジャガー キャットフードは店頭販売を行っていないキャットフードで、ウェブのみの販売となっています。

そこでAmazonにて口コミをチェックしてみました。総評価としては16件のレビュー中3.5(満点が5)という評価になっています。

口コミの内容を見てみると、食いつきが良い・食べなかったという意見の分かれる口コミが多く見られます。こればかりは好みがあるので仕方のないところではありますが、すでに添加物だらけのキャットフードを食べている場合、人間で言えばテイクアウトのハンバーガーと自然食を比較するようなものなので、どちらが猫の体に良いかはおわかりのはず。

食いつきが良いという口コミでは、缶詰よりも食べてくれたという内容も見られることから、動物性タンパク源が多く含まれるキャットフードであることがわかります。

プロ目線から見た「ジャガー キャットフード」

口コミで多く見られるのは匂いがきついという内容です。他には飼い主さんが味見してみたところ、酷くしょっぱかったという口コミも見られました。

実際のところ、幼猫や成猫にとっては高タンパクなキャットフードは良質と言えますが、運動量の少ない成猫や高齢猫にとっては、やや高すぎるタンパク質とも言えます。ですので、タンパク質の量やカロリーも多いキャットフードですので、ここぞという時に取り入れても良いキャットフードと言えるでしょう。

猫は特に食のムラが起きやすいので、いきなりキャットフードを切り替えるのは危険です。最低でも2週間〜1ヶ月程度の期間をかけて、徐々にフードを切り替えるようにしましょう。

突然切り替えて食べることは食べますが、今度は突然食べなくなるという場合もあります。「食いつきがいい」という文言に惑わされず、少量ずつ混ぜて与えるようにし、より愛猫の健康に配慮したキャットフードを与えるようにしましょう。

こうした点で見ていくと、ジャガー キャットフードの評価は星3つ〜4つと言ったところです。

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